転職エージェントと電話面談のみでも問題なし！メリットや事前準備、流れなど解説

必要なものは電話だけ

電話さえあればできるのがメリットです。オンライン面談では、「Zoom」や「GoogleMeet」などのオンライン面談に使用するツールが必要になります。オンライン面談をする場所の確保も必要になります。電話面談であれば、静かな場所であればどこでも対応できるところもメリットです。

オンラインも来社も顔が見えるため、服装やメイクなどに気を遣う必要がありますが、電話では自宅でどのような服装をしていても問題ありません。

スキマ時間を活用できる

面談のために移動する必要もないので、移動にかける時間や費用がかかりません。電話ができる場所ならどこでも可能なため、スキマ時間を活用しやすく、在職中で忙しい人におすすめです。遠方の方でも転職エージェントのサービスを同じように受けられるのもメリットです。

通信環境を整える

電話やオンラインでの面談は、通信環境が悪いとスムーズに面談を受けられません。事前に電波や電池残量を確認しておいてください。

電話面談を受ける場所も考えておくといいでしょう。電話ができればどこでも面談は受けることができますが、カフェなど賑やかな場所だと声が聞こえにくいことがあるので、静かな場所を選ぶのがおすすめです。

また面談を受ける際はスピーカーでなくイヤホンを推奨します。スマホのスピーカーだとキャリアアドバイザーの声が反響して聞き取りにくかったり、音割れがしてしまったりするので、イヤホンを用意しておきましょう。

面談で聞かれることの回答を考える

面談でよく聞かれる転職理由や希望条件は話せるように整理しておくといいでしょう。後ほど「転職エージェントの電話面談で聞かれること」で質問内容と回答のポイントを紹介するので、答えられるように事前に考えておくとスムーズに面談が進みます。

職務経歴書を作成する

簡単なもので構わないので、職務経歴が分かるようにまとめておきましょう。面談では時間が限られているので、アピールポイントや実績など全て伝えきれない場合があるからです。

事前に職務経歴書の提出を求められることもあります。マイページなどの情報も追加しておくのがおすすめです。事前に情報を追加しておくことで、キャリアアドバイザーが確認をして経歴に合いそうな求人を用意しておいてくれることもあります。

関連記事：職務経歴書の書き方（職種別）と提出方法

挨拶・アドバイザーの自己紹介

まずはキャリアアドバイザーから会社概要や転職エージェントのサービスについて説明があります。初めての転職の場合は、転職活動全体の流れや転職をするメリット・デメリット、転職市場の現状などの話があることも。

キャリアアドバイザーは、相互理解を深める目的で面談を行っています。キャリアアドバイザーの自己紹介があり、続いて求職者の方に経歴や仕事内容などの質問をします。面接のように自己紹介を考えておく必要はないので安心してください。

転職理由や希望条件について話す

転職活動の状況や転職理由、希望条件などキャリアアドバイザーから質問をされます。質問されたことについては、具体的に回答するといいでしょう。具体的に伝えることでキャリアアドバイザーもイメージしやすく、キャリアビジョンや転職の方向性など、齟齬が少なく共有できるからです。

キャリアアドバイザーに質問や相談をする

面談の最後に「転職活動で不安な点はないか」「何か聞いておきたいことはないか」とキャリアアドバイザーから質問を受けます。疑問や不安なこと、相談しておきたいことは、このタイミングで聞いてみましょう。

よくある質問例は下記の通りです。

・自分の転職市場価値について（適正年収や転職のしやすさなど）
・自分に似た経歴やスキルの人の転職成功例
・転職するか悩んでいること
・結婚や出産を見据えたキャリアの相談 など

聞きにくいと思うことも、遠慮せずに確認してくださいね。

今後の流れについて説明を受ける

面談の最後に、今後の転職活動の流れについての説明があります。求人の紹介を受けたり、応募書類の作成や提出期限などの説明を受けます。特に疑問点などがなければ、これで面談は終わります。

転職を考えたきっかけ

転職を考えた理由やきっかけについて聞かれます。現職に対する不満や悩みなどを話します。面接ではないので、ネガティブだと思われる内容でも構わないので、本音をお話しください。

転職経験のある方は、過去の転職理由や転職活動の軸についても聞かれる場合があります。事前に整理しておくといいでしょう。

これまでの経歴、実績、スキル

新卒で入社してから現職までの職歴を確認していきます。仕事内容や実績、担当した役割など詳しく聞かれます。簡単に時系列順に経歴をまとめておくと話しやすくなります。

職歴を伺いながらキャリアアドバイザーがあなたの強みや弱み、適性などキャリアの棚卸しを行います。自分では気が付かなかった強みや企業から高く評価される経験やスキルが明らかになることが多いです。

将来のキャリアプラン

転職で叶えたいこと、希望する業界や職種、業務内容や役割など詳しく伺い、キャリアビジョンを明確にしていきます。今後のキャリアに迷っているという方はお悩みや不安をお聞かせください。キャリアアドバイザーが目指すキャリアを一緒に考えていきます。

転職を希望する時期

いつまでに転職がしたいのか、時期や転職意欲に関する質問があります。「今すぐ転職したい」「3カ月以内に転職したい」「半年以内に転職したい」「良い求人があれば転職したい」「転職をするか悩んでいる」など、転職に関する意向を伝えてください。

転職の希望条件

年収、勤務地、勤務時間、休日、福利厚生、残業時間、会社規模など、転職先に希望する条件を確認します。高望みかなと思って本音を隠した希望を伝えるのはやめましょう。まずは遠慮せずになんでもお話しいただいて構いません。その中から「譲れない条件」と「叶えられたらいい条件」を整理し、優先順位を一緒に考えていきます。

転職活動の状況

自己応募や他社エージェントを利用して転職活動をしているかを確認しています。複数の転職エージェントを利用していることを伝えてもいいのかと悩むかもしれませんが、率直に伝えて大丈夫です。転職エージェントを複数利用する方が多いことも、キャリアアドバイザーは理解しています。むしろ伝えた方がメリットが多いです。同じ企業への重複応募が避けられたり、選考状況を合わせてもらえたり、アドバイスをもらえることもあるからです。

本音で話す

転職エージェントとの面談では、本音で話しましょう。転職の希望条件や転職理由など、ネガティブな内容も含めて本音で話すことで、的確なアドバイスや希望に沿った求人の紹介を受けられます。「キャリアアドバイザーからの印象が悪くなるのではないか」「転職で不利になるのではないか」とネガティブな内容は隠した方がいいのではと思う人もいますが、選考ではないので本当に思っていることを伝えても不利になることはないので、安心してください。

関連記事：転職エージェントとの面談は本音で話した方がいい理由と注意点

不満や愚痴だけにならないようにする

ネガティブな内容を話すのは問題ないですが、現職の愚痴や不満だけを話して面談が終わってしまうのはもったいないです。転職で解決できるのか、希望の条件を叶えられる職場はあるのかなど、前向きな話をするように意識しておきましょう。

面談のゴールを決めておく

面談ができる限られた時間を有意義にするためには、その日の面談のゴールを決めておきます。「自分に合った仕事が何か知りたい」「職務経歴書の添削をしてほしい」「面接のアドバイスを受けたい」など相談したい内容を最初に伝えておくと、キャリアアドバイザーは目的に合った提案ができます。聞きたいけど聞けなかったとならないように、事前に質問したい内容や相談したいことをまとめておくのもおすすめです。