転職エージェントとの面談は本音で話した方がいい理由と注意点

更新日:2023.12.18

転職エージェントとの面談は本音で話した方がいい理由と注意点

更新日:2023.12.18

転職エージェントを利用すると、キャリアアドバイザーとの面談があります。転職理由や希望条件など、どこまで本音で話していいのか悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。

この記事では、転職エージェントとの面談でどこまで本音で話すべきか、本音で話すメリットを解説します。面談を有意義にするためのコツや本音を話す以外の面談時の注意点も紹介するので、キャリアアドバイザーとの面談の参考にしてみてくださいね。

監修者:河村 泰子
監修キャリアアドバイザー
インテリア業界にて販売職として4年間従事。店長を勤める。自身の経験を活かした更なるステップアップを求め、type女性の転職エージェント キャリアアドバイザーへ転職。インテリアという高単価商材を扱っていた経験から、転職希望者に対してきめ細やかで丁寧な対応が強みとなっている。

転職エージェントとの面談で本音を話した方がいい内容と理由

転職エージェントとの面談で本音を話した方がいい内容と理由

転職エージェントとの面談では、本音で話すことをおすすめします。転職の希望条件や転職理由など、ネガティブな内容も含めて本音で話すことで、的確なアドバイスや希望に沿った求人の紹介を受けられます。「キャリアアドバイザーからの印象が悪くなるのではないか」「転職で不利になるのではないか」とネガティブな内容は隠した方がいいのではと思う人もいますが、キャリアアドバイザーは本音を知りたいと思っています。企業との面接とは違い、選考ではないので本当に思っていることを伝えても不利になることはないので、安心してください。

では具体的にどういった内容を本音で伝えたらいいのか、本音で話した方がいい理由も含めて紹介します。

経歴や経験、スキル

学歴や職務経歴、業務内容、実績、スキルなど、あなた自身のことについて、ありのままに伝えてください。キャリアアドバイザーは、これまでの経歴や実績、スキルなどや希望条件からマッチングした企業の紹介を行います。

「自分を良く見せたい」と虚偽の内容を伝えて、そのまま選考が進んでしまうと、発覚した場合内定取り消しや解雇などになる場合があります。キャリアアドバイザーからも信頼できない人と判断されて、サービスを受けられなくなる可能性があります。

退職理由

キャリアアドバイザーは転職理由からどのような職場に転職すれば解決できるのかを考えます。本当の退職理由を伝えないと、希望に合わない求人を紹介されたり、転職先の職場でも同じような不満を抱えてしまう可能性があります

例えば、本当は「成果を上げても昇進や昇格に繋がらない評価制度への不満」が退職理由だったのに、キャリアアドバイザーに「年収アップ」と伝えたとします。キャリアアドバイザーは希望通り現年収よりも高い年収の求人を紹介します。転職先では年収アップできたが、実際は自分が不満に思っていた成果を上げても評価されない評価制度だったということもあります。本音を伝えていた場合、キャリアアドバイザーは求職者が納得できる評価制度のある企業を紹介し、転職先で同じ不満を繰り返さないようにします。こういったことがないように、ネガティブな内容でも退職理由は本音を伝えてください。

希望条件

転職の希望条件も退職理由と同様に求人のマッチングに関係するため、本当に望んでいる希望を伝えましょう。高望みかもしれないと「年収800万円以上」を希望しているのに「現年収と同じ」と伝えると、キャリアアドバイザーは「現年収と同じ水準」の求人を紹介します。本当は「土日休み、年間休日120日以上、残業20時間以内、通勤1時間以内」と希望が多くあるのに、「残業20時間以内、通勤1時間以内」と伝えると、土日休みではない求人を紹介されてしまいます。このように本当の希望を伝えないと、希望条件を満たす求人の紹介が受けられなかったり、転職先での不満に繋がってしまいます

希望が複数あり実現が難しい場合は、キャリアアドバイザーが希望の背景を聞いて、別の提案をしてくれたり、優先順位を整理してくれます。転職先で叶えたい希望は包み隠さずキャリアアドバイザーに伝えてくださいね。

転職活動の状況

他の転職エージェントを利用していることや自己応募で選考が進んでいる企業などあれば、キャリアアドバイザーに伝えてください。他の転職エージェントを伝えるのは言いにくいと思うかもしれませんが、複数利用している人が多いことはキャリアアドバイザーも認識しています。むしろ転職状況が今どのフェーズにあるのか、どのような企業を受けているのか知ることで、適切なアドバイスや選考の進捗を考慮したり、同じ企業への重複応募などのトラブル回避も可能になります。

関連記事:複数の転職エージェントを併用するメリット・デメリットを解説!

転職活動でサポートしてほしいこと

「自分の適性にあった仕事を知りたい」「応募書類の添削をしてほしい」「面接対策をしてほしい」「連絡はメールがいい」など、キャリアアドバイザーにお願いしたいことがあれば伝えてください。転職活動に関する希望や要望は伝えておくと、その人にあったサポートができるようにキャリアアドバイザーも動きます。希望だけではなく、転職に関する不安なことや悩み事も相談しておくといいでしょう。

転職エージェントとの面談を本音で話すメリット

転職エージェントとの面談を本音で話すメリット

転職エージェントとの面談で本音で話した方がいい内容と理由を紹介しました。転職エージェントとの面談時に本音で話すことで、転職活動にどのようなメリットがあるのかも解説します。

的確なアドバイスや求人の提案が受けられる

転職エージェントのサービスは、キャリアアドバイザーの紹介された求人にのみ応募できます。キャリアアドバイザーは、経歴や転職理由、希望条件に合わせて求人を紹介するため、本音を伝えた方がマッチング精度は高まります。面談だけではなく紹介された求人について「希望と一致している」「こういう点が希望とは異なる」など伝えると、より希望にマッチした求人の紹介が受けられるのでおすすめです。

転職活動がスムーズに進む

キャリアアドバイザーは本音を知ることで求職者のニーズの理解を深め、最適なキャリアプランや求人の紹介が可能になります。自分に合った条件の求人を見つけやすくなり、効率的に転職活動が進みます。

そのほかに、キャリアアドバイザーは企業に推薦状を提出する時に、求職者からヒアリングした内容をもとに作成するため、齟齬がなくなります。本音を伝えない場合、企業はキャリアアドバイザーから聞いていた内容と面接の受け答えの内容に違和感を覚え、面接の通過率が低くなる可能性があります。選考が順調に進んだとしても、内定の段階で「やはり希望と違った」と内定辞退をしたり、転職後に不満が残り再度転職したりする可能性も。

キャリアアドバイザーに対して本音で話すことは、自分に最適な仕事を見つけ、転職活動を効率的かつスムーズに進めるための鍵です。これにより、転職者は時間を無駄にすることなく、自分のキャリアにとって最良の選択をすることができます。

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転職エージェントに本音を話す以外の面談時の注意点

転職エージェントに本音を話す以外の面談時の注意点

本音で話すことは大切ですが、転職エージェントとの面談ではいくつかの注意点があります。転職エージェントに本音を話す以外の面談時の注意点を3つ紹介します。

不平不満で終わらせない

退職理由は本音で話した方がいいと紹介しましたが、現職の愚痴や不平不満だけで終わってしまう方もいます。せっかくの転職のプロに相談できる時間が、愚痴だけで終わってしまうのはもったいないです。本音を伝えつつも転職先ではどうしたいのか、何を解決したいのか、希望を伝えるように意識しましょう

ビジネスパーソンとして不適切な振る舞い

本音で話していると距離感が近くなっていき、気が緩んでしまうかもしれませんが、ビジネスパーソンとして不適切な言葉遣いや振る舞いはやめましょう。不適切な振る舞いとしては、遅刻や無断キャンセルなど約束を守らないことなどが挙げられます。ビジネスパーソンとして不適切な言動をしていると、キャリアアドバイザーからビジネスマナーが身について以内と判断される可能性もあります

面談と面接は分けて考える

転職エージェントとの面談では、キャリアアドバイザーが求職者のことをきちんと理解する必要があるので本音で話した方がいいですが、面接は別物です。面接では本音を伝えない方がいいこともあります。

例えば「人間関係が理由で転職を考えた」という転職理由をそのまま伝えると、採用担当者は「協調性がないのではないか」「コミュニケーションに問題があるのでは」と捉えられる可能性もあり、選考で不利になることがあります。企業との面接では、必ずしも本音を伝えることがいいわけではないことに留意しておきましょう

転職エージェントとの面談を有意義にするコツ

転職エージェントとの面談を有意義にするコツ

転職エージェントの面談で本音を話す以外にも、転職エージェントとの面談を有意義にするコツがあるので、紹介します。

事前準備をする

転職エージェントとの面談を有意義にするためには、事前準備が大切です。必ず聞かれる希望条件や転職理由を整理しておきます。経歴やスキルを詳しく聞かれるので、職務経歴書を作成しておき、事前に共有しておくとスムーズです。完璧に作りこむ必要はなく、これまでに経験した職務内容と実績をまとめたもので大丈夫です。

面談のゴールを決める

面談の時間は、30分~1時間と限られています。限られた時間を有意義にするためには、その日の面談のゴールを決めておくことです。「キャリアの相談がしたい」「自分に合った仕事が何か知りたい」「面接のアドバイスを受けたい」など相談したい内容を最初に伝えておくと、キャリアアドバイザーは目的に合った提案ができます。聞きたいけど聞けなかったとならないように、事前に質問したい内容や相談したいことをまとめておくのもおすすめです。

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まとめ

転職エージェントに本音を伝えると、希望にあった求人の紹介を受けたり、転職活動をスムーズに進めたり、メリットが多くあります。言いにくいと思わずに、転職エージェントには本音を伝えて、転職活動を成功させましょう。

type女性の転職エージェントでは、キャリアアドバイザーが豊富な経験を活かして、キャリアについて最適なアドバイスを行います。面談後に必ず転職活動をスタートしなければならないわけではないので、転職時期が決まっていない方もお気軽にご相談ください。

関連記事:転職エージェントとの面談とは?流れや服装、事前準備など解説

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