転職エージェントと相性が合わないと感じる理由
「転職エージェントの担当者と相性が合わない」「希望条件にマッチした求人を紹介してくれない」などの不満を抱える人もいるのではないでしょうか。
ここでは、どのような時に「転職エージェントの担当者と相性が合わない」と感じてしまうのか、代表的な例を挙げながら解説していきます。
希望条件が上手く伝わらない
担当のキャリアアドバイザーと相性が合わないと感じるシチュエーションはいくつかありますが、その中でも「希望条件が上手く伝わらない」「紹介される求人にズレがある」という時に不満を感じる傾向にあります。
あまりにも希望条件と、かけ離れた求人ばかり紹介されると、「自分のことを理解してもらえない」といった不信感を抱いてしまうでしょう。
連絡のタイミングが合わない
連絡の頻度や時間帯にズレがあると、やりとり自体がストレスになってしまうことがあります。
たとえば、「担当者に電話をしてもなかなか繋がらない」「メールが返ってこない」など連絡の取りづらさから相性が悪いと感じる人も多いです。
志望する業界・職種への知識が乏しい
転職エージェントに在籍するキャリアアドバイザーの経歴や得意な領域はさまざまです。
これまでに経験した業界や、これから転職先として検討している職種への理解度が低い場合は頼りなさを感じてしまうかもしれません。
とくに専門性の高い業界や職種の場合、その分野に精通した担当者でなければ、必要な情報が得られないケースもあります。
上記以外にも「悩みを理解してもらえない」といったこもあります。キャリアに関する悩みや不安を打ち明けたのに、回答が的を得ていなかったり、論点がズレていたりする場合、担当者との相性を疑ってしまうでしょう。
キャリアの悩みは、現在置かれている状況や環境、年齢などによって異なるため、自分にあったサービスを利用しなければ、納得のいくサポートやアドバイスを受けられない可能性があります。
転職エージェントとの相性チェックリスト
「本当に転職エージェントとの相性が悪いのかよく分からない」「たまたま紹介された求人がズレていただけかもしれない」と悩んでいる人もいるのではないでしょうか。
転職エージェントとの相性を正しく判断するために、「相性チェックリスト」をご用意しました。当てはまる項目がいくつあるのか確認してみてください。
- 希望や適性に合わない職種・業界を勧められることがある
- 自分の経歴に合わない企業や仕事を勧められることがある
- アドバイス内容が抽象的で具体的なアクションプランが示されない
- アドバイスの内容が古く、最新のトレンドや情報に疎いと感じる
- 専門用語が多く、話の内容が理解できない
- 会話のスピードが合わない
- 考え方が偏っていて自分の意見を聞き入れてくれない
- キャリアアドバイザーの話に一貫性がなく、不信感を抱くことがある
- 求人情報の提供や面接の日程調整などの連絡が極端に遅い
- 求人情報の提供や書類添削、面接対策をしてもらえない
該当箇所が、1〜2個ある場合は、キャリアアドバイザーにメールや電話で、その旨を伝えれば改善を図れる可能性があります。3個以上ある場合は、改善の見通しが暗いため、担当者を変更してもらった方が良いでしょう。
当てはまるものがあまりにも多い場合は、ほかの転職エージェントを利用した方が早期に解決できるかもしれません。
転職エージェントとの相性が悪い場合の3つの対処法
転職エージェントとの相性が悪い場合の対処法として、「キャリアアドバイザーにメールで伝える」「担当者を変更してもらう」「ほかの転職エージェントを利用する」の3つが挙げられます。
「相性チェックリスト」の結果や、現在の状況、転職エージェントとの関係性などを踏まえたうえで自分に適した方法を選択し、対応を進めましょう。
1. キャリアアドバイザーにメールで伝える
「紹介される求人にズレがある」「書類添削を受けられない」などの不満が2〜3個以内であれば、コミュニケーション不足によるミスマッチが起きている可能性があります。
相性の良し悪しよりも、自分の希望や求めるサポートが正しく伝わっていないだけかもしれないので、担当者に直接「こうして欲しい」「○○なところにやりづらさを感じている」などと困っていることを伝えましょう。
基本的にキャリアアドバイザーは、求職者のためを思って提案しているので、コミュニケーション不足による勘違いや誤解が晴れることで、適切なサポートを受けられる可能性があります。
2. 担当者を変更してもらう
担当のキャリアアドバイザーと相性が悪い、あるいは、意向を伝えても改善されない場合は、担当者を変更してもらいましょう。転職エージェントのサービスを利用している方が担当者の変更を希望することは珍しくないので、遠慮なくお伝えください。
担当者の変更を希望する際には、どういった点に満足できなかったのか、次はどのようなキャリアアドバイザーにサポートしてもらいたいのかを伝えることが大切です。
担当者変更理由の例文
担当者の変更を希望する際には、下記の例文を参考に、メールの本文を作成してみてください。
件名:担当変更のご相談
お世話になっております。○○(氏名)です。
この度は、担当者の変更に関するご相談をしたく、ご連絡を差し上げました。
私は現在、△△様(担当者の名前)の転職サポートを受けており、丁寧に対応していただき大変感謝しております。
しかし、△△様(担当者の名前)が得意とする業界と、私が希望するキャリアの方向性にズレがあるため、より業界に精通した方のご意見もお聞きしたいと考えております。
大変失礼を承知の上ですが、可能であれば担当のキャリアアドバイザー様のご変更を検討していただけないでしょうか。
お手数をおかけしますが何卒よろしくお願いいたします。
○○(氏名)
担当者を変更してもらう際の注意点
基本的に転職エージェント側が後任のキャリアアドバイザーを選ぶので、具体的にどのような担当者を求めているのかを明確に伝える必要があります。
たとえば、「希望の業界・職種に詳しい」「細かい要望にも対応してくれる」「レスポンスが早い」など後任の担当者に求めることを明記します。
同じことを繰り返すと転職活動が長引いてしまう恐れがあるので、しっかりと言語化して伝えましょう。
3. ほかの転職エージェントを利用する
担当者と相性が悪いと感じている原因は、キャリアアドバイザー自身の問題ではなく、転職エージェント側にある可能性があります。
転職エージェントは、それぞれ特徴や強み、取り扱う求人、方針などが異なるため、サービス自体が合っていないのかもしれません。
まずは、利用している転職エージェントの強みや、サポート方針を確認し、自分が求めるものやキャリアの方向性とマッチしていない場合は、転職エージェントを変更しましょう。
相性の合う転職エージェントを見極めるコツ
相性の良い転職エージェントを見極める際には、「複数の転職エージェントを併用する」「希望する業界・職種や働き方に合うサービスを選ぶ」「キャリアアドバイザーのプロフィールを確認する」といった3点を意識してみてください。
自分が希望するサービスを提供してくれる転職エージェントであるかを判断するために、確認してみましょう。
複数の転職エージェントを併用する
転職エージェントは、1つに絞る必要はないので、複数のサービスを併用することを推奨します。利用する転職エージェントを1つに絞ってしまうと、比較検討しづらくなります。本当に自分に合うサービスか見極めにくくなるので、2〜3つほど併用しましょう。
その際には「総合型の転職エージェント」と「特化型の転職エージェント」に登録し、双方の良い部分を取り入れながらバランス良く使うことが大切です。
希望する業界・職種や働き方に合うサービスを選ぶ
担当者との相性以前にサービスに不満があったり、担当者を変更してもらっても納得のいくサポートを受けられなかったりする場合は、ほかの転職エージェントを利用しましょう。
ひとくちに「転職エージェント」といっても、下記のようにさまざまなタイプがあり、取り扱っている求人やキャリアの方向性、サポート内容などが異なります。
・特定の業界(IT・金融・医療など)に特化した転職エージェント
・特定の職種(エンジニア・営業・薬剤師など)に特化した転職エージェント
・幅広い求人を総合的に取り扱う総合型転職エージェント
上記以外にも、「女性の転職支援実績が豊富な転職エージェント」や「ハイクラス転職に強い転職エージェント」「新卒者を対象とした転職エージェント」など、転職エージェントが持つ強みは多岐にわたります。
自分のライフスタイルや理想とする働き方に適した転職エージェントを活用することで、担当者とのミスマッチを防げるでしょう。
キャリアアドバイザーのプロフィールを確認する
転職エージェントの公式サイトに、在籍するキャリアアドバイザーの紹介ページが設けられているケースもあるので、どのようなキャリアアドバイザーが担当してくれるのかをあらかじめチェックしておくことを推奨します。
求職者側がキャリアアドバイザーを指名できない場合もありますが、その転職エージェントに在籍するキャリアアドバイザーの得意領域や実績、転職支援に対する思いを事前に知っておくことで、自分が希望するサポートを受けられるかどうかが想定しやすくなるでしょう。
関連記事:キャリアアドバイザーの紹介
相性の良いキャリアアドバイザーと転職活動を進めたい方に「type女性の転職エージェント」がおすすめ
相性の良い転職エージェントをお探しの方は、転職支援実績が豊富な「type女性の転職エージェント」をご活用ください。
type女性の転職エージェントは、年間12,000名以上(2023年実績)の転職希望者にキャリアカウンセリングを実施しているため、女性の転職に関する莫大なノウハウを持っています。
求職者一人ひとりの気持ちに寄り添ったサポートを強みとしているので、丁寧な転職支援を受けることが可能です。
ライフイベントの多い女性ならではのお悩みや不安に対して、十分に理解があるキャリアアドバイザーが在籍しているので、「女性が働きやすい企業に転職したい」「女性がキャリアアップを図る方法が知りたい」という方も、納得のいくアドバイスを受けられるでしょう。
転職エージェントとの相性に関連するよくある質問
ここでは、転職エージェントとの相性に関する疑問や不安に対して、Q&A形式で回答していきます。気になる項目があればぜひチェックして疑問や不安を払しょくしましょう。
キャリアアドバイザーに紹介された求人の断り方は?
転職エージェントのキャリアアドバイザーに紹介された求人に興味が持てない、または希望条件にマッチしていない場合は、「今回は応募を見送りたいと考えております。」などと断ることができます。
断る際には、「どのような点が希望条件と異なるのか」「今後どのような求人を紹介して欲しいのか」まで伝えることで、次回からの提案の精度が上がる可能性があります。
転職エージェントとの面談で絶対にやってはいけないこととは?
転職エージェントとの面談において、「面談日時や書類の提出期限を厳守しない」「経歴や年収など嘘の申告をする」といったことは避けた方が良いでしょう。
転職エージェントの面談は、企業との面接とは異なり、採否に直接影響しないため、身構える必要はありません。しかし、社会人として最低限のマナーを押さえた行動・言動をしなければ、求人紹介を受けられない、あるいは、企業に推薦してもらえない可能性があるので、丁寧に対応することを心がけましょう。
相性が合わない場合は途中で転職エージェントを変えてもいい?
担当者と相性が合わない場合は、利用を中断し、転職エージェントを変えることも可能です。
厚生労働省の調査(民営職業紹介事業所数の推移)によると、全国の転職エージェント(民営職業紹介事業所)の数は、29,856件となっており、さまざまなサービスが提供されています。自分の生活環境や悩みに合うサービスが見つかるはずですので、別の転職エージェントを探してみてはいかがでしょうか。
ただし、現在利用中の転職エージェントを介して応募した企業の選考途中であったり、面接を控えていたりする場合は、タイミングを考慮して退会の旨を伝えましょう。
出典:厚生労働省「民営職業紹介事業所数の推移」
まとめ
転職エージェントの担当者と相性が合わない場合、転職活動そのものがストレスになってしまう可能性があります。まずは、なぜ相性が合わないと感じるのかを整理して、担当者に直接伝える、あるいは、担当者変更を希望する、別の転職エージェントを使うなどの選択肢を検討しましょう。
type女性の転職エージェントでは、経験豊富なキャリアアドバイザーが在籍しており、求職者の気持ちに寄り添ったサポートを心がけています。キャリアや転職に関する不安やお悩みを抱えている方は、ぜひtype女性の転職エージェントにご相談ください。