転職エージェントの賢い使い方!選び方の基準や利用の流れも解説

更新日:2023.10.04

転職エージェントの賢い使い方!選び方の基準や利用の流れも解説

更新日:2023.10.04

転職活動で活用したいサービスの一つが、転職エージェント。求人探しや応募書類の添削、面接対策などの転職サポートが受けられます。魅力に感じつつも、「無理やり転職させられるのでは」「どの転職エージェントを選べばいいの」など、不安や悩みを抱いている人も多いのではないでしょうか。

転職エージェントの賢い使い方や転職エージェントを選ぶポイント、利用する時の注意点などを徹底的に解説します。

監修者:青柳 真理子
監修キャリアアドバイザー
約10年に渡り、営業職やITエンジニア職の転職支援を行う。新卒就職支援やIT派遣のアドバイザー経験もあり。 現在は販売サービス職、事務職、管理部門の転職支援を中心に行うキャリアアドバイザー部の局長。

転職エージェントとは?

転職エージェントとは?

「転職を希望される方」と「人材を募集している企業」のマッチングをするのが、転職エージェントサービスです。紹介した転職希望者を企業が採用した際に、成功報酬を受け取るビジネスモデルで、転職希望者は無料で利用ができます

転職エージェントの主な役割は、転職希望者のスキルや経験、希望する職種や条件を理解し、それに合った求人情報を提供することです。多くの転職エージェントは非公開求人も扱っており、公には公開されていない求人の紹介が受けられるのが、転職エージェントを使うメリットの一つです。

また、エージェントは面接のアドバイスや履歴書、職務経歴書の添削サポートを提供することもあります。最新の転職市場の動向を教えてもらえたり、年収や待遇などの条件交渉を相談できたり、転職エージェントを利用することで、効率的な転職活動が可能となるのです。

関連記事:転職エージェントとは

転職エージェントと求人サイトとの違い

転職エージェントと求人サイトとの違い

転職エージェントと似た名称のサービスで「転職サイト」があります。転職活動をするとどちらも耳にすると思いますが、両者の違いはどこにあるのでしょうか。それぞれ特徴が異なりますので、理解を深めて自分にあったサービスを利用しましょう。

転職エージェントは、キャリアアドバイザーを通じて転職活動を行います。転職エージェントに登録したら面談を行い、経歴やスキルの棚卸しや転職で叶えたいことをすり合わせます。経歴や希望に合った求人を紹介し、求職者から応募の意思をもらったら、キャリアアドバイザーが応募の手続きを行います。選考の日程調整や入社前の条件交渉など、企業とのやりとりもキャリアアドバイザーが代行します。履歴書や職務経歴書などの応募書類の添削や、面接対策などのサポートもあるため、初めて転職される方や在職中で忙しい方におすすめです。

一方で転職サイトは、求職者自身が求人を探して直接応募するスタイルです。数多くの求人情報から自分の希望に合ったものを探し、応募することができるので、自分のペースで転職活動が進められます。応募手続きや選考の日程調整など、企業とのやりとりは全て自身で行う必要があります。明確な希望がある方や、自分ですべて管理して転職活動をしたい方におすすめです。「まずは情報収集として求人を見るだけ」といった気軽さで、利用できるのもメリットです。

下記、転職エージェントと転職サイトの比較表です。転職活動の進め方や求めるサービスによって、使い分けてみましょう。

転職サービス 転職エージェント 転職サイト
応募方法 キャリアアドバイザーを通して応募 自分で応募
日程調整 キャリアアドバイザーが代行 自分で日程調整
条件交渉 キャリアアドバイザーが代行 自分で条件交渉
転職活動のサポート 応募書類の添削、面接対策など サポートなし
非公開求人 あり なし
料金 無料 無料
おすすめの人 ・初めて転職する方
・客観的なアドバイスがほしい方
・在職中で忙しい方
・自分で管理して転職活動がしたい方
・希望が明確に決まっている方
・手軽に情報収集したい方

転職エージェントの利用の流れ

転職エージェントの利用の流れ

転職エージェントを利用すると、どのような流れで転職活動を進めていくのでしょうか。サービスへの登録から入社までの流れを説明します。転職エージェントを利用した転職活動の期間は、一般的に、登録から入社まで3カ月かかると言われています。

大まかな流れは下記のとおりです。

  1. 転職エージェントに登録
  2. キャリアアドバイザーと面談
  3. 求人の紹介
  4. 応募書類の作成、求人への応募
  5. 書類選考、面接
  6. 内定、条件交渉
  7. 入社

転職エージェントに登録をすると、キャリアアドバイザーと面談をします。キャリアアドバイザーが、今までの経歴やスキルをヒアリングし、今回転職を考えた理由や転職で叶えたい希望などを確認します。面談でヒアリングした内容を基に、条件にマッチした求人を紹介します。この時に、Web上では公開していない非公開求人を含めた求人を紹介します。

求人に応募する意思の確認ができたら、キャリアアドバイザーは求人応募の手続きを進めます。応募には職務経歴書や履歴書などの応募書類が必要になります。応募書類の作成のサポートもキャリアアドバイザーが行います。企業に応募する際に、求職者の強みを企業に印象付ける「推薦文」をつけています。

応募後は、書類選考や面接に進みます。転職エージェントでは、選考の通過率を上げられるように、想定質問を事前に提示したり、模擬面接などの面接対策を実施しています。面接に不安がある方も安心です。

内定が決まったら、給与や待遇、入社日などの条件が決まります。業務内容や年収、福利厚生などの条件を記載した内定通知書を送ってくれます。求人票との相違がないことが確認できるので安心です。直接話しにくいことや聞きにくいことなど、キャリアアドバイザーが確認してくれるので、疑問や懸念があれば、伝えておきましょう。

また円満退職のノウハウも教えてくれるので、現職を退職する際の困りごとも相談できます。転職エージェントによっては、長く働けるためのサポートとして入社後のフォローがあり、入社後も相談できるので安心です。

転職エージェントを選ぶポイント

転職エージェントを選ぶポイント

より効率的に満足のいくように転職エージェントを活用するには、どのような転職エージェントを選べばいいのでしょうか。転職エージェントを選ぶポイントを解説します。

関連記事:転職エージェントの選び方~自分に合った転職エージェントを選ぶコツ

総合型、特化型を意識して選ぶ

転職エージェントは、大きく分けて「総合型」と「特化型」があります。総合型は、幅広い業種や職種の求人情報を取り扱っているため、多種多様な求人を紹介してもらえるところが特徴です。特化型は、特定の業種や職種、スキル、エリアなどに特化した求人情報を取り扱っているため、専門的な知識やノウハウがあり、高いマッチング精度に強みを持っています。

転職エージェントは併用することができるので、総合型と特化型を組み合わせて利用するのがおすすめです。例えば、女性向けに特化したtype転職エージェントをメインで利用しながら、求人数の多い総合型転職エージェントを併用した場合、女性ならではのキャリア支援と幅広い求人紹介が受けられます。特定の業種や職種を希望している方は、希望している業種や職種に特化した転職エージェントと、手厚い支援を行っている転職エージェントを併用すると、希望する求人の紹介と転職サポートが期待できます。

このように、総合型と特化型の転職エージェントの強みを活かした併用の仕方をするのが、賢い転職エージェントの選び方としておすすめです。

各社の強みと自身が求めているサービスが一致するか

転職エージェントを賢く使い倒すには、自分にあった転職エージェントを選ぶことが大事です。希望する職種の求人に特化した情報を求めているのに、幅広い職種の求人ばかり紹介されていたら、どうでしょう。希望と違うので、転職活動が納得のいくものではなくなったり、途中で転職活動を辞めてしまうかもしれません。そうならないためにも、転職エージェントに求めるものを考えておきましょう

例えば、今後結婚や出産をしても働き続けられる職場を探したいのであれば、女性のライフイベントを見据えたキャリア支援ができる転職エージェントを選ぶといいでしょう。初めての転職であれば、応募書類の添削や面接対策など転職支援が手厚い転職エージェントがおすすめです。このように自分の求めているサービスが、各エージェントの強みと一致しているところを選ぶことが重要です。

プライバシーマークを取得しているか

個人情報が適切に取り扱われていることを認定するプライバシーマークを取得している転職エージェントを選ぶと安心です。プライバシーマークは、第三者機関が厳しい基準で個人情報の取り扱いをチェックし、その基準を満たしている企業に交付されます。

転職エージェントでは氏名や連絡先などの個人情報や職歴などの情報を取り扱います。そのため、個人情報の取り扱いがきちんとしている転職エージェントを選ぶことが重要です。

type女性の転職エージェントもプライバシーマークを取得しています。個人情報の管理徹底はもちろんのこと、求職者の方の許可なく企業への情報提供はしていません。マイページにご登録いただいている情報を、各企業が閲覧できるサービスではないため、転職活動中であることが現職に知られてしまう心配がないので、安心してご相談ください。

転職エージェントを利用する時の流れが分かったので、より賢く使うコツをステップごとに紹介していきます。

転職エージェントの賢い使い方①登録

転職エージェントの賢い使い方①登録

転職エージェントを賢く使うには、登録の時点からコツがあります。最大限活用するために、下記を参考に登録する転職エージェントを選んでみてはいかがでしょうか。

自分に合った転職エージェントを選ぶ

厚生労働省の「令和3年度職業紹介事業報告書の集計結果」によると、転職エージェントは全国に24,000社以上あります。転職エージェントはそれぞれ特徴や強みが異なります。全国展開していて求人数が豊富な転職エージェントもあれば、面談や面接対策などの手厚いサポートをしてくれる転職エージェントもあります。数多くの求人を紹介してほしいのであれば、求人数が決め手になりますし、初めての転職であれば親身になってサポートしてくれる転職エージェントを選んだほうがいいように、ニーズによっておすすめの転職エージェントが異なります。まずは、自分自身が転職エージェントにどのようなサービスを求めたいかイメージしてみるとよいでしょう。

複数社の転職エージェントを併用する

転職活動をする際に、複数の転職エージェントを併用することは可能です。自身が求めるサービスに強みがある転職エージェントを、2,3社登録しておくといいでしょう。複数の転職エージェントを利用すると、自分に合ったキャリアアドバイザーと出会える可能性やさまざまな視点からのアドバイスが期待できます。利用する数が増えると、やり取りが増えたり、日程調整が難しくなるので、最終的に利用する転職エージェントを1,2社に絞るのが、おすすめです。

関連記事:複数の転職エージェントを併用するメリット・デメリットを解説!

登録時に詳細な情報を記載する

転職エージェントに登録する時に、氏名や年齢、連絡先といった個人情報や、学歴、職務経歴、転職に関する希望など、さまざまな項目を入力します。転職エージェントによって、必須となる情報は異なりますが、任意項目も含めてなるべく多くの情報を入力しておくといいでしょう。転職エージェントは、取り扱っている求人と求職者の経歴や希望をマッチングして、面談や相談を承るサービスです。マッチングする情報が少ないと取り扱っている求人の状況によっては、サービスを受けるのが難しい場合があります

転職エージェントの賢い使い方②面談

転職エージェントの賢い使い方②面談

転職エージェントに登録すると、キャリアアドバイザーとの面談があります。この面談においても、転職エージェントを賢く使うコツがあるので、紹介します。

関連記事:転職エージェントとの面談とは?流れや服装、事前準備など解説

本音で話す

キャリアアドバイザーとの面談ややり取りは、本音で話すように意識しましょう。転職エージェントの役目は、求職者の希望や要望に合わせて最適な求人を紹介することです。しかし、もし求職者が自身の希望や条件を正確に、または本音で伝えない場合、エージェントは不完全な情報に基づいて求人を提案することになります。結果として、実際に希望する求人とは異なるものが紹介されるリスクが高まります。そのため、正直かつ具体的に自分の希望や条件をエージェントに伝えることが必要です。

また、転職活動では信用が非常に重要です。経歴詐称など虚偽の情報を提供すると、それが後で発覚した際に、エージェントや求人企業からの信用を失う可能性があります。内定取り消しや解雇、転職支援サービスを受けられなくなるなどのリスクがあります。

関連記事:転職エージェントとの面談は本音で話した方がいい理由と注意点

面談の目的や目標を決めておく

面談の時間をより有意義なものにするために、自分なりに面談のゴールを決めておくといいでしょう。転職するか悩んでいて相談したいのか、自分に合った仕事が何か知りたいのか、家庭と仕事を両立できる仕事を紹介してほしいのかなど、面談で知りたいことは一人一人異なります。聞きたいことや相談したいことを最初に伝えておくと、キャリアアドバイザーも希望に沿った提案ができます

職務経歴書を準備する

面談で必ず聞かれるのは、職務経歴や具体的な仕事内容です。これまでに担当した業務や実績、役割など、詳しくヒアリングしていきます。キャリアアドバイザーは求職者の経歴を詳しく聞きながら、強みやスキルなどを把握していきます。面談に職務経歴書は必要ないことも多いですが、箇条書きでもいいのでこれまでの職務内容や実績をまとめたものを準備しておくとスムーズに話ができます。特に複数社の転職エージェントを利用する場合、面談で自身の経歴を毎回話すことになります。最初に職務経歴書を用意しておくと自身も楽になるのでおすすめです。

関連記事:職務経歴書の書き方(職種別)と提出方法

提案された求人が希望とマッチしているか伝える

キャリアアドバイザーは面談した内容を基に、経歴や希望の条件に合った求人を紹介します。最初は数多く幅広い求人が紹介されることが多いです。自分の希望に合っている求人、合っていない求人があると思います。何が合っていて、どこがイメージと違ったのかをキャリアアドバイザーに伝えることで、より希望にマッチした求人を互いにイメージしやすくなります。自分にマッチした求人の紹介が受けられるように、提案された求人へのフィードバックをしましょう。

また、求人票に記載されていない「社風」や「育休からの復職率」など、質の高い情報を提供してくれるのが転職エージェントのメリットです。気になる点や知りたいことがあれば、キャリアアドバイザーに確認しておきましょう。応募前に疑問や不安を解消し、ミスマッチを防ぐことができます。

転職エージェントの賢い使い方③履歴書・職務経歴書作成

転職エージェントの賢い使い方③履歴書・職務経歴書作成

求人の応募に必要なのが、履歴書や職務経歴書などの応募書類です。初めて転職される方や書類通過率が低くお悩みの方は、応募書類の添削を転職エージェントにお願いするといいでしょう。応募書類の作成時に役立つ転職エージェントの使い方を紹介します。

キャリアの棚卸しをする

書類通過率を高める秘訣は、応募企業が求めるスキルや経歴、人物像にマッチしていることが伝わる応募書類を作成することです。そのためには、自身の強みや評価されるスキル、経歴を理解していることが重要です。ですが、自分ではスキルや強みが言語化できていなかったり、評価される仕事内容や実績が分からないことがあります。

キャリアアドバイザーが第三者視点でキャリアの棚卸しを行うので、自分では気が付かなった強みの発見や評価される経験やスキルが明らかになることも多いです。自分の強みやスキルが分からない場合は、キャリアアドバイザーに相談してみましょう。

書類添削を受ける

作成した履歴書や職務経歴書をキャリアアドバイザーに添削してもらいましょう。キャリアアドバイザーは、経歴が過不足なく書かれているかや実績が伝わるように書かれているか、読みにくくないかなど、細かく確認します。

「自己PRが上手く書けなかった」「仕事内容が伝わるか心配」など、作成時に悩んだことや気になったことがあれば、キャリアアドバイザーに伝えておきます。気になっている点を意識して見てくれるので、心配事や悩み事が解消されることでしょう。

関連記事:履歴書の書き方・提出方法【ダウンロードフォーマット付】

転職エージェントの賢い使い方④面接

転職エージェントの賢い使い方④面接

書類選考を通過したら、いよいよ面接です。面接を通過するためには、事前の準備が重要です。事前準備のサポートや面接後のフィードバックなど、転職エージェントだからできるサービスがあるので、賢く使いこなしましょう。

日程調整をしてもらう

自己応募だと自身でスケジュール管理をしないといけませんが、転職エージェントを利用しているとキャリアアドバイザーが調整してくれます。ダブルブッキングなどのトラブルを防ぐだけでなく、希望の入社日までに内定を得るペース配分も考慮してもらえます。

一社から内定を得るペース配分だけでなく、複数の企業から内定を得た時に、比較検討ができるよう「選考の進捗が揃う」スケジュールになるようにしてくれるのもメリットです。

面接対策を受ける

転職エージェントは、企業の面接での質問の傾向や面接官が見ているポイントなど選考に関する情報を持っています。転職エージェントは、独自の情報を生かし想定質問の提供や、回答例の準備、模擬面接など、面接の通過率を高めるためのサポートを行っています。面接に不安を感じている方、面接が通らなくて悩んでいる方など、面接対策をお願いしましょう。

type女性の転職エージェントでは、企業ごとに面接対策を行い、想定質問から回答例の準備までサポートをしております。志望度の高い企業や最終面接では、模擬面接を実施しております。回答方法や自分では気が付かなった癖の指摘、面接に関する不安や悩みなどの、アドバイスが受けられるのが魅力です。ぜひご相談ください。

関連記事:type女性の転職エージェントの面接対策とは?

聞きにくい質問をエージェントから確認してもらう

残業時間、産休育休の取得実績や復職率、時短勤務が可能か、女性の管理職比率などの福利厚生や働き方について、入社前に確認しておきたいですよね。面接の逆質問で確認してもいいのですが、「待遇や働き方ばかり気にしている」と企業側の印象が悪くなる可能性もあります。転職エージェントを利用しているのであれば、キャリアアドバイザー経由で確認するのがベストです。

直接企業に聞きにくい質問や知りたい情報をキャリアアドバイザーが企業に確認をしてくれるので、面接での心象に影響を与えず、入社後のミスマッチも防げます

面接のフィードバックをもらう

転職エージェントは、企業から面接時の評価やフィードバックなどを聞いてる場合があります。自分では意識していなかったことや、面接官がどのような印象を受けたかなどの情報が得られるのは、転職エージェントだけです。例えば、「受け答えの時に目が泳いでいた」「声が小さく、自信がなさそうな印象を受けた」など、ネガティブな印象を与える言動に、初めて気づくこともあるかもしれません。こうしたフィードバックをもらうことで、次の選考に活かすことができます。

フィードバックがもらえない場合もありますが、転職エージェントを利用している方は、面接後に企業からのフィードバックを教えてほしいとキャリアアドバイザーに聞いてみましょう。

転職エージェントの賢い使い方⑤内定・入社

転職エージェントの賢い使い方⑤内定・入社

内定をもらった後も、入社日や待遇などの条件交渉などがあります。こうした場面でも転職エージェントを活用できます。内定後に転職エージェントを賢く使う2つの方法を紹介します。

入社条件の調整をしてもらう

内定が決まると、年収や待遇、入社日などの条件を決めていきます。入社日の調整や条件の決定などはキャリアアドバイザーが行います。自己応募だと自身で企業と交渉しないといけません。直接企業に交渉するのは難しいと感じてしまう方もいると思います。転職エージェントでは、キャリアアドバイザーに条件交渉の相談ができます

円満退職のアドバイスを受ける

現職の方だと内定後に退職を申し出るケースも多いでしょう。「強く引き止められたらどうしよう」「希望の退職日に辞められないかもしれない」などの不安もつきものです。引継ぎや引き止めが不安な人は、キャリアアドバイザーに事前に相談しておくと、無理のない入社日交渉をしてくれます。

転職エージェント利用時に注意すべきことは?

転職エージェント利用時に注意すべきことは?

最後に転職エージェントを使う時の注意点を紹介します。注意点を押さえて、転職成功に向けて転職エージェントを活用しましょう。

判断は自分でする

キャリアアドバイザーから求人の提案やアドバイスを受けますが、キャリアアドバイザーの意見に従わないといけないわけではありません。応募や入社を決めるのは、求職者自身です。転職のプロであるキャリアアドバイザーからの情報を参考に、本来の希望に合っているか、転職の目的に沿っているか、自分で考えて判断しましょう。

特に複数社の転職エージェントを利用していると、さまざまなアドバイスや求人の提案がされます。キャリアアドバイザーの強みや経験によって、異なるアドバイスを受けることがあるでしょう。異なる意見に迷ってしまったり、流されてしまわないように、自分の判断軸をしっかりと持つことが大切です。

転職エージェントのよくあるQ&A

Q.転職エージェントの利用は無料?

A.転職エージェントの利用は無料です。転職エージェントは、求職者を企業に紹介し、その求職者が企業に採用された場合、企業から成功報酬を受け取ります。この成功報酬が転職エージェントの主な収益源となっており、これによって求職者へのサービスを無料で提供することが可能となっています。

関連記事:転職エージェントの仕組み|無料で使える理由や利用可能なサービスを解説

Q.すぐ転職するつもりはないけど利用できる?

A.具体的な転職時期が決まっていない、転職しようか悩んでいるという方もご利用いただけます。現在のお悩みやキャリアのご相談をしながら、転職するかしないか一緒に考えることもあります。

Q.転職エージェントの利用が向いている人は?

A.転職活動をスムーズに進められるようにキャリアアドバイザーがサポートするので、初めて転職する方、現職で忙しい方におすすめです。また、20代、30代の女性はライフイベントを見据えたキャリア形成が重要になるので、女性支援に特化しているtype女性の転職エージェントの利用がおすすめです。ライフイベントの悩みに寄り添ったキャリアの提案や企業の紹介を行っています。

Q.担当アドバイザーは変更できるのか?

A.多くの転職エージェントでは、変更したい理由や事情によっては担当変更ができます。担当のキャリアアドバイザーとの相性が良くない、連絡が来なかった、求めているアドバイスやサポートがなかったなど、不満があれば担当変更を申し出てみるといいでしょう。

まとめ

転職エージェントを賢く使うコツを説明しました。これらのコツを取り入れて、積極的に行動して転職活動を進めてみてください。転職活動のあらゆるフェーズで転職エージェントは活用できるので、気になることや困っていることを相談してみましょう。

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