女性が稼げる職種・業界は?仕事で活躍するために必要なスキルも紹介

更新日:2024.02.05

この記事のまとめ

  • 何の仕事を選ぶかによって生涯年収が大きく変化する。
  • 営業職は、売上や契約件数がインセンティブやボーナスに反映されて収入がアップする場合が多く、実力があれば稼ぎやすい職種。
  • 即戦力となるITエンジニアには高い給与を提示することが多い。

稼げる仕事といっても、専門的な資格が必要な職種もあれば、独学や働きながらスキルを身につけていく職種などさまざまです。そのような中で、女性が稼げる仕事というのはどのような職種・業界なのでしょうか。また、業界の中でスキルを高めたり評価をされたりするためにはどうすればいいのかも併せて解説していきます。

稼げる仕事へ転職するときのポイントも紹介するので、現在の仕事より年収をアップさせたいと考えている人はご参考にしてください。

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監修者:坂本 麻奈実
監修キャリアアドバイザー
前職ではブライダルジュエリーの専門店で店長を経験。転職を考えたのは、ビジネスパーソンとして今後も社会で活躍できる女性でありたいと考えたから。一生に一度の結婚のお手伝いという職からより相手の人生に関わる深いサポートを行いたいと、キャリアアドバイザーへ転身。店長として店舗スタッフをマネジメントしていた経験から販売サービスの分野に特化したキャリアアドバイザーである。

女性の年収ランキングデータ

20代女性の職種別平均年収ランキング

※1:単位(万円)
※2:2022年4月1日~2023年3月31日にtype女性の転職エージェントでキャリアカウンセリングを実施した24~29歳女性の登録時の年収から算出

 

2022年4月1日~2023年3月31日にtype女性の転職エージェントでキャリアカウンセリングを実施した24歳~29歳までの女性を対象に調査した職種別の年収ランキングでは、それぞれの年収を総計すると、 最も年収が高かったのは営業職(2633.9万円)、2位が企画管理職(2531.0万円)、3位がITエンジニア職(2514.2万円)となりました。 

データで見ると、何の仕事を選ぶかによって生涯年収が大きく変化することがよく分かります。

関連記事:20代女性の平均年収ランキング(2022年度版)

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女性が稼げる職種 営業職

営業職ってどんな仕事?

営業職ってどんな仕事?

営業職は、顧客のニーズに対して自社の商品やサービスを提案・販売する仕事です。会社の利益に直結しており、単に商品やサービスの販売だけでなく、 自社の認知度をアップさせる役割も担います。 

取引相手は法人と一般消費者の2種類で、企業に対して商品を販売する「法人営業」と、一般消費者に対して商品を販売する「個人営業」があります。
法人営業ではOA機器や不動産・コンサルティングなどの商品やサービスを企業や団体に販売しています。個人営業では、保険やウォーターサーバーやネット回線などの商品やサービスを一般消費者に販売します。
また、業務は「ルート営業」と「新規営業」の2種類です。ルート営業はすでに取り引きのある客先に訪問し、取り引き後のフォローや新商品の提案をします。

新規営業は、今まで取り引きをしたことのない企業や人に商品のプレゼンテーションやサービス説明などをおこない、新規顧客の獲得を目指します。

関連記事:法人営業の仕事とは?やりがいや資格、キャリアパスなど解説
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営業職はなぜ稼げる?

営業職は、売上や契約件数がインセンティブやボーナスに反映されて収入がアップする場合が多く、実力があれば稼ぎやすい職種です。売上や契約件数は数字として可視化されるため評価基準が明確であり、売上を上げた分、自分の収入にも反映されやすいといった特徴があります。

会社の利益に直接関わる重要な仕事でやりがいを感じやすい側面もありますが、会社によっては、契約が取れないと収入がなかなか上がらない、契約ノルマが厳しいなどの懸念点もあります。

業界別に見ると、医療品業界やIT業界の営業職、精密機器メーカーやスポーツメーカーなどの海外営業は、専門知識や英語力が必要になるため、ほかの業界の営業よりも収入が高い傾向です。

営業職で評価されるには

売上や契約件数は営業職での評価基準の1つです。顧客のニーズや課題をよく聴いて状況を把握・分析し、その企業や個人に合った商品やサービスを提案して、顧客満足度を高めることができれば、評価にも結びつくでしょう。
そのために自社製品やサービスに関する知識を深めておき、いつどのような顧客の悩みにも対応した提案ができるよう準備しておくことが大切です。

また、顧客の抱えている問題を発見したり、問題をどのように解決できるか考えたり、自社商品やサービスによって実現できる顧客のより良い未来像を提案できる力を磨く必要もあります。

トーク力だけでなく聴く力も含めたコミュニケーション能力や問題発見能力、問題解決能力を高める研修会やセミナーなどに参加するのもいいでしょう。営業職でキャリアアップに活かせる資格は、「マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)」や「営業士」などがあります。さらに、不動産業界であれば「宅地建物取引士、保険や投資などの金融業界なら「ファイナンシャルプランナー」など、業界別の専門資格もキャリアアップに役立ちます。

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女性が稼げる職種 ITエンジニア

ITエンジニアってどんな仕事?

女性が稼げる職種 ITエンジニア

 

ITエンジニアは、インターネット通信やコンピューターなどを利用した情報技術の設計・開発・運用・管理などをおこなう仕事の総称です。

例えば、ネットワークの設計や構築をおこなう「ネットワークエンジニア」や、サーバーの設計・保守などをおこなう「サーバーエンジニア」、クラウド環境を構築・管理する「クラウドエンジニア」のほか、パソコンやスマホで使用するソフトやアプリを設計・開発する「システムエンジニア」や「プログラマー」などが含まれます。

関連記事:システムエンジニアの仕事とは?
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ITエンジニアはなぜ稼げる?

近年、ITに関わる事業が増大し、継続的に成長しています。そのため、慢性的な人材不足で長時間労働になってしまう場合が多く、その分給与が高めに設定される傾向があります。

学歴よりもスキルが重要視されやすい業界であり、 即戦力となるITエンジニアには高い給与を提示することが多いのも特徴です。 

また、AI技術やIOT技術などの新しい分野が急成長し、それらに関わるITエンジニア人材の需要が高まっています。そのため、新しい分野でも即戦力になれるスキルを身につけていれば稼ぎやすい職種です。
ただし、プログラミング能力やネットワーク、セキュリティに関する知識など、 専門的な知識が求められるため、常に勉強を続けて新しいことを吸収する姿勢が必要です。 

ITエンジニアで評価されるには

ITエンジニアは、プロジェクトの結果に対してどのような貢献をしたのかという点が評価ポイントとなります。
チームでプロジェクトを遂行するため、 プロジェクトの結果だけでは個人の評価ができません。そのため、プロジェクトにおいてどのような役割を担い、どのような能力を発揮して結果に貢献したかが大切です。 

ITエンジニアのキャリアは多様化し、専門的分野が新しく作られ続けているため、自分に必要な知識やスキルを見極める必要があります。また、プロジェクト管理やチーム育成などを担うマネジメントの道を目指すか、技術的に知識を増やして専門性を高めたスペシャリストを目指すかなど、自分の方向性を確認することも重要です。

ITエンジニアのスペシャリストとして活躍するには、ベンダー資格の取得がおすすめです。シスコシステムズやオラクルの製品を採用している企業が多く、「シスコ技術者認定」や「オラクルマスター」は認知度が高いため、キャリアアップに有利に働く場合があります。

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女性が稼げる職種 Web・クリエイティブ系

Web・クリエイティブ系ってどんな仕事?

Web・クリエイティブ系ってどんな仕事?

 

Web・クリエイティブ系の仕事には、Webサイトの構築や運用を管理する「Webディレクター」や、公開される画面を実際にブラウザに表示できるよう組み立てる「フロントエンドエンジニア」、Webコンテンツを作成する「Webデザイナー」などがあります。

そのほか、Webコンテンツ上で使用される動画やイラストを編集・作成する「動画クリエイター」や「イラストレーター」も含まれます。

関連記事:Webデザイナーの仕事とは?やりがいや資格、キャリアパスなど解説

Web・クリエイティブ系はなぜ稼げる?

「フロントエンドエンジニア」はwebデザイナーが作ったデザインをもとにして、HTML・CSS・JavaScript・PHPを使い、サイトを構築していくため、プログラム言語やITの知識と技術が必要です。また、 業界で見ると人材が不足していることから、市場価値が高く、給与も比較的高い傾向にあります。 

エンジニア向けの給与データベースサービスであるPROJECT COMPの2022年11月の調査によると、フロントエンドエンジニアの平均年収は650万円となっており、上位1%は年収1,985万円と、経験やスキルによっては高収入を得られるようです。
即戦力を求める企業が多いため、実績とスキルさえあればキャリアアップしやすく、年収アップを狙えるでしょう。

一方、「Webデザイナー」は人材が飽和状態に近いため、デザイン技術の向上はもちろん、デザイン以外のスキルも掛け合わせて自身の強みを作ったり、市場価値を高めていくことが大切です。

Web・クリエイティブ系で評価されるには

Web・クリエイティブ系では、依頼主であるクライアントの求める要望に応えることが必要です。 顧客の要望を汲み取り、期待値を超えるものを提供することで評価を上げることができるでしょう。 

クライアントの要望を的確に理解するために、コミュニケーション能力も求められます。また、顧客の要望を聞くだけでなく、自分のスキルを活かしてクライアントの望む未来を実現するための提案力も重要です。
Web・クリエイティブ系ではチームで仕事をすることも多く、進行管理能力やマネジメント能力を身につけると、管理者としても活躍できます。

Webデザイナーの場合は、フロントエンド言語の知識を高め、デザインスキルを磨くことが大切です。同時にマーケティングやSEOなどの知識を高めると、集客や売り上げに貢献できるため、活躍の場を広げることができるでしょう。
「Webクリエイター能力認定試験」や「HTML5プロフェッショナル認定試験」、「Googleアナリティクス個人認定資格」などの資格も業務で役立ちます。ほかにも、WebクリエイターやWebデザイナーの基礎となるベーシックスキルを持っていることや、HTML5・Googleアナリティクスの習熟度を証明できるので、可能ならば取得しておくことをオススメします。

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女性が稼げる職種 事務

事務ってどんな仕事?

事務ってどんな仕事?

事務とは、書類の作成・整理や電話・来客対応などの業務全般の総称です。

業務範囲は広く、おもに「社内向け」と「社外向け」の2種類の業務があります。社内向け業務は、社内サポートが中心となる「一般事務」のほか、会社のお金を管理する「経理事務」、人事情報や勤怠情報の管理をおこなう「人事・労務事務」などです。

外向け業務には、顧客情報の管理や請求書の作成などをおこなう「営業事務」や、製品の輸出入の必要書類作成や手続きをおこなう「貿易事務」などがあります。

関連記事:経理の仕事とは? やりがいや資格、未経験からのキャリアパスなど解説
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関連記事:営業事務の仕事とは?やりがいや資格、キャリアパスなど解説

事務の仕事はなぜ稼げる?

事務の仕事はイレギュラーな仕事が発生しにくく、ルーティンワークが中心になるため残業が比較的少ない分、基本給は安くなっています。

事務職の中でも比較的給与が高いのは、一般事務より「営業事務」や「貿易事務」です。「営業事務」は会社によっては海外とのコミュニケーション能力や英語力が必要な場合もあります。また、専門性の高い書類の作成・手続きが必要な「貿易事務」は、経験や実績を重ねることで収入アップを目指せるでしょう。

事務で評価されるには

事務職では、営業職の売上数字のような明確な評価基準はありませんが、作業の正確さや速さのほか、 効率化や改善に対する取り組みを基準として評価されます。 
MOSや文書情報管理士など事務全般で活かせる資格の取得や、社会保険労務士や簿記など各分野の専門資格を取得すると活躍の幅を広げられるでしょう。
また、研修やセミナーでチームワーキングを学んだり、管理者に必要なことを学んだりすると、マネジメントポジションでも活躍できます。

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女性が稼げる職種 販売・サービス

販売・サービスってどんな仕事?

販売・サービスってどんな仕事?

販売・サービスは名前の通り、一般の消費者に対して商品の販売やサービスを提供する仕事です。

例えば、百貨店や専門店、スーパーなどでの商品の販売や、エステ店や美容院などでの施術、運輸業界の客室乗務員やドライバーなどがおこなうサービス提供があります。

関連記事:販売職の仕事とは?やりがいやキャリアパスなどを解説

販売・サービスで稼ぐ方法は?

販売・サービスは業界として見るとそこまで収入が高いわけではありません。しかし自動車や、ブライダル、ジュエリーといった 販売単価の高い製品を扱う場合は、一つ売るだけで大きな売上を作ることができます。 そういった業種で営業ノルマを達成するとインセンティブやボーナスなどが大きく反映され、収入アップを狙える可能性もあるので、現職の収入が低い場合は違う業種へ転職してみるのも一つの手です。

その他にも、リピート顧客を生み出すことで、長期的に安定した売上を上げ続けることができます。

販売・サービスの仕事は、顧客と直接的に関わるから業種だからこそ、顧客に対する細やかな気配りやコミュニケーションはとても重要です。

さらに顧客に対する気配りやコミュニケーション能力だけでなく、店舗運営ではアルバイトを雇っていることも多いので、統率を行い全体での売上アップを指揮するリーダーシップ能力といった対人スキルを磨くことが求められます。そのような細やかなところまでの積み重ねが顧客満足や利益増加への貢献とみなされ、評価アップの要因となるでしょう。

販売・サービスで評価されるには

販売・サービスでは、実績を重ねて店長やバイヤー、商品開発や販売戦略をおこなうマーチャンダイザーになると給与がアップします。人材育成スキルやマーケティングスキルを身につけると、エリアマネージャーや本社勤務など、活躍の幅を広げることができるでしょう。

「接客サービスマナー検定」や「販売士(リテールマーケティング)」は販売・サービス職でのキャリアアップに役立つことが多い資格の1つです。接客サービスマナー検定は接客サービスの能力があることを証明できるため、就職や転職に役立ちます。

また、 家電量販店や化粧品販売のような小売業では、販売士の取得を推奨している企業が多く、昇進や昇給の条件としているところもあります。 

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稼げる職種へ転職するためには

 

稼げる職種へ転職するためには

経験やスキルを活かせる職種・業種を選ぶ

まずは自分が今まで培ってきた経験やスキル、得意なことなどを整理し、自己分析してみましょう。自分の強みやアピールポイントを把握し、自分の経験やスキル、得意なことやこれまでの実績が活かせる職種であるか、強みを発揮して活躍できる企業であるかを見極めて求人を探すことが大切です。転職後のやりがいやキャリア形成などにも繋がります。

年収が上がりやすい業界を選ぶ

厚生労働省の「令和3年賃金構造基本統計調査」によると、女性の賃金増加率が最も高いのは「電気・ガス・熱供給・水道業」で、2位が「情報通信業」でした。人材が不足している業界や機械化できない業界などを中心に年収が高くなる傾向があるようです。

また、企業のIR情報なども参考にして、 企業の成長率や今後の将来性なども調べてみるといいでしょう。 

転職エージェントを活用する

転職では、事前にいくら企業のホームページや公的機関のデータを調べても、社内の雰囲気や現場の様子などは実際に働いてみないとわからないことも多いです。
しかし転職エージェントを利用すると、実際に働いてみないとわからないことも事前に教えてくれます。

例えば、給与面の心配があって詳しく聞きたい、給与の交渉がしたいといった場合にも、転職エージェントが企業との間に立って交渉してくれます。また、転職エージェントは業界や企業にも精通しているため、企業選びで役立つ情報をもらえることもあるでしょう。

給与以外にも、仕事をするうえで重要な「職場の環境や働きやすさ」についても、転職エージェントに相談ができます。
 キャリア相談や企業の紹介、書類の準備や面談などの日時調整、入社準備までサポートしてくれるので、転職エージェントを活用するのも1つの方法です。 

関連記事:女性向け転職エージェントを使うメリットとは? 活用方法と注意点も解説

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まとめ

年収や働き方など、自分の希望する条件に合った仕事へ転職するには、給与が上がりやすい職種や業界を選ぶことも大切ですが、自分の経験やスキル、実績を活かして活躍できるかどうかも重要なポイントです。

自分にあった稼げる仕事を見つけるために、まずは自分の経験やスキルを棚卸しして、強みを明確にしましょう。

自己分析やキャリアプラン、自分にあった企業を探すときには転職エージェントが心強い味方になります。転職全般を専任でサポートしてくれるエージェントに相談しながら、自分の経験やスキルを活かして活躍できる稼げる仕事への転職を成功させましょう。

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