システムエンジニアの仕事とは? やりがいや生かせる資格、キャリアパスなど解説

更新日:2024.02.05

この記事のまとめ

  • システムエンジニアは、ソフトウェア開発において主に企画・設計や顧客対応、プロジェクトマネジメントなどを担当する職種。
  • システムエンジニアにとって一番のやりがいは、自分が開発に携わったシステムを多くの人に使ってもらえること。
  • 未経験からいきなりシステムエンジニアになるのは難しいため、まずはプログラマーとして経験を積むのがおすすめ。

社会全体でIT化やデジタル化が進む中、ニーズが高まっているのがシステムエンジニアです。求人情報でもよく目にする職種なので、気になっている人も多いのではないでしょうか。とはいえ、「技術職やIT関連の経験がないと採用されないのでは?」と思っている人も多いかもしれません。

そこで今回はシステムエンジニアについて、具体的な仕事内容や必要なスキルや経験、未経験から転職するためのポイントなどを解説します。

無料でプロに相談してみる

 

監修者:中嶋 千博
監修キャリアアドバイザー
中嶋 千博
【保有資格】米国CCE,Inc.認定GCDF-Japan キャリアカウンセラー
航空会社で客室乗務員を経験した後、人生の重要な転機に関われるキャリアアドバイザーに魅力を感じ、「type転職エージェント」へ。
以来IT領域専任のキャリアアドバイザーとして12年にわたり転職希望者をサポート。
卓越したIT領域のマーケット知識とインプットされた転職ノウハウを武器に、転職希望者と並走するパートナーとして新しいキャリアの可能性を提案し続けている。

システムエンジニアの主な仕事内容

システムエンジニアの主な仕事内容

システムエンジニアは、ソフトウェア開発において主に企画・設計や顧客対応、プロジェクトマネジメントなどを担当する職種です。 どのようなシステムを作るのかを考えたり、プログラムの仕様書を作成したり、納期に間に合うようにスケジュール調整や進行管理を行なったりします。

システム開発では、まずクライアントから要望や課題をヒアリングし、システムの全体像を考えます。 このプロセスを「要件定義」と呼びます。 続いて「どの技術を使い、どんな機能や仕様のシステムにするか」を具体的に考え、設計した内容をまとめた仕様書を作って、プログラマーに指示を出しながらプロジェクトを進めます。

システムエンジニアが担当するこれらのプロセスは「上流工程」と呼ばれ、なかでも要件定義は最上流に当たる大事な業務です。 よって優秀で経験豊富なシステムエンジニアが、クライアント先に出向いて顧客と直接コミュニケーションする役割を任されます。

関連記事:インフラエンジニアの仕事とは?

\保有求人数 32,000件以上!/

システムエンジニアの仕事のやりがい・厳しさ

システムエンジニアの仕事のやりがい・厳しさ

やりがい①システムで社会を支えられる

システムエンジニアにとって一番のやりがいは、自分が開発に携わったシステムを多くの人に使ってもらえることです。プロジェクトによっては、日本中の人が利用する大規模なサービスを設計したり、人々の生活になくてはならない公共や金融などのインフラ開発に関わったりするチャンスもあります。クライアントやユーザーから「このシステムのおかげで便利になった」「困っていた問題を解決できた」といった反応をもらえたときは、大きな喜びを感じられるでしょう。「自分の仕事が社会を支えている」という実感が持てるのが、この仕事の醍醐味です。

やりがい②社会的にニーズが高い

いまやITやデジタルなしに世の中は成り立ちません。 どの企業もこれらの技術に精通した人材を求めていて、システムエンジニアはなくてはならない存在になっています。転職市場でも特にニーズが高い職種なので、自分の技術力や専門性を磨けば、多くの企業から求められる人材になれるでしょう。自分の市場価値を高めれば、年収アップを叶えたり、ワークライフバランスを重視した働き方ができる職場へ転職したりと、自分が思い描くキャリアを実現できる可能性も広がります。

厳しさ①ハードな働き方が残る企業もある

決められた納期までにシステムを完成させなくてはいけないため、ときには遅くまで残業せざるを得ないこともあります。 またクライアントが途中で仕様の変更を求めたり、トラブルによって作業の遅れが生じたりすることもあるため、対応に追われて忙しくなることもあります。今はどの企業も働き方改革が進み、極端な長時間労働を求められることは減りましたが、 会社によってはハードな働き方が残っているケースもあることを知っておきましょう。

厳しさ②最新のIT知識のキャッチアップが必要

ITの世界は技術革新のスピードが速く、次々と新しいテクノロジーやツールが登場します。システムエンジニアとして技術を使いこなすには、常に最新の知識や情報をキャッチアップし、積極的に学ぶ努力や意欲が必要です。日々勉強し続けることがストレスになる人は、仕事に厳しさを感じるかもしれません。

\保有求人数 32,000件以上!/

システムエンジニアに求められる経験・スキル・資格

システムエンジニアに求められる経験・スキル・資格

コミュニケーション力や調整力などのソフトスキル

IT業界の経験やプログラミングの知識があれば望ましいのはもちろんですが、意外に重要なのがソフトスキルです。 クライアントと打ち合わせをしたり、プログラマーへ指示を出したりと、人と接する機会が多い仕事でもあるため、コミュニケーション力が求められます。またクライアントや社内の関係部署と交渉し、予算やスケジュールを相談しながら円滑に仕事を進める調整力も必要です。

業界や業務の知識

企業のシステム開発は、業務上の課題を解決したり、ビジネスの目標を達成するために行われます。ですからクライアントの業界や業務について知識があれば、システムエンジニアの仕事にも役立ちます。システムエンジニアは未経験でも、前職で業務全体の流れを理解したり、業界の特徴について語れるくらいに詳しい人なら、その知識を活かせる場面があるかもしれません。

プロジェクトマネジメントの経験

システムエンジニアは納品までの全工程に携わるため、各プロセスでさまざまな人と関わりながらプロジェクトを動かす力が求められます。前職がシステムエンジニアではなかったとしても、社内のプロジェクトを任され、ゴールまで到達できた経験があれば役立ちます。

資格は必須ではないが、あれば技術力の証明に

システムエンジニアは資格がなければ就けない職種ではありません。 ただし資格があれば、自分の技術を証明するのに役立ちます。会社によっては、入社後に基本情報技術者試験などの資格取得を必要とするケースもあります。

また未経験から転職を目指す場合、独学でも合格しやすいITパスポートを取得しておくと、転職後も技術者として勉強し続ける意欲があることを示す効果が期待できます。

\保有求人数 32,000件以上!/

システムエンジニアのキャリアパス

システムエンジニアのキャリアパス

システムエンジニアとして経験を積み、プロジェクトリーダー(PL)やプロジェクトマネージャー(PM)へキャリアアップしていくのが一般的なキャリアパスです。システムエンジニアはニーズが高いため、 経験を積んで高い専門性や技術力を身につければ、より条件の良い企業へ転職して年収アップを実現しやすいのも特長です。

\保有求人数 32,000件以上!/

未経験からシステムエンジニアになるには

未経験からシステムエンジニアになるには

未経験からいきなりシステムエンジニアになるのは難しいため、まずはプログラマーとして経験を積むのがおすすめです。下流工程と呼ばれるプログラミングやテストなどのプロセスを担当し、基礎的な技術やプロジェクトの流れを学んでから、システムエンジニアへのステップアップを目指します。

ただし最近では、ノーコードと呼ばれるプログラミングを用いない開発手法が増えているため、プログラマーから始めなくてもシステムエンジニアになれる「未経験可」の求人も見られるようになりました。よって未経験者は応募企業についてしっかり下調べして、自分がチャレンジできる求人かどうかを見極めることが大切です。

とはいえ、どの求人なら未経験者でも採用される可能性があるのか判断がつかないこともあるでしょう。そんなときは、人材紹介サービスに相談するのも一つの方法です。

転職市場に詳しいプロのキャリアアドバイザーがあなたのキャリアや経験・スキルをていねいにヒアリングし、数多くの求人から応募可能な企業を見極めるので、採用の可能性が低い求人に応募して無駄な時間や手間を費やすこともありません。システムエンジニアの転職についてわからないことや不安なことがあれば、一度相談してみることをおすすめします。

関連記事:未経験でも女性エンジニアになれる?転職で失敗しないためのコツも紹介!

\保有求人数 32,000件以上!/

まとめ

システムエンジニアは多くの企業から必要とされている職種です。日々の業務を通じて自分の技術力や専門性をどんどん高められるのも魅力です。スキルを活かして社会の役に立ちたい人や自分を成長させたい人には、ぴったりの仕事と言えるでしょう。

type女性の転職エージェントでは、 女性向け個別転職相談会・セミナーを実施しています。女性の転職支援の経験が豊富なキャリアアドバイザーに、転職の悩みやキャリアをご相談ください。転職のスペシャリストであるキャリアアドバイザーが無料で1対1の相談を承ります。

関連記事:女性向け転職エージェントを使うメリットとは? 活用方法と注意点も解説

人気記事ランキング
Page Topへ