販売職の仕事とは?やりがいやキャリアパスなどを解説hanbai

更新日:2024.02.05

販売職の仕事とは?やりがいやキャリアパスなどを解説

更新日:2024.02.05

販売職は人々の生活にとって身近な存在です。どれを買おうか迷ったときや、商品についてわからないことがあるときなど、店舗で接客する販売職が心強いサポート役になってくれます。

そこで販売職に興味がある人のために、仕事内容ややりがい、求められる経験やスキル、未経験で転職に成功するためのポイントなどを詳しく解説します。

監修者:坂本 麻奈実
監修キャリアアドバイザー
前職ではブライダルジュエリーの専門店で店長を経験。転職を考えたのは、ビジネスパーソンとして今後も社会で活躍できる女性でありたいと考えたから。一生に一度の結婚のお手伝いという職からより相手の人生に関わる深いサポートを行いたいと、キャリアアドバイザーへ転身。店長として店舗スタッフをマネジメントしていた経験から販売サービスの分野に特化したキャリアアドバイザーである。

販売職の主な仕事内容

販売職の主な仕事内容

店舗に来店した顧客に対して商品を販売する仕事です。接客、在庫管理、店のレイアウトなど、店舗の運営業務全般を担います。

販売職に求められるのは、顧客のニーズをヒアリングして希望する商品を勧めたり、商品購入を後押しする提案をして、購入につなげることです。女性ならではのコミュニケーションスキルを活かして活躍できる仕事と言えるでしょう。企業によっては、店舗や個人に売り上げ目標が設定されることもあります。

販売職の働き方は、勤務先の店舗の営業時間によってさまざまです。店舗によっては、シフト勤務で土日祝の休みが少ないこともあります。その代わり、平日に休みがとれたり、先々までスケジュールが立てやすいメリットもあります。
大型店舗の場合は勤務する人数が多いので、家庭の事情や体調によって突発的な休みをとりたいときも、代わりの人員を補充してもらえるなど柔軟な働き方ができるケースもあります。

販売職の仕事のやりがい・厳しさ

販売職の仕事のやりがい・厳しさ

やりがい①顧客からの反応をダイレクトに感じられる

対面で接客するので、自分の提案に対する顧客の反応をダイレクトに感じられます。丁寧な接客で信頼関係を構築し、相手がリピーターになってくれる喜びを味わえるのは、販売職ならではの大きなやりがいです。店のレイアウト変更やPOPの作成などの工夫をして、顧客が商品を手に取る機会が増えたり、売上が伸びたりといった成果を目の当たりにできることも、販売職の醍醐味です。

やりがい②ニーズを引き出す力が高まる

顧客とコミュニケーションしながら接客するため、顧客が求めているものや悩みなどニーズを引き出す力が高まります。また引き出したニーズを満たす商品を紹介することで、購入につなげる提案力も養われます。

やりがい③魅力的な商品やブランドに携われる

自分が好きなブランドや商品の販売に携われるのも、販売職の楽しさです。その魅力を顧客に伝え、商品やブランドの価値向上に貢献することは、他の仕事にないやりがいです。

厳しさ①シフト勤務のため不定休になりやすい

店舗の営業時間に合わせた勤務体系になるため、特定の曜日や時間帯が休みになるとは限りません。早番や遅番、シフト制など、勤務日や勤務時間は固定されていないケースがほとんどです。

販売職の場合、顧客の来店が多い土日祝は勤務し、平日に休むのが一般的な働き方です。顧客に合わせて業務を行うので、いつ休憩時間が取れるかなども読みづらいところがあります。またシフト勤務で誰かが急に休みを取ったとき、自分が責任ある立場の場合は代わりに勤務したり、休日出勤することもあります。

厳しさ②店舗の営業時間後に品出しの業務がある

店舗の運営には、棚卸しや品出しなどのバックヤード業務が欠かせません。営業時間中は顧客の接客を行うため、これらの仕事は営業時間外に対応することがあり、夜遅くまで働く場合もあります。

厳しさ③年収が上がりにくい

小売業は常に在庫を抱えるため、経費が多く利益率が低いビジネスモデルです。よって人件費への投資が難しく、年収が上がりにくい構造があります。個人が成果を上げても、インセンティブやボーナスで収入が増えることは少なく、年収を上げたい人にとっては厳しさのある職種です。

販売職に求められる経験・スキル

販売職に求められる経験・スキル

コミュニケーションスキル

接客が主な仕事のため、対面で顧客の話を聞き、相手が望んでいることや悩んでいることを引き出して、適切な提案としてアウトプットできるコミュニケーションスキル能力が必要です。

商品知識を学習する研究意欲

顧客のニーズに合った提案をするには、販売する商品の専門知識が必要です。インターネット販売など非対面の販路が拡大する今、あえて顧客が対面での購入を検討するのは、販売員が持つ専門的な知識や商品への深い理解、具体的な活用シーンの提案などを期待するからです。

よって販売職がそれらを提供できないなら、ECサイトで購入すればいいということになってしまいます。顧客の期待に応えるには、商品に関する知識を学び、理解を深めるための研究意欲を備えていることが求められます。

販売職のキャリアパス

販売職のキャリアパス

販売スタッフとして経験を積んだのち、主任などのリーダー職を担い、その後は副店長、店長、マネージャー、スーパーバイザーなどのマネジメント職へキャリアアップをしていくのが一般的なキャリアパスです。なかには本社勤務となり、商品管理や店舗開発、広報などの業務を担当することもあります。

関連記事:販売職から他職種への転職成功のポイントを徹底解説

未経験から販売職になるには

未経験から販売職になるには

販売職は未経験での募集も多く、チャレンジしやすい職種です。専門性の高い商材を扱う場合は、その領域での知識を深めてスペシャリストを目指せる可能性もあります。

未経験から販売職になるには、転職活動の書類選考や面接で次のポイントを意識するといいでしょう。

学習意欲をアピールする

販売職は人柄を重視した採用が多いのが特徴ですが、それに加えて接客や商品について学ぶ意欲があるかも重視されます。事前に商品やブランドについて情報収集したり、実際に店舗に足を運んでみたりして、学習意欲があることを示すことが大事です。

志望動機を明確に伝える

未経験からの転職の場合、面接官は「なぜキャリアチェンジしたいのか」を詳しく質問します。どうして販売職なのか、さらにはなぜこの業界や企業なのかを明確に伝えられるように、事前に準備することが重要です。また「どうしてもこの仕事がしたい」という熱意が伝わる話し方を工夫することも大事です。

応募企業や職種・業界の理解を深める

「なぜこの職種・業界・企業なのか」について説明するには、事前に理解を深めておくことが必要です。応募企業のホームページや求人票をしっかり読み込み、競合の会社や業界についても情報を調べましょう。

とくに重要なのが、企業の求める人物像やスキルを理解することです。これを把握できれば、今までの仕事で得た経験やスキルを転職後にどう活かせるかもわかるので、その点を面接でアピールできます。

企業や業界・職種について理解を深めれば、入社後のミスマッチも防げます。その会社で自分の目指すキャリアが実現できるか、自分のイメージと実際の仕事にギャップはないかなどを確認することで、「こんなはずじゃなかった」「思っていた仕事内容とは違う」といった状況に陥るのを避けることができます。

関連記事:キャリアチェンジとは? メリットデメリットやタイミングを解説

まとめ

販売職は未経験からでも挑戦しやすい仕事です。自分が好きなブランドや商品を扱える楽しさもあります。興味がある人は、販売職への転職を考えてみてはいかがでしょうか。

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