人事の仕事とは?やりがいや資格、キャリアパスなど解説human_resources

更新日:2022.02.16

人事の仕事とは?やりがいや資格、キャリアパスなど解説

更新日:2022.02.16

人事の仕事といえば採用や研修をイメージする人が多いかもしれませんが、実はその業務内容は多岐に渡ります。人事制度の企画や人員配置など、経営に直結する重要な職務も多く含まれます。

本記事では、人事の仕事内容ややりがい、求められる経験や資格、未経験から転職を目指す際のポイントまで、詳しく解説します。

監修者:芳賀 未沙斗
監修キャリアアドバイザー
お客様の笑顔が見れる仕事がしたいと思い、新卒でアパレル業界に入社。販売職に7年間従事し、店長の経験を経た。今までの経験を活かしてステップアップしたいという思いと、難易度の高い無形商材を扱う仕事に挑戦したいというの思いでtype転職エージェントのキャリアアドバイザーへ転職。

人事の主な仕事内容

人事とは、企業活動において人に関する業務を担う職種です。人材採用から人材育成、労務管理、人員配置や人事考課まで、業務内容は多岐に渡ります。

人材採用では、新卒・中途を含めた採用計画の策定や採用活動、説明会の実施、入社後の研修などを行います。それに伴い、社員に面接官を依頼したり、応募者との日程調整や採用・不採用の連絡をしたり、内定を出してから入社までの対応を行ったりと、さまざまな業務が発生します。

人材育成では、社員を対象とした研修教育を行います。新入社員研修やマネジメント研修など、社員の経験やポジションに応じたプログラムを企画・実施し、社員の能力開発を支援します。

労務管理では、給与計算や社会保険の手続き、勤務時間や休暇取得状況などの勤怠管理、社員の入社・退社に伴う手続き、福利厚生の整備などを行います。従業員が安心して働ける環境を作る重要な業務であり、法律や制度などの知識が求められます。

他にも経営戦略や事業戦略にもとづいて人員の適切な配置を計画・実施したり、人事考課や報酬を含めた評価制度の企画・運用なども人事の仕事です。近年は業務の一部をアウトソースする会社もあり、人事の業務範囲は企業によって異なります。

人事は採用活動などで会社の顔となる立場であり、会社にとって重要な経営基盤である人材および社員の労働環境を管轄する部門です。よって責任は大きく、自社への深い理解が求められます。

また経営の浮き沈みを人材の面から支える仕事のため、業績不振の際には人員整理を担当することもあります。こうした事態をできるだけ避けるため、いかに最適な人員配置や採用計画を考えられるかが人事の手腕となります。

人事の仕事のやりがい・厳しさ

やりがい

仕事の成果を目の当たりにできるのが、人事の大きなやりがいです。採用によって社員が増え、社内に新しい風が吹いて既存の社員たちがモチベーションアップしたり、社員が働きやすい環境を整備することで離職が減ったりと、人事の活躍は組織の活動に直接的な影響を与えます。自分の仕事が自社の成長に結びつき、より良い会社の実現につながっていることを実感できるのは、人事ならではの魅力です。

厳しさ

人に関わる仕事のため、イレギュラーな状況や思いがけない事態に直面することも多くなります。会社の業績不振によって人員整理を任されたり、社員が不祥事を起こした際の対応を担当することもあります。また採用では人を見極める難しさがあり、「内定辞退が多く、採用計画がうまくいかない」「求める人材を確保できない」「入社後にすぐやめてしまう」といった悩みを抱えることも少なくありません。

人事は業務範囲が広いため、仕事量も多くなりがちです。とくに労務管理は月末や年度末などの繁忙期に業務が増えるため、時期によっては多忙を極めることがあります。

人事に求められる経験・スキル

人事の仕事は、採用・研修・労務・人事制度企画に大きく分けられます。未経験から人事職での採用を目指すなら、どれか一部でもいいので、これらの領域に関する業務経験があると選考で有利になります。例えば人材会社や研修会社で営業経験がある、企業からのアウトソーシングで労務や給与計算の業務を請け負っている、人事・組織に関するコンサルティング業務に携わっている、といった経験があればプラスになります。

また労務管理を担当する場合は、社会保険労務士の資格があると評価されます。労働基準法や社会保険に関する知識が問われるため、合格すれば法律や制度に精通した人材であることを示せます。

人事のキャリアパス

人事職のキャリアパスは、目指す方向性によってゼネラリストとスペシャリストに分かれます。ゼネラリストは、採用から組織作りまで人事領域全般を考えながら、人事の視点で事業を動かしていくキャリアです。スペシャリストは、採用、研修、労務など特定の領域で専門家として活躍するキャリアになります。

ただし人事制度企画については、全社員が関わる会社のルールや仕組みを設定する重要な業務のため、経験の浅い人が携わる機会はほとんどありません。まずは他の領域で人事として経験を積み、会社の方向性や制度の影響力を十分に理解した人が担当するケースがほとんどです。あるいは経営企画の経験者が人事制度に携わる場合もあります。そもそも制度を頻繁に変更する会社でない限り、人事制度企画だけを担当することは少なく、多くの場合は他の領域と兼務しながらキャリアを積んでいくことになります。

未経験から人事になるには

未経験から人事職へ転職するには、「なぜ人事職を希望するのか」「なぜこの会社でなければならないのか」について、書類や面接で明確な動機を伝えることが重要です。とくに採用担当者は応募者に会社の魅力をアピールする宣伝担当でもあるため、いかにその会社が好きで、どこに良さを感じているかをはっきりと語れることが必要です。

そのためには応募企業について事前に情報を調べ、会社への理解を深めることが欠かせません。また人事は会社の顔であり、現場で支えるスタッフを支援する仕事であることを理解し、自分はそのために努力できる人間であることも面接などで伝える必要があります。

近年は少子高齢化による労働人口の減少が進み、新卒も中途も売り手市場が続いており、求人倍率も高い傾向にあります。そのため採用に苦戦する企業が多く、人事職の選考ではこの課題解決に能動的に取り組める人材が好まれます。会社からの指示を受け身で待つのではなく、どうすれば必要な人材を採用できるかをみずから考え、採用手法や訴求の仕方を工夫しながら候補者にアプローチするなど、積極的に行動できることが期待されています。

よって人事の未経験者も、これまでの仕事や業務を振り返り、自分で工夫しながら成果を出した経験やエピソードを整理してみるといいでしょう。それを面接で伝えれば、自ら考え、行動できる人材であることをアピールできます。

まとめ

人は企業にとって大事な経営資源であり、それに関わる業務全般を担当する人事もまた重要な仕事です。自分が採用や教育に関わった社員が活躍する姿を見られるなど、やりがいを感じる機会が多い職種でもあります。会社の成長やビジネスの成功を人材の面から支えることに興味がある人は、人事職のキャリアを検討してみてはいかがでしょうか。

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