Webデザイナーの仕事とは?やりがいや資格、キャリアパスなど解説
更新日:2024.02.05
この記事のまとめ
マーケティングにおけるWebサイトの重要性は年々高まっており、Webデザイナーという仕事の需要は高まる一方です。未経験からWebデザイナーに挑戦したいという方も少なくないでしょう。ここでは、Webデザイナーについて、基本的なことから、求められる能力・人物象、考えられるキャリアパスなどについて解説していきます。
現在Webデザイナーの仕事に就いており、新しい会社への転職を考えている方も、今一度この仕事について深く理解して、転職活動に役立ててくださいね。
Webデザイナーの主な仕事内容
自社サイトやクライアントサイトなど、Webページのデザイン・制作を担うのがWebデザイナーです。「Webページのデザイン」と言っても、その業務内容は多岐に渡ります。 作業内容も細かく分類できますが、基本的な作業プロセスとしては以下の3つが挙げられます。
①サイト設計
マーケティング戦略に基づいて、全体の構成やレイアウト、イメージの設計を行います。 サイト利用者が得られるユーザー体験、いわゆるUX(ユーザーエクスペリエンス)の課題を洗い出したり、画面デザインや操作性などのUI(ユーザーインターフェイス)に問題がないかを確認します。 サイト設計はWebデザイナーではなく、Webディレクターが担当することもあります。
②デザイン作成
①で設計した全体像に基づき、色合いや装飾、ロゴやフォントなどを決定します。 グラフィックソフトツールを使って、写真を加工したり、イラストをはめ込んだり、必要な素材を加工しつつレイアウトを完成させます。 この工程を主に担当するのがWebデザイナーですが、①③まで一人でカバーできるWebデザイナーは現代ではかなり重宝される人材と言えます。
③コーディング
作ったデザインをWeb上で表示させるのがコーディング作業です。 HTMLやCSS、JavaScriptなどの言語を使ってコーディングを行い、設計通りサイトが表示されるように調整・確認をします。 この工程を専門で担う職種がコーダーです。 コーダーがきちんとデザインを再現できるよう、Webデザイナーもある程度のコーディング知識は必要です。
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Webデザイナーの仕事のやりがい・厳しさ
やりがい①自身のアイデアを形にできる
Webデザイナーのやりがいは、 なんと言っても自分で考えた構成やデザインが実際にWebページの形になることです。自身のアイデアを形にできるので、Webページが完成した際は他にない達成感があります。
やりがい②ユーザーからの評価が見える
作成したWebページは、PV(ページビュー)という形で結果が現れます。PVの他にも、CV(コンバージョン)、SNSシェアといった 数字で自分のデザインの成果が見えるのがやりがいという人も多いでしょう。
厳しさ①納期がある
制作会社で働く場合、案件には基本的に納期が設定されています。プロジェクトの司令塔であるWebディレクターの指示を受けながら、Webデザイナーは納期までにデザインを完成させる必要があります。そのため、迅速な対応を求められる場面が多くなります。
厳しさ②正解がない
デザインには正解がありません。クライアントの要望が具体的でなかったり、担当者の好みに合わせたりと、正解がないものを考え続けなければいけない、といった悩みがつきまとうかもしれません。
厳しさ③Webの世界の情報アップデートについていかねばならない
常に情報がアップデートされ続けるのがWeb業界の特徴。Webデザインやコーディング、業界トレンドなど最新の知識を学び続ける必要があることも、厳しさのひとつです。
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Webデザイナーに求められる経験・スキル・資格
Webデザイナーに必要なスキルは多岐に渡ります。 ここでは、制作会社勤務や自社サイトの制作を担当する場合を想定して、求められるスキルを紹介します。
デザイン制作に必要なツールや言語の知識
デザイン作成や素材加工には、PhotoshopやIllustratorなどのツールを使用するため、それらの知識・スキルが必要になってきます。また、Web上で設計したデザインをサイトとして正しく表示するには、HTMLやCSS、JavaScriptなどの言語が扱えることも必須です。
関連各所との連携力や周囲を巻き込む力
Webサイトの制作は、ひとりでは完結しないことも多いです。 制作過程にはWebディレクターやWebプロデューサー、クライアントなどさまざまな関係者との連携が必ず必要になります。 それぞれの要望をきちんとヒアリングして、デザインの方向性やイメージをすり合わせていく……。 こうした、多くの人とのコミュニケーションによってプロセスを進めていく力が必要となります。
進捗管理能力
多くの人間が関わる仕事には思い掛けないトラブルも起こります。想定外の作業が発生したり、突然追加の要望が持ち込まれることもあります。そんな時でも、臨機応変に調整や交渉を進め、決められた納期を守れるように、スケジュールを管理する能力が求められます。
UI/UXに関する知識・経験、ユーザー視点
Webサイトの制作はあくまでマーケティング施策の一部です。その一番の目的は「より多くのユーザーを呼び込むこと」。 そのため、マーケティングの知識があり、SEOを考慮してサイトを設計できるWebデザイナーは、企業の利益に貢献できる人材として高く評価されるでしょう。
関連記事:Webマーケティング職の仕事とは? やりがいや生かせる資格、キャリアパスなど解説
フロントエンドの知識
よりレベルの高いWebデザイナーを目指すなら、コーディングやサイトのシステム構築を行うフロントエンドエンジニアと円滑にやり取りをするために、開発言語やWebシステムに関する知識を身に付ける必要があります。「エンジニアと同レベルで会話できる」ことは大きな強みになります。
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Webデザイナーのキャリアパス
Webデザイナーとして採用された後、どのようなキャリアパスが考えられるでしょうか?将来設計や実際に歩んでいく道は人それぞれですが、大きく分けて以下のようなキャリアパスが挙げられます。
WebディレクターやWebプロデューサーを目指す
Webサイトの作成やその後の運用などにおいて、プロジェクト全体の進行やスケジュールを管理するのがWebディレクターやWebプロデューサーといった職種です。Webデザイナーに指示を出したり、サイトの調整を行ったりといった作業がメインとなるため、デザイン業務を経験した人なら活躍しやすい仕事です。
Webデザインのスペシャリストとして企業を渡り歩く
Webデザイナーとしてのスキルを究めるキャリアパスも考えられます。その場合、他の会社に活躍の場を求めることも、立派な選択肢の一つです。Webデザイナーとしての専門性を追求しながら、働く場所を変えることで年収アップを実現したり、仕事の方向性を転換したりすることができます。例えば、制作会社に勤めているWebデザイナーが事業会社に転職する、より大きな制作会社に転職する……など、さまざまな選択肢が考えられます。
フリーランスとして独立する
近年、フリーランスで活躍するWebデザイナーが増加しています。 経験とスキルがあれば、組織に属さず自分のスタイルに合わせて仕事を請けながら、生計を立てていくことも可能でしょう。 ただし個人事業主として独立するためには、Webデザイン以外の知識・能力が必要になってきます。 営業、経理、納品管理など専門外の実務が発生するため、自身の適正を見極めた上で独立するべきでしょう。
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未経験からWebデザイナーになるには
先述した必要最低限のスキルがあれば、実務未経験でもWebデザイナーに挑戦することは可能です。ただし、転職市場では即戦力が求められるため最初から好条件での採用は難しいのが現実です。
転職の成功率を高めるためには、自身で作り上げたWebサイトなどを複数制作してポートフォリオを用意したり、副業で何かしらのデザイン制作案件をこなしておいたり、「実務未経験をカバーする何か」を示す必要があると心得ましょう。
Webデザイナーは女性と相性が良い職種です。 BtoC向けのサービスやプロダクトのデザイン案件は、女性ターゲットのものが多く、女性ならではの視点を活かすことができます。 扱っている案件によっては、未経験であってもポテンシャルを評価されて採用に至る可能性もあるので、応募する企業がどんな制作実績が多いのかはよく確認しておきましょう。
関連記事:キャリアチェンジとは? メリットデメリットやタイミングを解説
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まとめ
さまざまなスキルが求められるWebデザイナーという仕事。他の職種に比べて在宅での勤務が行いやすく、ライフイベントやライフスタイルに合わせて調整しやすそうなため、人気が高まっている職種です。
企業がどんな人材を求められているのかを分析して、しっかりとプランを立てることで、Webデザイナーとしてあなたが目指すキャリアを実現してくださいね。
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