【女性版】転職面接におすすめの服装・メイク・髪型とは
更新日:2024.03.27
この記事のまとめ
転職活動を始めた後、面接のステップに進むにつれて気になってくるのが服装や身だしなみ。
新卒の時と同じ黒のリクルートスーツで良いのか、手持ちのスーツを着ていけば良いのか悩みどころです。
そこで、中途採用の面接ならではのファッションや着こなしポイント、身だしなみについて整理してみましょう。
面接の身だしなみの基本
転職の面接では、上下スーツで行くのが基本です。企業から私服の指定があればそれに従います。
面接の服装は、第一印象を決める重要な要素です。第一印象でマイナスな印象を与えないためにはどうすればいいのでしょうか。服装を選ぶ基準としては次の3つを意識します。
TPOに合っているか
転職面接は、ビジネスシーンなので、ビジネスに適した服装をしているかが大事です。あなたが営業職で大事なお客様との商談と考えるとイメージしやすいかと思います。そんな場面で、パーカーにスニーカーなど私服で臨むのではなく、お客様に失礼のないようにスーツを着て、髪型を整えて臨むのがTPOに合わせた服装です。
面接をビジネスの場としてとらえ、TPOに合った服装ができているかを面接官からは見られています。そのため面接では企業から私服の指定がない場合は、上下スーツを着用します。
清潔感があるか
清潔感は、どの業界や職種でも第一印象を決める重要な要素です。服にシワや汚れがついていたり、ストッキングが伝線していたり、靴のかかとがすり減っていたりすると、いくら上質なスーツを身につけていてもだらしない印象を与えてしまいます。スーツは面接前にクリーニングに出しておくといいでしょう。面接前に鏡の前で全身をチェックして、身だしなみを確認することも大事です。
全身の統一感
面接官は最初に会った瞬間に、全身の統一感も見ています。スーツにスニーカーやリュックを合わせていたり、服装はバッチリなのに髪型が乱れていたりなど、違和感を与えてしまうことのないよう、スーツ以外のアイテムや髪型などの身だしなみも整える必要があります。
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面接官が見ているポイント
面接官が服装や身だしなみについて、上記の3つに加えて「自社の社風に合っているか」も確認しています。例えば、銀行など真面目さや誠実さが求められる業種であれば、第一印象からも真面目さや誠実さがあるかをみています。応募先の企業や業界について、HPなどから社風や働く人の服装を調べておくといいでしょう。
女性の面接での服装・身だしなみ
では、どのような服装で面接に臨めばいいのか、アイテム別に紹介します。
スーツ
スーツは上下セットアップが基本です。上下の色は合わせた方がベター。ネイビーかグレーが好印象です。
パンツでもスカートでもどちらでもかまいません。与えたい印象や応募する業種や職種によって、選ぶといいでしょう。スカートの場合は、座った時に丈が短すぎないか確認してください。
ジャケットはサイズがフィットしていることが大切。大きすぎたり、小さすぎると違和感があります。
ビジネススーツは色や形など種類が豊富で、どんなものを選べばいいのか悩んでしまう方は、下記記事で詳細なスーツの選び方を解説しているので、ご覧ください。
関連記事:転職面接の女性のスーツの選び方や着こなしを徹底解説
インナー
白や淡い色のワイシャツやカットソーがおすすめ。素材はレーヨンやポリエステルなどやわらかい印象や上品さのあるものが好印象。ラフさが強調されてしまう綿のTシャツやキャミソールなど肌の露出が多いアイテムはやめましょう。
秋冬は寒さ対策も必要ですが、インナーにニットを着るのはご法度。ビジネスマナーを理解していない人だと捉えられてしまいます。体温調節は下着などで行うようにし、インナーはオーソドックスなカットソーかブラウスにしましょう。
応募職種や企業に合わせた印象を与えたい場合や面接のインナーについて、詳しく知りたい方は下記記事をご覧ください。
関連記事:【女性向け】転職面接でのインナーの選び方|ジャケットの中は何を着る?
靴
転職面接では、パンプスが適しています。紺色、ベージュ、グレーなど控えめな色であれば黒以外でも構いません。 赤や黄など派手な色は避けた方が良いですね。
派手すぎないシンプルなデザインのパンプスを選びます。フリルやリボンなどの派手な装飾がついたパンプスは、カジュアルな印象を持たれる可能性があるので、避けましょう。
転職面接で着用するパンプスのヒールは3〜5mが適切とされています。ヒールのついた靴を着用するとスーツやオフィスカジュアルな洋服がスタイリッシュに見える効果があります。またヒールの太さは、太すぎず、細すぎないものを選びます。
下記記事では、面接で履く靴の選び方、足元の身だしなみ、靴のお手入れ方法など詳しく記載しています。
関連記事:【女性版】転職面接時に履く靴の選び方とは?お手入れの方法や正しい足元の身だしなみを紹介
バッグ
面接のバッグは、A4サイズの書類が入る大きさを選びましょう。職務経歴書や会社パンフレットなどを入れることもあるからです。また、面接の際に椅子の横などに置いた時の見え方を考えると、支えがなくても倒れないバッグが好ましいです。
色は、スーツに合う黒やネイビーがベスト。茶色でもかまいません。素材は革や合皮などが適しています。ベーシックな四角いもので手提げタイプのビジネスバッグを選ぶのがおすすめ。
面接に向けてバッグ選びで悩んでいる方は、下記記事を参考にしてみてください。
関連記事:女性の転職面接にはどんなバッグが必要?よくある失敗や選び方を解説
髪型
面接で好印象を与えるヘアスタイルのポイントは、「清潔感があること」「顔や表情がはっきり見えること」の2点です。
面接は第一印象が大切なので、ヘアスタイルも清潔感を意識してください。髪が傷んでパサついていたり、乱れてボサボサだったり、寝グセがついたままでは、清潔感がなくだらしない印象を与えてしまいます。清潔感があるように、整えてから面接に臨みましょう。
また、目や顔まわりに髪がかかっていて表情が見えづらいと、暗く内向的な印象になります。目や顔に髪がかからないようにまとめておきます。
長さ別のヘアスタイルやおすすめのアレンジ方法など、面接の髪型について詳しく知りたい方は、下記記事をご覧ください。
関連記事:面接で好印象を与える髪型(ヘアスタイル)とは?髪色やヘアアクセサリーまで徹底解説
メイク
面接でのメイクは、顔色を良く見せたり、明るい表情を作ったりするためのものです。普段のメイクと異なり、トレンドを意識する必要はありません。面接で好印象を与えるためには「健康的で明るい表情」を意識したナチュラルメイクが基本です。
アイテム別の面接メイクの方法を詳しく知りたい方は、下記記事を参考にしてみてください。
関連記事:面接で好印象を与えるメイクのコツ・注意点
ネイル
ネイルをしていなくても選考にマイナスな影響はないので、ネイルをしないほうがいいでしょう。業界や企業によっては、ネイルをしていることにネガティブな印象を持たれることがあるからです。
関連記事:面接でネイルはNG?ネイルのマナーや落とせない時の対処法
アクセサリー
アクセサリー着用がNGな業界や企業もあるため、面接では付けない方がいいです。面接の場で失敗しないためには、最も厳しいルールに合わせます。特に金融や不動産などはアクセサリーの着用は避けます。身に付けても問題がないアイテムは、結婚指輪と腕時計です。
下記記事では、転職面接でアクセサリーを付けない方が良い理由や身に付けた方がいいケース、アクセサリー着用時の注意点を解説しています。
関連記事:転職面接でアクセサリーは付けない方がいい?身に付ける場合の注意点
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面接の身だしなみで気を付けること
面接の服装や身だしなみについて、気を付けることがあります。服装を選ぶ時に、意識してみてください。
派手な色や柄は避ける
面接では派手な色や柄はカジュアルすぎたり、目立ちすぎてしまうので避けましょう。服装を選ぶ際は、ベーシックカラーや無地の物を選びます。
露出の多い服装は避ける
TPOに合っていないと思われる可能性があります。インナーの胸元が開きすぎていないか、スカートの丈が短すぎないかなど、肌の露出にも意識をしましょう。特に座った時やお辞儀をした時も確認しておくと安心です。
ストッキングを着用する
転職面接では、肌の色に近いストッキングの着用が必須です。ビジネスの常識として、素足でオフィスに行くことはマナー違反です。パンツスーツでパンプスを履く場合、「靴下でもいいのでは?」と考える方もいると思いますが、基本的には靴下よりもストッキングの方がビジネスマナーとして望ましいです。
夏の暑い日や冬の寒い日もストッキングを着用します。機能性に優れたストッキングがあるので、通気性がいいものや保温性の高いものなど季節に合わせて選ぶといいでしょう。
汚れやシミ、シワがないか確認する
服装に汚れやシミ、シワがあると、清潔感がないと思われてしまいます。面接前にクリーニングに出したり、アイロンをかけたりしておくと安心です。移動中に服装に乱れがでる可能性もあるので、面接会場の近くで服装や髪型の最終確認をしておくといいでしょう。
香水や柔軟剤などの匂いもチェック
意外と盲点なのが、匂いです。たばこや前日に食べたものの匂いが服や髪、口からするのはもってのほか。しっかり消臭してから臨みましょう。
また、自分では気づきにくいのが柔軟剤の香り。最近では香水のような香りのするものが増えていますので、香りが強くないか一度注意しておきましょう。香水は、好みが分かれるため面接では避けましょう。
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「服装自由」や「カジュアルな服装」など指定がある場合
企業から私服を指定された時の服装は、オフィスカジュアルが基本です。ジャケットを着用し、白や淡い色のブラウスやカットソー、落ち着いた色のスカートやパンツを着るのが、おすすめです。私服可だからといってパーカーやジーンズなどカジュアルな服装はNGです。 下記記事で、企業からの指定やニュアンス別の服装を紹介しています。
関連記事:転職面接で私服を指定された場合の服装、髪型、バッグ、靴を徹底解説
「オフィスカジュアル」の指示があった時は、ジャケットをはおり、パンプスを履いて行くと良いと考えても差し支えありません。オフィスカジュアルで面接を受ける予定がある女性の方は、下記記事もぜひ参考にしてください。
関連記事:【女性】転職面接のオフィスカジュアルのマナーとは?服装のポイントとNGファッションを解説
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【業界別】服装選びのポイント
金融・不動産業界
お金や不動産を扱うため、きめ細やかさや誠実さ・信頼できる対応が求められる業界です。だからこそ華やかさや派手さよりも、誠実さや真面目さをアピールできる身だしなみが適しています。
具体的にはスーツの色は黒かネイビー、インナーは白のブラウスがおすすめ。靴も黒に統一した方が良いでしょう。ネイルやピアスも控えた方が無難です。
「服装自由」や「カジュアルな服装」など指定がある場合は、黒かネイビーのスーツで行くことをおすすめします。
Web・IT業界
ベンチャーマインド旺盛な企業が多く、入社後は私服通勤という場合も多いので、ある程度の華やかさを出しても良いでしょう。
大ぶりのアクセサリーは避けた方が良いですが、一粒ダイヤのネックレスやピアスなど、華奢で上品な印象のものをつけていくとむしろ好印象。上下同色のスーツである必要もありません。髪はおろしても、結んでもどちらでも問題ありません。髪色が明るすぎたり、髪が顔にかからないようにだけ気をつけましょう。靴はベージュなど明るい色でも問題ありません。ファッション雑誌のオフィスコーディネート特集などを参考にしても良いでしょう。
「服装自由」や「カジュアルな服装」など指定がある場合は、上下違う色のスーツでコーディネートしていってもOK。あまり堅苦しい格好をしていると、社風に合わないと判断されてしまうこともあるので気をつけた方がいいポイントです。
人材業界
不動産業界と、Web・IT業界のちょうど中間くらいの服装が良いでしょう。全身を黒で統一する必要はなく、ネイビーかグレーのスーツでも良いですが、過度なアクセサリーは悪印象となってしまいます。
アパレル業界
他の業界とは異なり、唯一自分の個性をファッションでアピールすべき業界。派手すぎは禁物ですが、ほどよくトレンドを取り入れて、自分のファッションセンスをアピールしてみてください。
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面接の服装や身だしなみに関するよくある質問
Q.リクルートスーツはNGですか
A.20代前半など第二新卒の年齢の方については、リクルートスーツでも問題ありません。20代半ば以降は即戦力を求められるので、フレッシュな印象のリクルートスーツでは頼りない印象になってしまいます。
Q.スーツがない場合はどうすればいいか
A.手持ちのジャケットを着用し、パンツやスカートを合わせる方法があります。下記記事で詳しく解説しています。
関連記事:面接時にスーツがない場合の女性の服装とは?選び方や対処方法を徹底解説
Q.Web面接の服装は?
A.対面と同じ上下スーツを着用します。髪型も対面と同じように顔や目にかからないようにまとめます。Web面接では暗く写ってしまうので、顔色が明るくなるようにメイクを意識することをおすすめします。
関連記事:好印象を与えるWeb面接(オンライン面接)の服装や髪型、メイクを徹底解説
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まとめ
すべてに共通するのは、面接を受けるうえでふさわしい清潔感を意識すること。スーツにフケやゴミなどがついていないか、コートは毛玉だらけではないか、シャツの袖はほつれていないか。そうした基本的なポイントを、社会人のマナーとして見られています。また、サイズが合っていなかったり、親から借りた古めかしいデザインのスーツだったりする場合は意外と目立ってしまいます。
服装やファッションは自分を主張するためにあるのではなく、TPOに合わせた装いができることをアピールするためのもの。受ける業界や企業に適した服装をするよう心がけましょう。
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