転職面接で私服を指定された場合の服装、髪型、バッグ、靴を徹底解説
更新日:2024.02.05
この記事のまとめ
転職面接の服装で「私服でお越しください」「服装自由」と言われた場合、どのような服装で面接に行けばいいのでしょうか。どこまで自由な服装でいいのか、本当に私服で構わないのか、スーツを着ていってもいいのかと悩んだ経験がある方も多いと思います。
本記事では、私服を指定された時の服装や髪型などの身だしなみ、企業が私服を指定する理由など詳しく解説します。私服で面接を受ける時の服装をアイテム別に紹介しているので、コーディネートの参考にしてみてくださいね。
私服を指定された場合の服装
企業から私服を指定された時の服装は、オフィスカジュアルが基本です。ジャケットを着用し、白や淡い色のブラウスやカットソー、落ち着いた色のスカートやパンツを着るのが、おすすめです。
関連記事:【女性】転職面接のオフィスカジュアルのマナーとは?服装のポイントとNGファッションを解説
実は、企業から私服を指定された時のニュアンスや表記によっても、私服が必須なのか任意なのか、スーツを選んでもいいのか温度感は変わってきます。企業からの服装の指定でよくある表記と適切な服装について紹介します。
「私服でお越しください」と言われた場合
企業から「私服でお越しください」と言われた場合は、私服で来ることを指定しているのでオフィスカジュアルで面接に臨みましょう。私服といえど、ビジネスシーンに適した服装を意味するので、Tシャツにジーンズなどのラフな服装や派手な柄の服装などはNGです。
この場合は、スーツの着用は避けます。どうしてもスーツで面接を受けることになった場合は、「仕事から直接面接に来た」など、やむを得えずスーツを着用した理由を伝えるといいでしょう。
「私服でも構いません」「私服可」と言われた場合
この場合は、私服を指定されていないので、オフィスカジュアルでもスーツでもどちらでも構いません。企業が服装にこだわっていなかったり、勤務後の面接の応募者に配慮していたりする場合が考えられます。
「カジュアルな格好でお越しください」と言われた場合
「カジュアルな格好」とは、オフィスカジュアルを指しています。この場合は、オフィスカジュアルで面接に臨むのが正解です。カジュアルと言われると、パーカーやTシャツ、カーディガン、ワンピースなどをイメージされるかもしれませんが、これらはビジネスの場には不適切と思われる可能性があるので避けましょう。
「ラフな格好で構いません」と言われた場合
「カジュアルな格好」と同様に「ラフな格好=オフィスカジュアル」を指定していると思ってください。言葉通りジーンズなどのラフな格好をすると、TPOが分かっていない、ビジネスマナーがなっていないと思われる可能性があります。ジャケットを着用したオフィスカジュアルな装いを選びます。
「服装自由」と言われた場合
企業から「服装自由」と言われた場合は、スーツでもオフィスカジュアルでもどちらでもOKです。応募企業の社風に合わせて選ぶといいでしょう。企業のHPや採用情報を見て、社員がどのような服装をしているのかを参考にするのがおすすめです。スーツにするか、オフィスカジュアルにするか悩んだ際は、キャリアアドバイザーに相談してみるのも一つの方法です。
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転職面接で企業が「私服」を指定する4つの理由
転職面接で企業が私服を指定するのには、どのような狙いがあるのでしょうか。主な4つの理由を紹介します。
服装から人柄や雰囲気を知りたいと思っている
企業は、長く働いて自社に貢献してくれる人を採用したいと考えています。その際に社風に合っているか、今働いているメンバーとの相性はどうか、などを見極める一つの要素として、面接の受け答え以外に私服からも判断をしようしています。応募先の企業がスーツで仕事をしているのに、私服で行ってしまったということがないように注意する必要があります。
TPOに合った服装や振る舞いができるか判断するため
採用担当者が確認したいのは、TPOに合った振る舞いができるか、ビジネスマナーが身に付いているかです。私服を指定した時に、ビジネスシーンに合った服装を選択できるのかを確認しています。私服だからと言って、遊びに行くのと変わらないカジュアルな服装やシワや汚れが付いた清潔感のない服装をするのは、TPOに合っていないと判断されてしまいます。
リラックスして面接を受けてほしいため
面接で緊張してしまい普段通りの様子を見られないことがあるため、スーツではなく私服を着ることで少しでもリラックスしてほしいという配慮です。スーツだと、どうしても堅苦しさを演出してしまいがち。それに対して私服は、応募者が普段の自分らしい姿を表現しやすくなります。企業側としては、「なるべく緊張せず会話してもらいたい」と思っているのです。
企業が「自由な社風」をアピールするため
ベンチャー企業など自由な社風を謳っている会社は、面接でも私服OKにすることで、社風をアピールすることがあります。この場合は、スーツは避けて、オフィスカジュアルなど、社風に合った服装を選ぶといいでしょう。
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アイテム別 私服で面接を受ける時の服装
私服で面接を受ける時の服装は、清潔感のあるビジネスの場にふさわしい服装を意識します。オフィスカジュアルをイメージすればOKですが、企業によってもオフィスカジュアルの線引きが異なるので、アイテム別に具体的に紹介します。
ジャケット
私服を指定された場合でも、面接ではジャケットの着用は必須です。黒、紺、グレー、ベージュなどのベーシックカラーを選びます。ジャケットの形は、襟付きのテーラードジャケットがおすすめです。
インナー
白や淡い色のブラウスやカットソーなどシンプルなインナーを選ぶと、合わせやすくなります。リボンやフリルなどの装飾が付いているものは避けた方がいいでしょう。
関連記事:【女性向け】転職面接でのインナーの選び方|ジャケットの中は何を着る?
ボトムス
スカートでもパンツでも好きな方でOK。スカートは柔らかい印象を与え、パンツは活発で明るい印象を与えるので、応募する職種や業界によって選ぶといいでしょう。
スカートの場合は、丈が短すぎるまたは長すぎるとカジュアルに見えてしまいます。パンツの場合は、タイトすぎたり、ゆったりしすぎるとカジュアルな印象を与えてしまうので、注意してください。
靴
私服だからと言ってスニーカーやサンダル、ブーツを履くのはやめましょう。シンプルなパンプスがおすすめです。パンプスもヒールが高すぎるものや装飾が派手なものは、ビジネスには不向きです。
関連記事:【女性版】転職面接時に履く靴の選び方とは?お手入れの方法や正しい足元の身だしなみを紹介
バッグ
シンプルな革のバッグを選びます。靴と色味を合わせると統一感があります。書類などをもらうこともあるので、A4サイズが入る大きさを選ぶといいでしょう。床に置くこともあるので倒れない形のバッグがおすすめです。私服を指定されてもリュックやミニバッグなどはカジュアルな印象を与えるので避けた方が無難です。
関連記事:女性の転職面接にはどのようなバッグが必要?よくある失敗や選び方を解説
アクセサリー
アクセサリー着用がNGな業界や企業もあるため、面接では付けない方がいいでしょう。面接の場で失敗しないためには、最も厳しいルールに合わせます。身に付けても問題がないアイテムは、結婚指輪と腕時計です。面接でのアクセサリーの着用について詳しく知りたい方は、下記記事をご覧ください。
関連記事:転職面接でアクセサリーは付けない方がいい?身に付ける場合の注意点
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夏の面接で私服を指定された場合の服装
面接では季節感も大事です。夏の暑い日に私服で面接に臨む際の服装について紹介します。
紺やグレーなどの清潔感がある色の薄手のジャケットを羽織り、半袖のインナーにボトムスを合わせるといいでしょう。夏場でもストッキングを着用するのがビジネスマナーです。暑いからと言ってキャミソールやショートパンツなどの露出の多い服装はやめましょう。
関連記事:【女性版】夏の転職面接時のスーツ・服装の基本とは?ジャケットの有無や選び方を解説
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冬の面接で私服を指定された場合の服装
冬の面接で私服を指定された際の服装について紹介します。
冬の面接で私服を指定された場合は、オフィスカジュアルな服装にコートやマフラーなどの防寒対策をします。ウールなど厚手のジャケットに淡い色のブラウスやカットソーを合わせます。ニットはカジュアルな印象を与えてしまうため控えた方が無難です。コートは、黒、紺、グレーなど落ち着いた色がおすすめです。トレンチコート、テーラードコート、チェスターコートなどスタンダードな形のものがビジネスの場に適しています。
コートやマフラーは、企業のオフィスに入る前に脱ぐのがマナーです。面接後は企業のオフィスを出てから着用しましょう。
関連記事:【女性版】冬の転職面接時のスーツ・服装の基本とは?コートやインナー、靴の選び方&マナーを解説
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私服面接の時の髪型とメイク
面接では服装だけではなく髪型やメイクなどの身だしなみも第一印象を左右する大事な要素です。私服面接時の髪型とメイクについて解説をします。
髪型
ヘアスタイルも服装と同じく清潔感を意識しましょう。髪が傷んでいたり、乱れていたり、寝癖が付いたままだったりすると、不潔でだらしない印象になってしまいます。移動中に髪が乱れてしまう可能性もあるので、面接前に化粧室などでヘアスタイルをチェックしてください。
髪が目や顔のまわりにかかっていると、表情が見えづらく内向的な印象を与えるので、注意します。ロングヘアの人は、ポニーテールやハーフアップなどまとめるといいでしょう。ショートヘアの人は、髪を結んだ際に後れ毛がでないようにピンなどでしっかりと留め、結ばない場合は、お辞儀をしても顔に髪がかからないようにします。
髪の色は落ち着いた色にしておいた方が無難です。ヘアアクセサリーはシンプルなものに留めておき、シュシュやカチューシャなどはカジュアルな印象を与えやすいので避けた方が無難です。
関連記事:面接で好印象を与える髪型とメイクは?避けたいNG例も解説
メイク
面接で好印象を与えるためには「健康的で明るい表情」を意識したナチュラルメイクが基本です。私服面接であっても、派手すぎたり濃すぎたりしないように注意します。またノーメイクもビジネスマナーではNG。
ベースメイクは、肌がキレイに見えるようにファンデーションを使い、崩れないようにパウダーで押さえます。チークや口紅・リップは、顔色が良くなるようにオレンジやコーラルなどがおすすめです。アイシャドウはブラウンやベージュなど落ち着いた色にし、アイラインは太くなりすぎないように細くナチュラルに引くといいでしょう。
関連記事:面接で好印象を与えるメイクのコツ・注意点
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私服で面接を受ける時に避けた方がいい服装
最後に私服で面接を受ける際に避けた方がいい服装について解説します。コーディネートを考える際の参考にしてください。
派手な柄、色、装飾の服装
私服面接であっても、派手な柄や色、装飾の服装はビジネスの場にはふさわしくないので避けましょう。面接官も服装が気になってしまい、あなた自身を正しく評価してもらえない可能性があります。
下記は面接で控えた方がいい柄の例です。
- チェック柄
- 花柄
- 太いストライプ
- ボーダーチェック
- 水玉
他にも、コントラストがハッキリとしている柄やキャラクターのデザインなどは面接では着用しないようにしましょう。
カジュアルすぎる服装
デニム、ファー、レザーなどの素材やダメージ加工などはカジュアルな印象を与えます。オフィスカジュアルに明確な線引きがないので、カジュアルすぎるアイテムは避けた方が無難です。
露出の多い服装
夏の私服面接の服装でも解説しましたが、露出の多い服装はビジネスではふさわしくありません。思ったよりも胸元が開いていたり、座ったらスカートの丈が短かったりする場合もあるので、事前に鏡で確認しておくことをおすすめします。
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まとめ
私服面接はオフィスカジュアルで問題ありません。企業から指定される言葉のニュアンスによって、スーツでも私服でも構わない場合と私服を指定されている場合があります。清潔感を忘れずに、ビジネスの場に合った服装で面接に臨みましょう。
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