【女性版】転職面接時に履く靴の選び方とは?お手入れの方法や正しい足元の身だしなみを紹介

更新日:2023.12.27

この記事のまとめ

  • スーツで面接を受ける場合、必ずパンプスを選びましょう。
  • 女性の転職面接で履く靴のポイントは「控えめな色」「シンプルなデザイン」「3〜5cmのヒール」「カジュアルすぎない素材」の4つを意識する。
  • パンプスや革靴は、防水スプレーなどで汚れを防ぎ、使ったその日のうちに素材に合った方法でお手入れをする。

転職活動の面接では服装のマナーが重視されますが、靴選びも重要です。靴選びを間違ってしまうと、どんなにスーツやオフィスカジュアルの洋服を着こなしていても、全体的な印象が悪く見えてしまうからです。女性の転職活動ではパンプスが基本とされています。サンダルやスニーカーで行くことは望ましくないため注意しましょう。

この記事では、「転職面接に適した靴って?」や「面接時の靴・足元で女性が気をつけるべきポイントは?」といった疑問に答えます。転職活動を本格的に始めるに当たって、パンプスの選び方、足元の身だしなみ、靴のマナー、お手入れ方法を解説しているので参考にしてみてください。

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監修者:斉藤 由梨
監修キャリアアドバイザー
斉藤 由梨
【保有資格】国家資格キャリアコンサルタント・米国CCE,Inc.認定GCDF-Japan キャリアカウンセラー
求人媒体の営業職から「type転職エージェント」キャリアアドバイザーへ転身。コンサルタント・PM・SI・ベンダーと幅広い領域でのIT業界従事者の転職サポートを行い、現在は役職経験者の方や組織のリーダークラスを中心に多くの転職者を中心に転職を支援している。

女性の転職面接に適切な靴の選び方とは

女性の転職面接に適切な靴の選び方とは

スーツで面接を受ける場合、必ずパンプスを選びましょう。ただし、近年では面接の服装について「私服可」「指定なし」などの指示をされるケースが増えています。服装に規定がない場合でも、ビジネスシーンに相応しいフォーマルな格好を選ぶために、次のポイントに注意してください。

  • 控えめな色を選ぶ
  • シンプルなデザインを選ぶ
  • 3〜5cmのヒールを選ぶ
  • カジュアルな素材は避ける

それぞれの選び方のポイントについて解説します。

控えめな色を選ぶ

転職面接では、紺色、ベージュ、グレーなど控えめな色であれば黒以外でも構いません。 社会人としての洗練された印象を示したいため、就活のようにみえる黒のリクルートスーツに黒のパンプスは避けたほうが望ましいです。

どんなスーツにも合わせやすく落ち着いた印象を与える「紺色、ベージュ、グレー」などの靴がよいでしょう。

個性的な色の靴を選んでしまうと、靴の印象ばかり残ってしまってあなたの実力や人柄の印象が薄れてしまうこともあるので、注意が必要です。スーツとの合わせを意識して控えめな色を選びましょう。

シンプルなデザインを選ぶ

転職面接では、派手すぎないシンプルなデザインを選びましょう。前項でも記載のとおり、派手なデザインの靴はその印象が残ってしまい、人柄や印象が薄れてしまう可能性があります。

フリルやリボンなどの派手な装飾がついたパンプスは、個性が出すぎるためNGです。

3〜5cmのヒールを選ぶ

転職面接で着用するパンプスのヒールは3〜5mが適切とされています。ヒールのついた靴を着用するとスーツやオフィスカジュアルな洋服がスタイリッシュに見える効果があります。

しかし、5cmよりも高いヒールを履くと、カジュアル過ぎてしまったり、転倒してしまったりする可能性があります。また、ピンヒールも足音が出やすいため転職面接では不適切です。太めのヒールで安定感のあるデザインのものを選びましょう。

カジュアルな素材は避ける

転職面接で着用するパンプスは、本革や合成皮革が基本ですが、転職活動であれば、布素材であっても問題ありません。

一方で、カジュアルな印象を与える可能性の高いエナメル素材やスエード素材は、避けることが無難です。スーツとの相性が良いものを着用しましょう。

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女性が面接前に確認しておくべき足元の身だしなみポイントとは

女性が面接前に確認しておくべき足元の身だしなみポイントとは

転職面接前に、確認しておくべき足元の身だしなみのポイントは、次のとおりです。

  • ストッキングは必ず着用する
  • ヒールがすり減っていないか確認する
  • 傷や汚れ、カビの跡がないか確認する

それぞれのポイントについて解説します。

ストッキングは必ず着用する

転職面接では、肌の色に近いストッキングの着用が必須です。ビジネスの常識として、素足でオフィスに行くことはマナー違反です。

女性はスカートを着用したり、パンプスを履く際に肌が見えたりするため、必ずストッキングを合わせて素足を出さないようにします。

パンツスーツでパンプスを履く場合、「靴下でもいいのでは?」と考える方もいると思いますが、基本的には靴下よりもストッキングの方がビジネスマナーとして望ましいです。

ストッキングは破れやすいため、面接当日はいくつか予備を持っておくと安心です。

ヒールがすり減っていないか確認する

転職面接で着用するパンプスは、表面やヒール部分がすり減っているものは不適切です。

ヒール部分がすり減っていると歩くたびにカツカツと音がするため、ビジネスマナーに反していると捉えられます。身だしなみを意識できていないと思われてしまう可能性があります。

とくに、接客や営業など人と関わる業種の場合は、ビジネスシーンに適した身だしなみ・服装ができるかどうかも選考に影響します。

またヒールのすり減りだけでなく、表面の擦れや傷も清潔感を損なうため、使い古したパンプスしか持っていない場合は新品を調達するのがおすすめです。

傷や汚れ、カビの跡がないか確認する

どんなに服装や髪型をきれいに決めていても、靴に傷や汚れ、カビがあるだけで「だらしがない人」という印象を与えてしまいます。

しばらく使っていない期間があると、靴は簡単に劣化するため面接日までに数時間履いてみて、違和感がないか確認すると安心です。

また、汚れやカビがついていた場合は落としておくことはもちろん、他に履ける靴がないか事前に確認しておくと当日に焦ることはないでしょう。

メンテナンスで傷、汚れ、カビが落ちない場合は、新品を調達しましょう。

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女性が私服での面接時に守るべき靴のマナーとは

女性が私服での面接時に守るべき靴のマナーとは

企業側から面接時の服装で「私服可」と指示があった場合に、気をつけるべき女性の靴のマナーは、次のとおりです。

  • パンプスにする
  • ローファーは履かない

それぞれのマナーについて解説します。

パンプスにする

企業側から服装の指定がなかったり、私服OKと指示されたりした場合でも、パンプスを着用するのが無難です。

スーツやオフィスカジュアルの服装のトータルバランスを考えたとき、パンプスが合わせやすく、全体的なシルエットがよく見えます。

太いヒールで3〜5cmほどの安定感のあるパンプスは、面接以外で普段のビジネスシーンでも重宝するため、1足持っていると使い勝手が良いでしょう。

ローファーは履かない

ローファーはカジュアルなシーンで着用することが多い靴のため、ビジネスシーンでは不適切です。

見た目の良さからフォーマルな靴と認識している方もいますが、元々は室内履きなどのカジュアルな靴として使われてきました。そのため、スーツやセミフォーマルな服装にローファーを合わせると、「ビジネス常識が欠けている」「チグハグ感がある」などの悪い印象を与えます。

ローファーは歩きやすくて安定感があるため、出勤時に履いている社会人はたくさんいますが、転職面接のようなフォーマルな場面では避けましょう。ローファーの代わりにパンプスを選べば、スーツやセミフォーマルの服装にもフィットして、好印象を与えられます。

下記記事で、転職活動中の身だしなみについてキャリアアドバイザーが業界別に解説していますので、靴以外での適した服装やマナーを知りたい方はぜひご覧ください。

関連記事:【女性向け】転職面接の服装はどうする? マナーとNG服装を解説

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女性が面接時に履くパンプスや革靴のお手入れ方法

女性が面接時に履くパンプスや革靴のお手入れ方法

女性が面接時に履くパンプスや革靴のお手入れ方法は、次のとおりです。

  • こまめなお手入れをする
  • 雨の日には防水スプレーを使用する
  • 濡れてしまった場合は入念なケアをする

それぞれのお手入れ方法について解説します。

こまめなお手入れをする

パンプスや革靴は、こまめにお手入れをすると長持ちします。

汚れや傷が目立つようになってからお手入れをするのではなく、家に帰ったら専用ブラシで汚れやホコリを落として、直射日光の当たらない風通しの良い場所に置きます。

転職活動時期は面接用のパンプスを履く日が増えますので、メンテナンスをしておかなければ見栄えが悪くなるのはもちろん、靴を買い足さなくてはいけない場合があります。

素材によってお手入れ方法は異なるため注意が必要ですので、下記のポイントを意識しておきましょう。

  • 布製:洗剤で水洗いOK
  • 合成:中性洗剤で水洗いOK
  • スエード:専用ブラシでブラッシング
  • エナメルパンプス:布で拭き取る(水洗いNG)

間違ったお手入れをすると靴の寿命を縮める原因になるため、正しい方法で靴を清潔に保ちましょう。

雨の日には防水スプレーを使用する

雨が降るとわかっている日には、家を出る前に防水スプレーを使うと、水漏れや劣化を最小限に抑えられます。

防水スプレーは、靴の生地に水が染み込むのを防ぐだけではなく、ほこり、汚れ、傷から靴を守る役割があり、メンテナンスには欠かせません。雨が降る日だけではなく、湿度の高い日にも防水スプレーを使うと、靴を良い状態でキープできます。

濡れてしまった場合は入念なケアをする

靴は水に濡れると劣化やシミ、型崩れの原因になるため、入念なケアが必要です。

雨や湿気で靴が濡れてしまったのであれば、まずは乾いた柔らかい布で水気をとり、直射日光の当たらない風通しの良い場所において乾燥させます。靴の内側まで水が染み込んでいるのであれば、つま先部分を高くして新聞紙などの吸湿性の高いものを詰め込むと、靴底までしっかりと乾かすことができます。中敷がついているものは取り外して、靴と中敷をそれぞれ別にした状態で乾かしましょう。

早く乾かそうとして、布でゴシゴシ表面を擦ったりドライヤーで熱を加えて乾かすのは、靴の素材を劣化させるためNGです。

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女性が転職面接で履く靴に関するよくある質問

面接時に靴ってそんなに見られるの?

面接官は、「清潔感があるかどうか」を判断する材料として、服装、髪型、靴をトータルバランスで見ています。

服装や髪型は意識して整える人が多いですが、靴はあまり目立たないからという理由で手を抜くポイントになりやすいです。

しかし、歩いたり座ったりするタイミングで足元は面接官からもよく見えるため、服装や髪型同様に靴にも気を配ることが大切です。

転職面接の場合は黒のパンプス以外の靴でもOKなことが多く、靴選びが難しいですが、迷う場合はスーツやセミフォーマルの洋服と調和したものを選びましょう。

面接は靴が原因で落とされることはある?

靴だけで選考が通らないことはありませんが、「清潔感がない」「TPOが理解できていない」という判断をされる要因にはなり得ます。

面接を受ける際は、部屋の中で歩いたり座ったりするため、自然と面接官は足元にも注目します。

ふと足元を見たときに、靴が汚れていたり派手な柄や飾りがついていたりすると、どんなに服装や髪型に気を使っていたとしても、不釣り合いな印象を与えかねません。

ビジネスマナーを意識するという意味でも、必ず足元の靴まで清潔感を重視しましょう。

面接の靴はスニーカーじゃダメなの?

スニーカーはカジュアルな印象を与えるため、飲食店などのアルバイトの面接であれば問題ないケースが多いですが、転職面接には不適切です。

企業側から「私服可」「指定なし」の指示があったとしても、ビジネスシーンに適した格好ができるかどうか、TPOを理解しているかどうかを判断する材料になるケースが多いです。

したがってビジネスマナーとして、スニーカーは控えましょう。

面接の靴はパンプス以外はいいの?

パンプス以外の靴を履いただけで面接に落ちることはありませんが、一般的にはパンプスが好ましいとされています。

スーツやオフィスカジュアルの服装に対して、パンプスは清潔感とスタイリッシュさを演出できる靴として最適です。

パンプスが苦手という方は、ローファーやスニーカーなどで面接会場の近くまで行き、最寄りの駅などで履き替える方法もおすすめです。

雪の日にブーツを履いて面接に行くのはOK?

カジュアルだと思われるため、ブーツで面接を受けるのは避けましょう。ですが、パンプスを履いて雪の中を歩くのは危ないので、会場近くまではブーツを履いて行っても大丈夫です。会場近くでパンプスに履き替えて、ブーツはロッカーに預けるといいでしょう。

冬の面接の服装や靴など詳しく知りたい方は、下記記事をご覧ください。

関連記事:【女性版】冬の転職面接時のスーツ・服装の基本とは?コートやインナー、靴の選び方&マナーを解説

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まとめ

この記事の結論をまとめると、

  • 女性の転職面接で履く靴のポイントは「控えめな色」「シンプルなデザイン」「3〜5cmのヒール」「カジュアルすぎない素材」の4つを意識する
  • 女性が私服OKの面接を受ける際は、「パンプスが基本」「ローファーは避ける」の2つのマナーを意識する
  • パンプスや革靴は、防水スプレーなどで汚れを防ぎ、使ったその日のうちに素材に合った方法でお手入れをする

ということが分かりました。

転職面接で履く靴は、清潔感を出すために大事な要素です。

服装や髪型を入念にチェックする人は多いですが、靴は意外と見落とされがちなポイントですので、他の人たちと一歩差をつけるためにも意識してみてください。女性の靴選びは、黒のパンプスに制限されていないため、スーツやセミフォーマルな洋服とのトータルバランスを見て最適な靴を選びましょう。

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