好印象を与える髪型・ヘアスタイルとは?

面接で好印象を与えるヘアスタイルのポイントは、「清潔感があること」「顔や表情がはっきり見えること」の2点です。
ポイント① 清潔感
面接は第一印象が大切なので、ヘアスタイルも清潔感を意識してください。髪が傷んでパサついていたり、乱れてボサボサだったり、寝グセがついたままだったりすると、不潔でだらしない印象を与えてしまいます。
自宅できちんとセットしても、移動中に髪が乱れてしまうこともあるので、面接を受ける直前に化粧室などでもう一度ヘアスタイルをチェックしてください。髪型に乱れがあれば整えられるよう、携帯用のヘアブラシやスタイリング剤などをバッグに入れておきましょう。
また、スーツの肩にフケや整髪料がついていないかも確認しましょう。面接では暗い色のスーツを着ることが多いので、白っぽく汚れていると非常に目立ちます。肩まわりも鏡の前でチェックし、もし汚れていたら洋服用のエチケッブラシなどできれいに落としてください。
ポイント② 顔や表情を見せる
面接では、顔や表情が髪で隠れていないことも重要です。髪が目や顔まわりにかかっていて表情が見えづらいと、暗く内向的な印象を与えます。特にWeb面接では、対面よりも相手に表情が伝わりにくいので注意が必要です。
ロングヘアの人は、顔まわりをすっきり見せるポニーテールやハーフアップ、ひとつ結びなどにするといいでしょう。ただし、低すぎもせず高すぎもしない、耳の高さ程度、後頭部真ん中あたりがよろしいかと思います。低すぎると大人しく控え目な印象になるので、営業職など明るさや活発な印象を与えたいときには不向きな場合もあります。高い位置で結ぶと、子供っぽい印象になったり、カジュアルすぎてビジネスシーンにそぐわないと思われることがあります。
ショートヘアの人は、髪を結んだ場合には後れ毛が出ないようピンなどでしっかり留めるよう注意していただきたいです。また、結ばない場合には、耳が見えるよう顔回りの髪をピンなどで留めようにしましょう。お辞儀をしても顔に髪がかからないよう注意してほしいです。
前髪は流して、眉毛が見えるようにします。眉や目の動きが見えやすくなり、表情豊かに見えるので、眉毛が前髪で隠れている人よりも面接官に与える印象は断然明るくなります。顔の横の髪は耳にかけると、さらに顔まわりがすっきりするのでおすすめです。
ヘアゴムやバレッタなどのアクセサリーは、黒やこげ茶などの落ち着いた色がおすすめです。シュシュやカチューシャ、リボンなどは、面接の場で着用するのは避けてください。これらのアイテムはカジュアルな印象を与えるので、ビジネスシーンには不向きです。
好印象を与える髪色とは?

髪色は、黒もしくは暗めの茶色が無難です。明るい髪色や派手な髪色は、ビジネスシーンでは不真面目な印象を与えてしまいます。業界や職種によっては明るめの髪色でも問題にならないことがありますが、わざわざ大事な面接の場で悪目立ちするリスクを負う必要はないので、自然な髪色で面接に臨むことをおすすめします。
白髪が目立つ人は、染めると清潔感が出ます。カラーリングをしている人は、根元だけが黒いプリン状態で面接を受けないようにしてください。いずれの場合も、自分で染めるより、美容室で染めたほうがきれいに仕上がります。
好印象を与えるメイクとは?

メイクは顔色をよく見せ、好印象を演出する役割を果たします。ファンデーションやチーク、リップをうまく使って、血色のよさや明るい表情を引き出してください。特にWeb面接では表情が暗くなりがちなので、チークやリップの色を工夫して、画面上で健康的な顔色に見えるように仕上げましょう。部屋の照明の種類や明るさによっても映り方が違ってくるので、面接の本番前にカメラテストをして、元気で明るく見えるメイクの色使いを調整するといいでしょう。
ただし、くれぐれも派手なメイクにならないように気をつけてください。過度なアイメイクや濃すぎるリップは面接には適しません。いわゆる“盛る”メイクではなく、ナチュラルで上品なメイクを心がけましょう。「メイクで自分を印象づけよう」「華やかにして目立とう」と考えるより、ビジネスの場にふさわしいかどうかを重視してください。
普段ほとんどメイクをしない人もいるかもしれませんが、面接の場でノーメイクはNG。ビジネスシーンでは、女性のノーメイクをマナー違反だと考える人が多いためです。またノーメイクではどうしても顔色が悪く見えるため、第一印象が暗くなってしまうリスクもあります。いつもはすっぴん派の人も、面接には自然で清潔感のあるメイクをしていきましょう。
ネイル
ネイルカラーを塗るなら、肌の色に近い落ち着いた色味を選びましょう。派手な色や装飾的なネイルアートは、面接の場にふさわしくありません。また爪が伸びていたり、汚れていたりすると、不潔な印象を与えてしまうので、事前にしっかり爪の手入れをしましょう。髪色やメイクと同様、清潔感やナチュラルさを意識してください。
香水
香水は人によって好みが分かれるので、面接でつけるのは避けたほうがいいでしょう。自分はいい香りだと思っても、苦手だと感じる人がいたり、あるいは香水をつけること自体を好ましく思わない人もいます。同様に、柔軟材の香りを不快に感じる人も意外と多いので、強すぎる香りが衣服に残っていないかチェックしておきましょう。
もちろん、タバコや前日に食べたものの匂いが、衣服や髪、口から漂ってくるなんてもってのほか。衣服は洗いたてやクリーニングに出したものを身につけ、体の匂いは洗髪や歯磨きなどでしっかり消臭してから面接に臨んでください。面接が午後からの場合は、ランチに焼肉や中華など匂いが強いメニューを食べるのは控えたほうがいいでしょう。面接前に喫煙するのも避けてください。
カラコン
企業の採用担当者によってカラコンに対するイメージも変わってくるため、香水同様、面接時に着用しないのが無難でしょう。避けたいのが、過度に大きいカラコンや、色が派手すぎるものです。面接は目をよく見て話すことが多いので、面接官も違和感にすぐに気づいてしまうかもしれません。
ただし、大きさや色が自然なカラコンもあり、着用していても面接官は気づかない可能性も十分あります。カラコンを付けて面接をしたい場合は、こういった自然でシンプルなカラコンを着用するのがおすすめです。
面接時のマナーは企業風土によっても変わってくるため、心配な場合は事前にキャリアアドバイザーに相談してみましょう。
アクセサリーはつけてOK?

アクセサリーの着用については、業界や企業によって基準が異なります。よって面接の場で失敗しないためには、最も厳しいルールに合わせるのが安全です。アクセサリーが完全NGの業界や企業もあるので、面接ではつけないのがベター。つけるとしても、シンプルで控えめなものにとどめてください。アイテムごとの注意点は次の通りです。
ピアス・イヤリング
つける場合は、小ぶりでシンプルなデザインを選びます。大ぶりなものや派手なデザイン、揺れるタイプは避けてください。
指輪
ファッションリングをつけるのは控えましょう。既婚者が結婚指輪をつけていくのは構いません。
ネックレス、ブレスレット
ネックレスをつけるのであれば、小ぶりな一粒ダイヤを使ったものなど、控えめなデザインを身につけてください。また面接では、ブレスレットの着用は控えたほうが無難です。
腕時計
転職の面接では、腕時計はつけたほうがいいでしょう。ビジネスシーンでは腕時計を着用するのがマナーだという考え方が根強く残っているためです。もちろん腕時計をしていなかったからといって評価に影響はありませんが、持っているのであれば着用するのがベターです。
ただし、一目でブランドものとわかる腕時計は避けて、なるべくシンプルなものがおすすめです。スマートウォッチでも問題ありません。キャラクターものなど、子どもっぽい印象を与えるものは避けたほうがいいでしょう。
面接前の身だしなみチェックポイント
今回紹介した髪型・メイク・アクセサリーのポイントをまとめました。面接前に確認すべき項目のチェックリストとして活用してください。
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point01
髪はしっかりとセットされているか
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point02
髪型や髪色は面接にふさわしいか
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point03
前髪が目にかかっていないか
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point04
お辞儀をしても髪が顔にかからないか
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point05
スーツにフケなどがついていないか
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point06
メイクはしているか
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point07
メイクは派手すぎないか
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point08
アクセサリーが大きすぎたり、派手すぎたりしないか
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point09
腕時計はしているか
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point10
爪は汚れていたり、伸びすぎたりしていないか
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point11
ネイルが派手ではないか
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point12
香水の匂いは強すぎないか
もし自分一人でチェックするのが不安だったり、身だしなみについてわからないことがあった場合は、転職エージェントに相談するのもおすすめです。type転職エージェントでは、髪型・メイク・アクセサリーに関するアドバイスも含め、手厚い面接対策を行なっています。
髪型・メイク・アクセサリーについて悩んでいることや迷っていることがあれば、ぜひtype転職エージェントにご相談ください。
まとめ
面接を受ける際の身だしなみで大事なのは、ビジネスシーンにふさわしいことと、清潔感があることです。社会人としてのマナーや礼儀を守り、面接の場に適した髪型やメイク、アクセサリーにすることが大事です。面接前に身だしなみをしっかりチェックして、面接官や採用担当者に好印象を与えましょう。