第二新卒の女性の転職は難しい?成功のためのポイントやおすすめの時期を解説

更新日:2024.02.05

この記事のまとめ

  • 第二新卒向けの採用活動は、比較的若く、キャリアの初期段階にある人々を対象としている。
  • 第二新卒の女性の転職が、難しいということはない。
  • 第二新卒は入社後3年以内に退職しているため、「次もすぐに辞めてしまわないか」という懸念はどうしても生じてしまう。

「入社したら3年は続けるべき」と言うけど、新卒で入社して3年以内の転職は難しいのでしょうか。本記事では、第二新卒の女性の転職について、転職成功のポイントや転職におすすめ時期など、詳しく解説をします。

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監修者:須崎 知香
監修キャリアアドバイザー
ブライダル業界にて新規営業を経験。その後、営業代行の企業へ転職し調剤薬局のM&AやSaaSの法人営業を経験。転職希望者のサポートだけではなく、企業の採用課題にも貢献できるアドバイザーの仕事に魅力を感じ、type女性の転職エージェントキャリアアドバイザーに転身。

 

 

第二新卒とは?

第二新卒とは?

第二新卒とは、新卒で入社した後、1~3年程度で退職し転職活動を行う人を指す言葉です。対象とする年齢や経験年数は、企業や業界によって異なる場合があります。一部の企業は、特定の年齢制限(例えば、30歳以下)を設けることがありますが、これは企業の採用方針や求める職種によって変わります。共通しているのは、第二新卒向けの採用活動は、比較的若く、キャリアの初期段階にある人々を対象としているという点です。

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第二新卒の女性は転職が難しい?

第二新卒の女性は転職が難しい?

「入社したら3年は続けるべき」といった言葉を聞いたことがあるので、第二新卒の転職は難しいと思われるかもしれないですが、第二新卒の女性の転職が、難しいということはありません。

第二新卒は、社会人としての基本的なマナーや業務スキルを身に付けています。新卒を採用するよりも教育コストがかからない点や、入社してから専門的なスキルを覚えてもらい戦力として活躍してもらう狙いで、企業が採用をしているため求人も多くあります。次の項目で詳しく解説します。

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第二新卒の女性が転職しやすい理由

第二新卒の女性が転職しやすい理由

第二新卒の女性に限らず、第二新卒が転職をしやすい理由について解説します。

即戦力の中途採用の競争が激化しているから

少子高齢化が続く日本社会において、多くの企業が人材不足という経営課題を抱えており、中途採用や新卒採用など人材確保に力を入れています。厚生労働省が公表している「職業別有効求人倍率(パートを除く)」によると、2023年8月の有効求人倍率は1.3倍でした。求職者の数よりも企業の求人数の方が多い売り手市場になっているため、企業の採用活動は厳しいのが現状です。即戦力を求める中途採用の競争が厳しいため、注目されたのが「第二新卒」なのです。

新社会人のための研修期間がいらない即戦力だから

第二新卒は、ビジネスマナーや基本的なPCの操作など社会人として必要なスキルの基礎が身についているため、新卒にくらべて育成コストがかかりません。そのため、ベンチャー企業や中小企業はあえて中途採用で第二新卒者を確保することもあります。

企業は若手を採用して長く働いてもらいたいと考えているから

企業は若手を積極的に採用し、自社の文化で育てていきたいと考えているため、新卒採用に力をいれています。ですが、新卒採用で競争力の弱い新興企業やベンチャー、若手を多く確保したい成長産業では、第二新卒を採用し若手の人員を確保する傾向にあります。

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企業が第二新卒の女性に抱く懸念

企業が第二新卒の女性に抱く懸念

 

第二新卒は入社後3年以内に退職しているため、「次もすぐに辞めてしまわないか」という懸念はどうしても生じてしまいます。また、女性は結婚や妊娠などのライフイベントによって、キャリアを中断する可能性もあるため、入社後すぐの退職や産休・育休の可能性については企業も慎重になる部分です。

企業は長く働いて自社に貢献してくれる人材を求めているので、企業が抱くこうした不安を、選考時にいかに払拭できるかが重要になります。

他には、前述したように、新卒と比べて教育コストが少ないところが第二新卒を採用するメリットの一つであるため、育成コストが必要になることは避けたいと考える企業もあります。ポテンシャルが重視されるとは言え、社会人としての基礎的なスキルやマナー、多少の業務スキルは求められると考えた方がよいでしょう。「最低限の社会人としての知識、スキル・マナーを身に付けているか」という企業の懸念を払拭できるように、応募書類や面接で、前職での経験や身に付いたスキルなどを伝えましょう。

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第二新卒で転職するメリット・デメリット

第二新卒で転職するメリット・デメリット

第二新卒で転職するメリットは、「新卒で受からなかった企業に採用される可能性がある」「キャリアチェンジがしやすい」などがあります。20代前半は、即戦力よりもポテンシャルが重視されやすいので、未経験可の求人も多いのが特徴です。新たな業界や職種にチャレンジしたい人は、20代半ば~後半になると転職のハードルが上がるので、第二新卒枠で転職をするのもいいでしょう。

反対にデメリットとしては、「すぐにやめてしまうのではと思われる可能性がある」ところです。選考時にクリアすべき懸念であることは前述した通りですが、入社後もそうした見られ方をしてしまう可能性もゼロではありません。常に「長く働きたいと思っている」姿勢を見せていく必要があるでしょう。

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第二新卒の女性が転職するのに最適な時期

第二新卒の女性が転職するのに最適な時期

求人が多い時期に転職活動を始めるのもおすすめです。第二新卒枠の求人は、秋頃から増え始めます。なぜなら、その年の新卒が仕事を覚えて一人立ちをしていく時期に、第二新卒の採用が強化される傾向があるからです。例えば、2023年卒を対象とした第二新卒枠の求人は、2023年10月頃から求人が増えてくるということです。

反対にやめておいた方がいい時期は、4月頃の転職活動です。新卒が入社する4月は、人事が研修にかかりきりになってしまうので、第二新卒枠としての採用活動をおさえたり、選考基準が厳しくなる傾向にあります。

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第二新卒の女性におすすめの会社

第二新卒の女性におすすめの会社

転職をするのであれば、次は長く働きたいと考えている方も多いことでしょう。第二新卒の女性にとって働きやすい会社を紹介します。転職先を探すときの参考にしてみてくださいね。

ライフステージが変化しても長く働き続けられる会社

女性が長く働くためには、結婚や出産などのライフステージが変わっても、柔軟に対応できる制度や環境が整っている会社が理想的です。例えば、フレックスタイム制や時短勤務など働く時間への柔軟性や、在宅勤務制度といった働く場所の選択肢が広いかどうかを事前に調べるとよいでしょう。制度はあるが実際に活用されていないということもあるので、制度の利用状況も確認しておくと安心です。

成長できる会社

20代前半はまだキャリアが始まったばかりで、伸びしろが多くある時期です。自身が成長できる会社にいることで、5年後、10年後に身に付くスキルや年収の上がり方が変わってきます。将来転職することになっても、市場価値が上がっている方が有利です。目先の楽な条件に惹かれずに、何が身に付くかを軸に考えるのも重要です。20代後半にかけて責任のある仕事を任される、業務範囲を広げる、後輩育成などに携わることができる会社を選んでみるといいでしょう。

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第二新卒の女性が転職を成功させるためのポイント

第二新卒の女性が転職を成功させるためのポイント

これまで紹介したとおり第二新卒の女性の転職は難しくはないですが、採用担当者の懸念を払拭する必要があります。転職を成功させるポイントを紹介するので、参考にしてみてくださいね。

ライフプランとキャリアプランを考える

人生計画通りに行くとは限りませんが、結婚や出産、キャリアなどライフプランとキャリアプランを考えておくといいでしょう。特に女性は、結婚や出産といったライフイベントが密接にかかわってくるため、数年後に自分がどうなっているか逆算する力が重要です。ライフイベントを考慮せずに転職したら、時短勤務ができず育休から復職できなかった、出産を機に退職するしかなかった、などの可能性もあります。長く働くためにも、自身のライフプランやキャリアプランを考えて、実現できる可能性の高い企業を選ぶことが転職成功の鍵になります

企業側が感じる不安や懸念を把握する

第二新卒者に対して企業がどのような不安を持っているか把握し、選考でしっかりと払拭する準備を整えるという心持ちが必要です。

企業は「すぐやめてしまうのでは」と不安に思っているので、面接では長期就業したいことを伝えましょう。具体的には、前職の経験が短いことへの納得感のある理由や、自身の行動や判断に反省がある場合は、今後のキャリアでは中長期に活躍して貢献していきたいと思っていることを伝えます。

また転職理由と志望動機に一貫性がないと説得力がありません。企業が納得できる転職理由と志望動機を伝えられるように意識しましょう。志望動機を話す時は、熱量をもって伝えることが大事です。

自身の強みや実績をアピールする

経験は浅いものの、強みや実績、工夫したことなど、伝えていきましょう。応募企業が求める人物像を理解して、マッチした強みをアピールすると効果的。業務をしている中で意識したこと、工夫したこと、身に付いたスキルなどを、具体的なエピソードや数値で伝えられると、面接官もイメージがしやすくなります。

自身の強みがわからない場合は、転職エージェントに相談するのも一つの方法です。type女性の転職エージェントでは、第二新卒の女性の転職支援実績があります。キャリアアドバイザーがキャリアの棚卸しを行うので、自分では気が付かなった強みの発見ができます。応募書類の書き方や面接の対策などの転職支援も行っているので、初めて転職する第二新卒の女性におすすめです。

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まとめ

第二新卒の女性の転職は難しくはありません。転職成功のポイントを押さえて、転職活動を始めてみてはいかがでしょうか。

また転職活動を行うにあたって出てくる疑問や不安についてキャリアアドバイザーと無料で1対1の相談できる「20代初めての転職相談会」も実施しています。まずはお気軽にご相談ください。

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