20代のベストな転職タイミングとは?見極めのポイントを解説
更新日:2024.02.05
この記事のまとめ
「転職するなら有利な時期にしたい!」
「将来的に結婚や出産など考えているけど、転職はいつがベスト?」
など、転職のベストタイミングが気になる人も多いのではないでしょうか。
ライフイベントが控えている20代女性の転職するタイミングについて、詳しく解説していきます。転職のベストタイミングや転職しない方がいいタイミング、転職するなら在職中がいいのかなど、転職時期に関する気になる疑問を紐解いていきます。
20代の転職タイミングにベストな時期は?
転職の目的によって、おすすめの転職時期は異なります。20代女性が転職をするのに、ベストなタイミングを紹介します。
キャリアチェンジなら20代前半
未経験の職種や業種に転職をするなら、20代前半がおすすめです。即戦力採用が主流の中途採用において、専門的なスキルや経験よりも今後の成長を見込んで採用活動をする「ポテンシャル採用」というものがあります。このポテンシャル採用は、社会人1~3年目の第二新卒を対象にしています。未経験可の求人も多くあるので、新しい職種や業種にチャレンジしやすいです。
20代前半でキャリアチェンジをすることで、新しい分野での経験をより長く積むことができます。これにより、そのキャリアで高い専門性やスキルを持つことが可能となります。
関連記事:第二新卒の女性の転職は難しい?成功のためのポイントやおすすめの時期を解説
キャリアアップなら20代後半
20代後半になると、就業経験が3~5年以上となり、専門性やスキルを持っていると評価されやすくなります。社会人としての基礎スキルに加えて、専門的なスキルや仕事の成果などが期待できるのが、この年齢層です。これまでのキャリアを活かして、より高いポジションや給与を求めることが可能となります。
新年度に向けた転職なら1~3月
新年度のタイミングで転職するのもおすすめです。中途採用では、年間を通じて求人の数はあまり変動はありませんが、企業が新年度に向けて採用を強化するため、2、3月は求人が増える傾向にあります。転職エージェントに登録して入社するまでに約3カ月かかると言われているので、1月頃から活動を開始するといいでしょう。
ただし、求職者も新年度に向けて、年明けから転職活動を始める人が増えてきます。ライバルが多くなる時期でもあることを認識しておきましょう。
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ライフイベント・キャリアイベントで考える20代の転職ベストタイミング
20代女性はライフイベントが多くあり、ライフスタイルの変化に伴う転職のタイミングも気になると思います。結婚や出産などのライフイベントや、資格取得、昇進といったキャリアイベントごとにおすすめの転職のタイミングを紹介します。
結婚の前か後か
既婚女性に対して、出産や育児による早期離脱やパートナー都合の退職リスクなどを、企業担当者が懸念に思う可能性があります。ただしこれは、選考時に同じ能力を持った独身の方がいると、離脱のリスクが少ない方が採用されやすいという話であって、結婚していることが理由で採用されないわけではありません。企業は長く働いてくれる人を採用したいので、早期離脱の懸念を払拭できるように、長期的なキャリアを築きたいことを伝えるようにしましょう。
関連記事:20代既婚女性の転職は不利?結婚後でも働きやすい会社に転職するため準備やコツを紹介
出産の前か後か
可能なら出産前の転職がベストです。その場合は、仕事に慣れて実績を出してから産休育休に入るようにした方が、復帰後のキャリアを考えたときに有利になります。労使協定が結ばれている場合、転職後1年以内は、育休を取得できない可能性もあるので、入社前にきちんと確認しておくことも必要です。
産後に転職する場合は、急なお休みで現場への負担になる懸念や入社後すぐに産休や育休に入る可能性があると、企業側の不安材料になります。企業が不安を感じないように、長期で働く意思や仕事に集中できる状況にあると面接時にアピールすることが大事です。
関連記事:子育てママが転職成功する方法!企業選びのコツや注意点も解説
家を買う前か後か
転職した直後は、住宅ローンの審査が通りにくくなるので、家を買った後の転職がいいでしょう。住宅ローンは、勤務先や勤続年数などによって審査されるので、転職直後は将来が不安定だと判断されやすくなります。
資格取得の前か後か
取得予定の資格が転職で高く評価される場合や、応募する求人に必須になっているのであれば、資格取得後に転職をすることをおすすめします。転職活動をしながら資格取得の勉強をするのは大変です。まずは、資格取得に集中し、合格したら転職活動を始めるといいでしょう。
関連記事:女性の転職に有利なおすすめの資格8選
昇進の前か後か
20代後半~30代の転職では、専門的なスキルや実績に加えて、マネジメント経験もプラスに評価されます。昇進によってマネジメントを経験して転職するとアピールになるので、昇進後に転職した方が有利です。ただし、マネジメント経験は、役職の肩書ではなく成果が見られるので、昇進後すぐの転職ではなく、1年ほどは実績を積んでから転職した方がいいでしょう。
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20代が転職のタイミングを見極めるポイント
転職をするべきかどうか、転職のタイミングを見極めるポイントをいくつか紹介します。
労働環境に問題がある
過剰な残業や休みなく働かなければいけないなど、労働基準法への理解が薄い会社もあります。月60~80時間の残業が続いている場合、長期的に働き続けるのは難しいので、転職を検討してみましょう。
またパワハラやセクハラといった法律違反が酷い状態であれば、タイミングを待たず今すぐ転職を決断した方がいいでしょう。
企業や業界の将来性が不安になった
勤務先の将来性を見極めるのは、なかなか難しいものです。例えば、経営不振がニュースになった、大規模な早期退職を募っている、管理職の退職が相次いでいる、ボーナスカットや給与改定が行われた、昇給がなくなったなどの事実があれば、将来性が危ないと判断していいでしょう。
スキルアップが見込めなくなった
20代はスキルを身に付けてキャリアを作っていく大事な時期です。思うようなスキルが身に付けられなかった、単純作業しかさせてもらえなかったなど、スキルアップができない環境にいると、長期的なキャリアが立ち行かなくなってしまいます。スキルが身につかないまま30代になると転職が難しくなる可能性があります。スキルアップが見込めなくなったら、早めに転職することをおすすめします。
やりたい仕事が他にできた
明確にやりたいことが決まっていて、そのために自主的に勉強をしたり、リスクやデメリットも理解している場合は、転職をおすすめします。特に30代になると新たな職種や業界へのキャリアチェンジの難易度は高まります。20代のうちにチャレンジしてみましょう。20代後半だと即戦力を求められるため、これまでの実績や経験から新しい職種でも活かせるスキルや経験をアピールすると効果的です。
ただし、「現状から逃げたい」、「ただの憧れ」といった理由であれば、一度冷静になった方がいいかもしれません。転職した後で、「合わなかった」「前職の方がよかった」と後悔する可能性があるからです。なぜキャリアチェンジしたいのか理由を整理し、新しい職種や業界の理解を深めて、それでも転職したいかどうか考えてみましょう。
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20代が転職してはいけないタイミング
20代が転職するのにおすすめの時期について紹介してきました。一方で、転職にあまり向かないタイミングもあります。これから紹介する場面では、転職を控えた方がいいでしょう。
入社してすぐ
転職してすぐ次の転職活動をすると、早期退職とみなされて「本人に何か問題があるのでは」と厳しく評価される可能性があります。すぐに判断せず、何が不満なのか、入社してからのギャップがどこにあるのか、置かれた状況を整理してみるといいでしょう。改善方法を考えたり、相談相手を探すなど、本当に転職する以外にないのかを冷静に見極めましょう。
プロジェクトの途中
プロジェクトを完遂し、実績を作ってから転職するのがおすすめです。プロジェクト完了時期に合わせて転職活動をするのは、効率的に見えて実は注意が必要。なぜなら、中途採用では、内定から入社までの期間が短く設定されているので、「プロジェクトが終わるまで待ってほしい」と交渉するのが難しいからです。プロジェクト中は業務も忙しく、転職活動の時間を確保するためにプライベートの時間や睡眠時間を削らなければならない可能性もあります。疲弊して転職活動どころではなくなった……とならないよう、一区切りついたタイミングで転職を始めましょう。
繁忙期
繁忙期 現職の繁忙期に転職すると、引き継ぎや人員不足で迷惑をかける可能性や、強い引き止めに合う可能性があるため、避けた方が無難です。繁忙期の転職活動には、急な残業で面接をリスケする可能性や、転職活動にかける時間が取れない可能性もあります。繁忙期が過ぎて落ち着いたタイミングに、集中して転職活動をするのがおすすめです。
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転職するなら在籍中?退職後?
転職活動をするなら在職中がいいのか、退職後がいいのか、それぞれのメリットデメリットを紹介します。
現在の会社に働きながら転職活動をする場合
現職を続けながら転職活動を行うことで、収入がなくなる心配がなく、職歴のブランクを防ぐことができるのがメリットです。職歴のブランクが長くなると転職で不利になることがあります。
デメリットとしては、現職と転職活動の両立が時間的にも精神的にも負担になることや、面接などの日程調整が難しいこと、現職に知られるリスクなどがあります。転職エージェントを利用すると、求人探しや応募手続き、日程調整など、キャリアアドバイザーが代行するので、現職で働きながら転職活動が可能です。
現在の会社を退職してから転職する場合
退職してから転職活動を行うことのメリットは、時間的な融通が効きやすいところです。日程調整がしやすく、今後のキャリアについて考えたり、企業研究の時間が取れます。
一方で、収入が途絶えてしまうため経済的なプレッシャーや、「早く仕事を見つけないと」という焦りがあります。転職活動が長期化すると、職歴にブランクができてしまい、ネガティブにとられる可能性があるので、注意してください。
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20代が転職タイミング以外で気をつけること
20代で転職を考えた時に、転職のタイミング以外にも気を付けることがあります。「ベストな転職タイミングだったのに、転職できなかった」とならないためには、退職時の振る舞いが重要です。円満退職のコツを紹介します。
仕事の引き継ぎをする
退職が決まったら仕事の引き継ぎを行います。立つ鳥跡を濁さずというように、退職しても後任の人が問題なく業務ができるようにしましょう。有休消化などもあり、引き継ぎの日数が少ない場合もあるので、事前に資料を作成しておくとスムーズです。
退職の報告はまず上司にする
退職の報告を間違えると、上司の顔をつぶすことになり、退職トラブルにつながる可能性があります。まずは直属の上司に、それから必要があれば人事部や部門長に伝えるようにしましょう。
退職の報告は、遅くとも退職希望日の1カ月前までに行いましょう。社内規定が設けられている場合もあるので、確認して余裕を持って切り出しましょう。
引き止めに合う可能性
上司に退職の報告をした時に、引き止めに合う可能性が高いです。必ず退職理由を聞かれるので、上司が納得する退職理由を準備しておきましょう。内定が決まっている場合は、社名は伏せて、いつから勤務するか伝えてもいいでしょう。内定が出る前に退職の報告をすると、「現職で改善する」「希望を叶えてあげる」など、引き止めに合うかもしれないので、注意してください。
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まとめ
20代の転職ベストタイミングについて紹介しました。年齢やライフイベント、職場環境など、一人ひとり転職にベストなタイミングは異なります。自分に合った転職タイミングを知りたい方は、転職エージェントに相談するのも一つの方法です。type女性の転職エージェントでは、転職するかまだ分からなくても相談が可能です。現職に残る選択肢も残して、求職者に合ったベストなキャリアを提案します。
また転職活動を行うにあたって出てくる疑問や不安についてキャリアアドバイザーと無料で1対1の相談できる「20代初めての転職相談会」も実施しています。まずはお気軽にご相談ください。