初めての転職ガイド 進め方、スケジュール、就職活動との違いなど徹底解説first_job_change

更新日:2021.01.07

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更新日:2021.01.07

初めて転職する時はわからないことだらけで、不安や悩みも多くなりがちです。
いつから始めればいいのか、どのような準備をすればいいのか、応募企業はどうやって選べばいいのかなど、疑問は尽きません。
そこで本記事では、就職活動との違いから、転職活動のスケジュールや期間、具体的な方法や必要な準備、成功するためのポイントまで、徹底解説します。

監修者:千葉彩香
監修キャリアアドバイザー
アパレルショップで販売員から店長を経験。年齢相応のビジネススキルを身につけたいと思い転職活動を行っている中で、提案の幅が広く存在価値の大きいキャリアアドバイザーの仕事に魅力を感じtype女性の転職Agentに入社。自身も異業種からの転職なので、キャリアチェンジを希望する転職希望者と同じ視点に立ってのアドバイスができることが強み。

20代の転職理由 Reason

20代の転職理由

20代の転職理由は、どのようなものが多いのでしょうか。type転職エージェントが調べた20代女性の転職理由ランキングをご紹介します。

*type転職エージェントを利用した20代女性約6,000人を対象に調査。調査期間は2019年9月1日〜2020年8月31日(重複回答あり)

年収・待遇

・ 年功序列で成果を評価されず、給与も上がらない。(IT・WEB・通信系エンジニア)
・ 女性だとキャリアアップが難しく、男女が隔たりなく働ける職場に移りたい。(管理・事務・企画)

業務内容

・ ルーティンワークに飽きてしまった。自己成長が感じられず、チャレンジできる環境に身を置きたいと思った。(管理・事務・企画)
・ 入社してからずっと同じ業務ばかり。やることが変わらず、成長できない。(管理・事務・企画)
・ もっとスピード感と裁量を持って仕事がしたい。(管理・事務・企画)

キャリアチェンジ

・ もともとやりたい仕事があったので、20代のうちに挑戦したい。(販売・サービス)
・ 女性が少ない職場でロールモデルが見つからず、長く働くイメージができない。(建築・土木)
・ 今の業界の将来性に不安があり、商材も限られているため自分の成長が感じられない。成長業界で働き、スキルアップしたい。(管理・事務・企画)

労働時間

・拘束時間が長く14時間勤務が続き、休みも取れない。体力的に限界だった。(販売・サービス)
・ 休日が月5日で、始発から終電まで働くことも多く、プライベートの時間を確保したい。(クリエイティブ)
・ 有給が取れない状態が続き、産休も取れない。将来のことを考えて転職したい。(営業)

人間関係

・ 職場の人間関係が悪く、自分の上司と別部署の上司の仲が悪いため、仕事が進みにくかった。(管理・事務・企画)
・ 上司の機嫌によって仕事が左右される。怒られないようにすることが仕事になっている。(専門職)
・ トップダウン型組織で、上司からのプレッシャーがすごい。意見が言いにくく、好き嫌いで評価が決まってしまい辛かった。(営業)

転職活動と就職活動の違いとは? Difference

転職活動と就職活動の違いとは?

学生時代に経験した就職活動と、社会人になってからの転職活動では、さまざまな違いがあります。

就職活動をする学生はまだ社会人経験がないので、採用選考では「将来に向けて自分は何ができるか」というポテンシャルを判断されます。それに対し、転職活動をするのはすでに社会人として何らかの業務を経験してきた人なので、「これまでの経験を新しい職場でどのように活かせるか」が問われます。

採用選考の方法や期間も異なります。就職活動ではグループ面接が中心でしたが、転職活動は主に1対1で面接が行われます。

また就職活動では、内定から入社まで数か月~1年近くの期間があるため、「複数の内定からどの会社を選ぶか」「内定をもらった企業に本当に入社すべきか」などを考える時間があります。一方、転職活動では、すぐに人手が欲しい企業が多いため、内定から1か月後には入社を求められることも珍しくありません。入社を承諾するかどうかも、内定が出てから数日中には返事をしなければいけないことが多く、就職活動よりも圧倒的に速いスピード感で進むことを知っておきましょう。

転職活動のスケジュール・時間 Schedule

転職活動のスケジュール・時間

転職活動の基本的な流れは、「応募→書類選考→1次面接→2次面接→最終面接(面接は平均2~3回)→内定→入社」です。転職エージェントを利用する場合は、応募の前にキャリアアドバイザーとの面談が行われます。

転職活動のスケジュールは、応募から内定まで1か月~1か月半、入社まで3か月ほどかかると考えておくといいでしょう。具体的には、書類選考から最終面接まで約1か月半かかり、内定が出ると入社条件を記した通知書が渡されます。そこから1週間以内には、入社を承諾するかどうか返事をしなければいけないことが多いです。

転職活動と並行して、現職での引き継ぎや退職のスケジュールも考慮する必要があります。会社に退職を申し出てから、引き継ぎを終えて退職するまで、1か月~1か月半が目安です。どうしても引き継ぎに時間がかかる場合は、入社時期を遅らせてもらうように交渉することも可能です。

応募する前に、職務経歴書や履歴書などの書類を作成する時間も考慮しておきましょう。応募書類を作る際は、自己分析やキャリアの棚卸しをする必要があります。転職を考え始めたら、早めに志望動機や自己PR、自分の強み・弱みなどを整理しておくと、書類の作成がスムーズに進みます。

転職時期はいつがいい? Timing

転職時期はいつがいい?

一般的に求人数が増えるタイミングは、「2~3月」と「7~8月」です。前者は企業が新年度を迎える4月に向けて採用を行うためで、後者は下半期が始まる10月に向けて採用を行うためです。

「だったら求人が多い時期に転職したい」と考えるかもしれませんが、確かに求人数が増えるタイミングはあるものの、年間を通して見ると、どの時期も求人数にそれほど大きな差があるわけではありません。

タイミングを見計らっているうちに、気になっていた求人の募集が終了してしまうことも多いので、求人数の多さにこだわるより、自分の転職スケジュールやキャリアプランに合わせて転職活動を始めることをおすすめします。

転職のタイミングを年齢別に見ると、企業からのニーズが最も高い年齢層は、25~27歳前後です。ある程度の社会人経験があり、仕事やビジネスマナーの基礎を身につけて独り立ちできる年齢だと企業が考えるためです。初めての転職をするなら、20代後半はベストの時期と言えるでしょう。

転職活動の方法とは? How to change jobs

転職活動の方法とは?

転職活動にはいくつかの方法があります。主なものは次の通りです。メリットデメリットを理解し、自分に合った方法で進めましょう。

ハローワーク

無料で利用できて、応募条件が幅広い求人を多数扱っているのがハローワークの特徴です。ただし民間の運営ではないので、情報の鮮度が保たれず、すでに募集を終了している求人が掲載されていたり、求人票に書かれた仕事内容や条件が古いままだったりすることもあるので、自分で確認する手間がかかるのがデメリットです。

縁故(リファラル)採用

友人や知人の紹介で採用選考を受ける方法です。友人・知人から企業側に人柄や実績などを推薦してもらえる、選考のプロセスが一般採用に比べると少ない場合が多い、などのメリットがあります。ただし入社後にギャップを感じても辞めにくかったり、紹介してくれた人の顔を立てるために自由な振る舞いができなかったりするデメリットもあります。

SNS採用

Twitter、Facebook、Wantedly、LinkedInなどのSNSを使って転職活動をする方法です。実名とキャリアを公開すれば、企業からダイレクトメールが届いたり、人事担当者と直接やりとりできたりします。一方で、企業との間に第三者が入らないため、自分で企業を見極めたり、条件面の交渉をしなければいけません。本当に自分に合う転職先なのかを注意深く検討する必要があります。

スカウト

転職エージェントやヘッドハンターを介して、企業からスカウトされるケースです。相手が自分に興味を持ってくれているので、転職活動を有利に進められます。とはいえ、スカウトされたら必ず内定をもらえるわけではないので、一般選考と同様、自己分析や面接対策が必要です。

転職サイト

いつでも情報にアクセスできて、気軽に転職活動を始められるのが転職サイトのメリットです。近年は転職サイトのサービスも充実していて、求人情報だけでなく、企業で実際に働く人たちのインタビューやオフィス動画、転職ノウハウの紹介などのコンテンツが揃っています。ただし求人の原稿は企業が作成するため、企業の良い面にフォーカスした情報が多いことを念頭に置く必要があります。

転職エージェント

転職市場の動向や転職ノウハウに精通したプロのキャリアアドバイザーが、キャリアプランの作成から応募企業の選定、応募書類の書き方や面接対策まで、さまざまなアドバイスを行います。一人一人の志向やキャリアに合わせた企業を紹介してくれるので、最短距離で内定獲得を目指すことができます。転職サイトには掲載されない非公開求人も扱っているため、より幅広い選択肢からベストな転職先を選ぶことが可能です。

転職活動に必要な準備 Preparation

転職活動に必要な準備

「転職の目的」と「優先順位」を整理する

面接では必ず「転職理由」と「志望動機」を聞かれます。「なぜ転職したいのか」と「なぜこの会社を志望するのか」の間に一貫性がなければ、面接官を納得させることはできません。この2つの軸がぶれないように、次の点を自分なりに掘り下げ、まとめておくといいでしょう。

−−なぜ転職したいのか?
−−今の職場では、転職したい原因を解決できないのか?
−−その原因を解決するために、どのような行動をしたのか?
−−転職活動の目的(ゴール)は何か。転職で何を実現したいのか?

「転職で実現したいこと」が複数ある場合は、優先順位をつけておきましょう。「希望の業務を担当したいし、休みもたくさん欲しいし、給与もアップしたい」などいろいろと叶えたい条件はあると思いますが、全てを実現できる転職先が見つかることはほとんどありません。自分にとって何が本当に大事なのかを改めて整理し、優先順位をつけておくと、応募企業を選ぶ際に役立ちます。

履歴書、職務経歴書を作成する

転職活動には履歴書や職務経歴書などの応募書類が必要ですが、これらの書類作成は、転職活動で最初に苦労するポイントでもあります。職務経歴をまとめたり、自己PRを考えたりするためには、キャリアの棚卸しが必須です。これまでに経験した業務内容を整理し、実績や身につけたスキル、自分の強み・弱みなどをまとめておくといいでしょう。

面接用のスーツなどを揃える

一部の業界を除いて、面接ではスーツ着用が基本です。ビジネスシーンにふさわしい落ち着いた色合いのスーツとともに、バッグや靴なども面接用に揃えておきましょう。

転職活動成功のポイント Points of Success

転職活動成功のポイント

成功のポイント①
第三者の客観的な意見を聞いて、企業を選ぶ

応募する企業を選ぶ際は、メディアやネットの情報だけで判断せず、実際にその会社で働いている人や転職エージェントなどの第三者から意見を聞くことが大事です。客観的なアドバイスをもらうことで、自分では気づかなかったキャリアの可能性が見えてきたり、自分に合った職種や業界を教えてもらうことができます。自分一人で判断せず、さまざまな人に話を聞いて視野を広げた上で、企業選びをすることが転職の成功につながります。

成功のポイント②
多くの企業に応募してみる

応募する企業や職種、年齢によって異なるものの、書類選考の平均通過率は30%程度です。選考フローごとに見ると、「書類選考…3社受けて1社通る」「1次面接…3社受けて1社通る」「2次面接…3社受けて2社通る」というのが一般的です。つまり通過する確率より、通過しない確率の方が高いことになります。

よって応募企業を少数に絞って勝負を賭けるより、気になる求人があれば、積極的に応募することをおすすめします。なお、type転職エージェントの利用者で、書類選考を通過した人の平均応募件数は15件でした。この件数を一つの目安にするといいでしょう。

成功のポイント③
長期ではなく、短期で勝負する

すでに説明した通り、中途採用の場合、応募から内定までの期間は1か月~1か月半が一般的です。よって転職活動を始める際は、半年レベルの長期で検討するのではなく、1か月から2か月の短期勝負で挑む必要があります。

また、企業が求める採用人数を確保できれば、求人募集が終わってしまうこともあります。ゆっくり検討している間に応募したい企業の募集がクローズすることもあるので、気になる求人があれば早めの応募を心がけてください。

初めての転職でつまずきやすいポイント

初めての転職でつまずきやすいポイント

つまずきポイント①
書類選考に通過できず落ち込む

書類選考になかなか通らないと、自分を否定されたと感じるかもしれません。しかし前述の通り、書類選考の通過率は30%ほどです。また書類選考は、企業側のそのときどきの採用人数や応募状況によって選考基準が変わるため、たまたま自分が応募したタイミングが合わなかっただけという可能性もあります。

よって書類選考に通過できなくても、落ち込む必要はありません。転職を成功させるために大事なのは、気持ちを切り替えて応募を続けること。応募する際は、求人に記載された応募条件を自分が満たしているか、満たしている場合はそのことを応募書類に盛り込んでいるかを確認してください。

つまずきポイント②
面接対策のやり方がわからない

面接まで進んだものの、質問にうまく答えられず、転職活動を諦めてしまう人がいます。実は面接で聞かれる質問はある程度決まっているので、面接対策のポイントを押さえれば、誰でもしっかり準備をして本番に臨めます。

必ず聞かれる定番の質問が、「自己紹介」「転職理由」「志望動機」です。まずはこの3つに答えられるように準備しましょう。そのためにはキャリアの棚卸しと自己分析をして、自分の強みや実績を具体的なエピソードとともにまとめる作業が必要です。また、企業の求める人物像を把握し、それに合った自己アピールや入社後に活かせるスキル・能力を話せるように準備することも大事です。

どのように面接対策を進めればいいか不安な人は、転職エージェントに相談するのも一つの方法です。type転職エージェントでは面接対策に力を入れており、応募企業が求める人物像に合わせた答え方のアドバイスや、キャリアアドバイザーを面接官に見立てた模擬面接を行なっています。これらの準備をすることで、本番にも自信を持って臨めるのがメリットです。

つまずきポイント③
自分が知っている企業しか応募しない

応募企業を選ぶ際、自分が名前をよく知っている有名企業や大手企業だけに絞り込んでしまう人がいます。しかし知名度の高い企業ほど応募者も多いため、書類選考の時点で通過できる人はかなり厳選されます。たとえ選考を通過できても、憧れの企業だからと実情をよく調べずに入社すると、ギャップを感じて仕事や職場に馴染めず、結局また転職を繰り返すことになりかねません。

世間一般での知名度がそれほど高くなくても、成長を続けている優良企業や自分が求める条件に合う企業はたくさんあります。転職エージェントなど第三者の意見も聞いて、広い視野で自分に合った企業を探すことをおすすめします。

初めての転職の悩み・不安と解決策

初めての転職の悩み・不安と解決策

初めての転職では、さまざまな悩みや不安を抱く人が多いようです。よくあるケースについて、解決策をアドバイスします。

経験が浅く、アピールポイントがない

経験が浅くても、日々の業務で工夫していることや仕事に取り組む際に心がけていることなどが、何かしらあるはずです。これらを「スキル」や「実績」として言語化できれば、立派なアピールポイントになります。

あるいは、失敗を乗り越えた経験なども、アピールの材料になります。その経験から身についたスキルやマインドなどを書き出し、自己PRを考えてみましょう。その際は、企業が求める人物像にマッチした内容にすることを意識してください。

自分に合う仕事がわからない

自分に合う仕事や向いている仕事がわからないと、企業を選ぶ際に年収や福利厚生、残業時間などの条件ばかりに目が向いてしまい、入社後に「やっぱりこれは自分がやりたい仕事ではない」とギャップを感じることが多くなります。

自分に合う仕事を見極めるには、これまでの経験でやりがいを感じたこと、好きなことや興味があることなどを振り返ってみるといいでしょう。さらに将来にも目を向け、今後やってみたい仕事や就きたいポジションなどのキャリアプランを考えていくと、自分の志向や興味・関心を自己分析できます。

一人で自己分析するのが難しい場合は、転職エージェントに相談するのもいいでしょう。キャリアアドバイザーがこれまでの経験や将来のキャリアプランについてカウンセリングし、自己分析をサポートしてくれます。

仕事をしながら転職活動するのは難しそう

現職の仕事を続けながら転職活動をする場合は、スケジュールをうまく管理するのがポイントです。仕事が終わった後の19時以降や業務の合間の空き時間など、オフの時間を活用して転職活動を進めることになります。

スケジュール管理が不安な人は、転職エージェントを使うのもおすすめです。面接の日程調整や企業とのやりとりを代行してくれるので、転職活動にかかる手間や時間が減り、仕事をしながらでもスムーズに進めることができます。

まとめ
summary

初めての転職は不安が多いかもしれませんが、必要な準備や心構えを知っていれば、自信を持って採用選考に臨めます。転職活動にはどのような方法があるのか、どのようなプロセスやスケジュールで進むのかなどもあらかじめ調べておけば、自分に合ったやり方やタイミングで転職活動を始められます。本記事を参考に、事前の情報収集や準備をしっかり行なって、ぜひ初めての転職を成功させてください。

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