履歴書の書き方・提出方法【ダウンロードフォーマット付】
更新日:2022.12.26
履歴書を書くために前提として抑えておきたいことは履歴書は書類選考に落ちないための書類だということです。
履歴書は今までの経歴を伝えるものであり、アピールできる要素が限られているためです。
記載ミスや不備が無いように気をつけることや、写真の印象、手書き作成する場合には字の丁寧さ・綺麗さなど、読む人に与える印象を意識して作成していきましょう。
本ページでは履歴書の書き方とポイントについてご説明致します。
履歴書の書き方(見本)・テンプレート
How to write
本ページでは、type転職エージェントのキャリアアドバイザーが日々、転職希望者の方へお伝えしている履歴書の書き方をお伝えいたします。
履歴書の書き方、人事担当者が見ているポイント、職種別の書き方サンプル、フォーマットのダウンロードまでご用意しています。
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【書き方】01
基礎的なポイントを知る
履歴書には決まったフォーマットはありません。業界・企業によってはデータ提出を好む場合と、手書き提出を好む場合がありますので、提出前に確認をしておくと良いでしょう。また、記載日を記入する場合は、必ず最新の日付で修正しておきましょう。
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【書き方】02
証明写真の選び方
履歴書に使用する証明写真は、スマホで撮影した写真をしようすることは避けましょう。最近は、履歴書をデータにて提出するケースが大半となってきているため、実写真だけでなくデータでも用意しておくと便利です。
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【書き方】03
学歴の記載方法とポイント
学歴の記載は、特に指定が無い場合高校から記載すると無難です。中途採用において、学歴が選考上大きく影響するケースは少ないため、あまり悩まずそのまま記載をし、志望動機や自己PR、職務経歴書の作成に時間を回すことをオススメします。
各ポイントの詳細について、1つずつ見ていきましょう。
フォーマット・基本的なルールPoint to note

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point01
履歴書は書類選考に落ちないための書類
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point02
フォーマットの指定がなければ、
形式は自由 -
point03
手書きを指定された場合、
丁寧に書くことを心がける -
point04
誤字・脱字が無いように
提出前にしっかりと確認をする -
point05
データ印刷はA3サイズがベスト
履歴書は自分の学歴や経歴、住所や電話番号などの個人情報を記載する書類です。あくまで自分自身を証明するための書類であり、必要な情報を正確に書くことが重要です。フォーマットの指定がなければ形式は自由です。企業によってはJIS規格の履歴書を求める企業もあります。その場合は企業の指定に必ず従ってください。
手書きの指定がない限りはデータ作成で問題ありません。手書きを指定された場合は、丁寧に記載しましょう。採用担当者が文字や文章の書き方から、その人の人柄や性格を読み取ろうとしていると考えられます。
提出前には必ず誤字、脱字がないかチェックします。特に学歴、経歴、資格取得などの年月が間違っていないかなど確認しましょう。印刷する際は市販の履歴書と同じA3用紙に見開きで印刷します。
基本情報の書き方とポイントWriting point
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point01
日付は西暦か和暦かどちらかに統一
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point02
作成日は提出する日付を記入
日付は西暦か和暦かどちらかに統一し、職務経歴書の年号も履歴書とそろえます。迷った場合は西暦で統一します。作成日は、提出する日付を書くため、面接時に持参する場合は面接日を、郵送する場合は投函日を記入します。
住所は都道府県からマンション・アパート名や部屋番号まで記入します。ふりがなは、数字部分や番地などは記載しなくて大丈夫です。「ふりがな」はひらがな、「フリガナ」はカタカナで記入します。連絡先欄(現住所以外に連絡を希望する場合のみ記入)は連絡先が特になければ「同上」と記載します。
電話番号やメールアドレスは、連絡がとれる連絡先を記入しましょう。
学歴・職歴の書き方とポイントPoint to Education
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point01
略さず正式名称で記入する
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point02
中途採用では、学歴よりも経験・スキルを重視される
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point03
学歴だけで採用を判断する企業はない
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point04
第二新卒、未経験採用の場合は学歴も評価対象になるケースが多い
学歴・職歴を記入する際は、正式名称で記載します。たとえば「高校」は「高等学校」、「(株)」は「株式会社」など略さず記入します。書き始めのラインをそろえると読みやすいです。
学歴を書く際は最初の行に「学歴」と中央揃えにして記入し、次の行から高校の学歴から記入します。最終学歴が大学院になる場合は、「修了」となりますので注意してください。
中途採用においては即戦力となってくれる人材を求めているケースが多いため、学歴よりも経験・スキルを求められますから、学歴で大きく選考が左右されるケースはありません。
ただし、第二新卒募集の求人や未経験採用の求人の場合は業務経験が無い、または短いという前提として選考が進むため、応募者のポテンシャルも見て採用をしようという判断から、学歴も選考基準に入るケースがあります。
続いて職歴を記入します。学歴のあとに一行あけて、職歴の最初の行に「職歴」と中央揃えにして記入し、次の行から時系列順に経歴を記入します。退職のときは、退職した理由を記載します。具体的に書く必要はなく、自己都合の場合は「一身上の都合により退職」、会社都合の場合は「会社都合により退職」で問題ありません。
現職の場合は「現在に至る」と記入し、次の行に「以上」と右揃えで記入します。すでに退職日が確定している場合は、「現在に至る」の後改行し「なお、●●月●●日付けで退職予定」と書き加えます。離職中の場合は「2018年5月一身上の都合により退職」と退職の時期を書いたら、あとは「以上」と書くだけにしてください。
出向や転籍があった場合も、年月と出向企業名を記入します。異動の場合は書かなくても問題ありませんが、希望の転職先と仕事内容が近ければ記入すると経験者としてのアピールになります。
資格・免許の書き方とポイントPoint to licence
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point01
資格や免許はすべて正式名称で記入する
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point02
応募求人・キャリアに関連する資格を記載する
資格や免許はすべて正式名称で書き、正式名称のあとに1文字分の空白を入れて「取得」「合格」と記入します。応募に必要な資格や免許、その職種で役立つ資格や関連する資格を記載します。職務内容と関連性が低い資格や免許は書かないほうが無難です。
免許や資格がない場合は空欄ではなく「特になし」と記入します。資格が多くて書ききれない場合は、求人票の応募条件に「必須」「尚可」と記載されている免許や資格があれば優先的に記載します。
趣味・特技の書き方とポイントPoint to slill
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point01
趣味・特技欄は箇条書きにするのが一般的
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point02
人柄や社風に合うかなどをみられている
「特技:中国語(日常会話レベル。大学時代に1年間の留学経験あり)」のように箇条書きで特技や趣味を書いてから補足すると読みやすくなります。具体的に書くことで会話の糸口になったり、人柄が伝わりやすくなります。習得したスキルや資格、自己学習しているもののうち、応募企業の採用条件や求める人物像にマッチする趣味・特技があれば記載します。履歴書の趣味・特技が選考に直接影響を与えることはありませんが、ビジネスパーソンとしてふさわしくない内容は書かないようにしましょう。
志望動機の書き方とポイントPoint to motivation
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point01
応募企業に合わせた志望動機を記入する
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point02
志望動機は100〜200文字くらいを目安に
志望動機は応募企業ごとに作成します。採用担当者が「どの企業にも当てはまることしか書いていない」とマイナスにとらえる可能性もあるからです。「転職を考えた動機」「転職によって叶えたいこと」「その業界・業種や職種を選んだ理由」「転職先でのビジョン」の4つの要素を盛り込んで作成するといいでしょう。とくに「転職によって叶えたいこと」と「その業界・職種を選んだ理由(=なぜ貴社なのか)」をきちんと書くことが重要です。
履歴書の写真のポイントPoint to photo
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point01
企業ごとに写真貼付けが必要な場合とデータで提出可能なケースがある
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point02
スマホでの自撮り写真は使わず、しっかりと撮影したものを使用する
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point03
写真貼付けにて提出の場合、写真の裏に名前を書いておく
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point04
写真貼付けにて提出の場合、余白は丁寧にカットしてから貼りつける
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point05
写真のサイズは、「縦4cm×横3cm」が一般的
履歴書の写真のサイズは、「縦4cm×横3cm」が一般的です。自分でサイズにカットして貼る場合は、カッターと定規を使ってまっすぐ切り取ります。写真を貼るときは万が一剥がれてしまった時のために、写真の裏側に自分の名前を書いておきます。
撮影時は、ジャケット着用が基本です。男性はスーツにワイシャツ、ネクタイを身に着け、女性はスーツかジャケットを着用します。シワや汚れがないか、ネクタイの色やインナーが派手すぎないかなど確認してください。服装に悩んだら下記面接の服装を参考にしてください。
履歴書を提出する前のチェックポイントCheck point
- 誤字・脱字はないか
- 記入漏れがないか
- 年号は統一されているか、間違いはないか
- 正式名称で記載しているか
- 応募企業に合った志望動機になっているか
- 汚れや折り目などついていないか
- 証明写真は規定のサイズで貼られているか
履歴書を提出するときの注意点Important point
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point01
封筒はA4サイズを折らずに入れられる角形2号がお勧め
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point02
郵送時は封筒の左隅に「応募書類在中」と赤字で書き、四角で囲む
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point03
郵送時は送付状・添え状をつける
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point04
手渡しする際は封筒から出して相手が読みやすい向きで渡す
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point05
メールで送付する場合は、PDF形式。パスワードを設定すると安心
基本情報の書き方とポイントWriting point
Q.勤務先の社名が変わった場合はどう書けばいいですか。
A.新旧両方の企業名を記載します。例:○○株式会社(現△△株式会社)
Q.資格がない場合はどのように記入すればいいですか。
A.「特になし」と記入しましょう。空欄のまま提出すると記入漏れだと判断されてしまいます。
Q.在職中の場合、職歴の書き方はどうすればいいですか。
職歴の最後に「現在に至る」と記入します。もし退職日が決まっていたら、「○○年○○月 退職予定」と記入してください。
Q.手書きで履歴書を作成する際の注意点はありますか。
A.ビジネス文書なので、黒色のペンかボールペンで書きましょう。消せるボールペンやシャープペンシルの使用はNGです。文字を書いているときのこすれやインクのにじみで汚れてしまわないように注意します。万が一書き損じた場合は、修正液や修正テープを使わず書き直します。二重線を引いて消すのもNGです。
Q.本人希望欄はどのように書けばいいですか。
A.本人希望欄は、「選考を受けるにあたって、事前に企業側に伝えておくべき特記事項」を記載するための項目です。たとえば、入社後の働き方に制約がある場合や、内定をもらった場合に入社可能な時期などを記入します。特に書くことがない場合は、「貴社の規定に従います」「貴社の規定に準じます」などと書けば問題ありません。