女性の転職に役立つおすすめ資格ランキング!事務職・ITなど職種別に紹介

更新日:2026.08.12

この記事のまとめ

  • 実は、資格を持っているだけではそれほど転職に有利にはならない。
  • ただし、応募する職種や企業によっては、必須条件に特定の資格が必要な場合がある。
  • 未経験の職種に挑戦する場合は、資格取得をすることで本気度をアピールすることができる。

転職市場において、資格はキャリアの可能性を広げるものです。しかし、ただ取得すればいいわけではなく、自分の目指す職種や年齢にマッチしたものを選ぶことをおすすめします。

そこで本記事では、転職やキャリアアップに役立つおすすめ資格ランキングを紹介します。さらに、事務職やIT、金融といった職種・業界別や、20代・30代の年代別など、おすすめの資格をプロの目線から徹底解説します。

※本記事で紹介している資格の受験料は改定される場合があるため、必ず公式ウェブサイトや最新の案内をご参照ください。

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資格を持っていると転職で有利になる?

資格を持っているだけでは転職で有利にはならない

実は、資格を持っているだけではそれほど転職には有利にはなりません。

転職市場で重視されるのは、あくまでも実務経験やスキルです。 資格は「あればなお良い」というものなので、「転職活動は資格を取ってから!」と、資格取得を優先して転職活動を先延ばしにする必要はありません。 

ただし、応募する職種や企業によっては、必須条件に特定の資格が必要な場合があります。例えば、車で外回りをする営業職であれば普通自動車運転免許が必要です。応募したい企業への応募に特定の資格が必須かどうか調べておきましょう。

関連記事:女性が長く働ける仕事を見つけるには?キャリアアップに役立つ資格も紹介

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未経験転職には資格取得がおすすめな理由

未経験の職種に転職する場合、資格はアピールになる
資格は転職では有利にはならないと説明しましたが、未経験の職種に挑戦する場合は、資格取得をすることで本気度をアピールすることができます。

未経験での転職の場合、「職種への憧れやイメージだけで目指しているのではないか」などを面接官は気にしています。 業務と関連性が高い資格を事前に取得することは、キャリアチェンジに向けて自己学習や資格取得に励んでいることを伝えることができ、転職への意欲や向上心をアピールすることができます。 

どのような資格の勉強をすればいいかわからない方もいらっしゃると思います。目指したい職種や業界への転職でアピールになるおすすめの資格や汎用性の高い資格を12個紹介します。独学でも取得できるものも多いので、参考にしてみてください。

関連記事:【20代必見】未経験転職を成功させるコツ!挑戦しやすいおすすめの業界・職種を紹介

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転職やキャリアで役に立つおすすめ資格ランキング

ここでは、「type女性の転職エージェント」が保有する求人(2026年6月時点)の中で、応募条件の「必要な免許・資格」に指定されている数が多い順にランキング形式でおすすめの資格をご紹介します!

ちなみに、 運転免許を必須条件とする求人数が圧倒的に多いため、今回は運転免許は「殿堂入り」としてランキングからは除外しています。 

それでは、「転職やキャリアアップの強い味方になってくれるおすすめ資格」を、さっそくチェックしていきましょう。

1位 TOEIC

TOEIC(Test of English for International Communication)は、英語によるコミュニケーション能力をはかる試験で、特にビジネスシーンでの英語力を評価するのに適しています。TOEICは、グローバルスタンダードとして世界160カ国で実施されています。TOEICには2つのプログラムがあり、転職などで指標とされているのは、TOEIC Testsの「TOEIC® Listening & Reading Test」です。TOEICは合否ではなくスコア(990点満点)で評価されます。

英語を日常的に使う外資系企業はもちろん、海外に拠点を持つ国内の大手企業、商社、グローバル展開を進めるIT・メーカーなどの求人で強く求められます。 近年は業種を問わず、英語のドキュメント(仕様書やマニュアルなど)を抵抗なく読める人材のニーズが高まっており、英語力を客観的に証明できるTOEIC 800点以上は「海外事業に関わる職種」や「英文事務・翻訳」への転職において、強力なアピール材料になります。 

TOEICスコアアップをするメリット

  • 応募できる求人が増え、仕事の幅が広がる
  • 外資系や商社などの高年収企業を狙えるため、年収アップをかなえられる
  • 入社後も活かせる場面が多く、将来性のあるスキルが身につく

TOEICスコアアップがおすすめな人

  • 外資系企業や海外勤務を目指している人
  • 貿易事務や海外部門など、英語を使う仕事に就きたい人
  • 今のスキルに英語力をプラスしたい人

英語での読み書き・会話が業務に含まれる企業では、TOEICのスコアが採用判断の指標になることがよくあります。TOEICのスコアを履歴書に記載することで、英語力を客観的にアピールできます。 海外拠点とのメール・会議・出張があるようなポジションでは、一定のスコア(600〜800点以上)が求められることもあるので、希望の職種や業界が求めるスコアを目指してみるといい でしょう。

資格の基本情報

  • 試験の回数・実施月: 毎月
  • 勉強時間の目安 :現在の英語力によりますが、一般的な平均レベル(500〜600点台)から700点を目指す場合、約200〜300時間の学習が必要とされています。1日2時間の勉強を約3〜5ヶ月ほど続けるイメージです。市販の教材や学習アプリなど独学でもスコアアップが可能です。
  • 難易度: 2024年度の平均スコアは615点。

公式サイト:【公式】TOEIC Program|IIBC

2位 ITパスポート

ITパスポートは、情報処理推進機構(IPA)が実施しているITの基礎知識を証明できる国家資格です。IT系に限らず、ビジネスに必要なIT・経営・法律・セキュリティの知識を幅広くカバーしており、社会人だけでなく、大学生にも人気があります。

ITの基礎知識があることの証明になり、非エンジニア職種ではプラスになることもあります。またエンジニア職やITコンサルタントなどの応募条件にITパスポート資格取得が必要な場合があります。 未経験からIT業界を目指す場合は学習意欲のアピールや業界研究をかねて勉強してみるのもひとつの手です。 

資格取得のメリット

  • ITの基礎知識があることを証明できる
  • 経営戦略やマーケティングなど、ビジネスの基礎知識も出題範囲のため、ビジネス全体の仕組みが学べる
  • ITパスポートを取得していると、資格手当や補助金がある企業がある

ITパスポートの取得がおすすめな人

  • IT職へのキャリアチェンジを考えている人
  • 社会人経験が浅く、職務経歴に自信がない人
  • ITに苦手意識があるが、仕事で求められている人

ITパスポートは、IT業界を目指している方や、まだ職歴が浅い方にぴったりの資格です。 専門知識がなくても、ITの基礎からしっかり学べるので、「ITへの理解度」や「セキュリティに関する意識」を客観的にアピールできるのが大きなポイント。 

また、IT職でなくても、業務のデジタル化が進む今の時代、ITリテラシーはどの職種でも求められています。ITパスポートを取得していることで、「新しい業務にもすぐに対応できる人」として、評価されやすくなるのも魅力のひとつです。

資格の基本情報

  • 試験の回数・実施:月 全国の試験会場で、随時実施しています。パソコンを使って解答する「CBT方式」で行われるため、自分の学習ペースに合わせて好きなタイミングで申し込めるのが大きなメリットです。
  • 勉強時間の目安 :ITの知識がまったくない完全な初心者の場合、約100〜150時間が目安です。1日1.5〜2時間の勉強を約2ヶ月〜2.5ヶ月ほど続けることで、十分に合格を狙うことができます。
  • 合格率 :令和7年度の合格率は48.6%。

公式サイト:【ITパスポート試験】情報処理推進機構

3位 日商簿記検定

簿記とは、企業や個人事業主などのお金の流れ(収入・支出)を記録・計算・整理するための知識と技術のことを指します。簿記検定の資格は、経理や会計の基礎となるスキルや知識があることを証明できます。代表的なのは、日本商工会議所が主催する「日商簿記検定」です。

 経理や財務の仕事で役立つでしょう。3級は小規模企業の経理事務に役立ちます。 2級は経営管理に役立つ知識として、財務担当者を目指すなら必須 です。 

職種経験者であっても、勉強を始めるだけで今取り組んでいる仕事への理解がより深まるでしょう。
 転職市場で有利に働くのは2級以上 です。 未経験で経理・財務などの職種を目指す、あるいは、すでに働いている人には必須の資格です。

3級までは難易度が低く、転職活動においてアピールにはなりませんが、応募条件に「簿記3級以上」と記載がある場合は、忘れずに記載してください。

資格取得のメリット

  • 経理や財務などの職種にチャレンジするときにアピールになる
  • 数字の管理や処理能力が身につくため、業務の幅が広がる
  • 企業のコストや利益を正しく理解できるようになり、ビジネスの全体像を捉える力が身につく

簿記の取得がおすすめな人

  • 経理職や財務職を目指す人
  • 事務職に就きたい人
  • 公認会計士や税理士を目指す人

簿記は、経理や財務に関わる仕事に就きたい方にとっては、ほぼ必須ともいえる資格です。実際、求人情報では「簿記2級以上」を応募条件としているケースも多く、実務未経験であっても、簿記2級以上の資格を保有していれば、転職時の強力なアピールポイントになります。

また、一般事務や総務の仕事においても、簡単な会計処理や伝票処理を求められる場面が少なくありません。そのため、簿記3級程度の知識があると業務の幅が広がり、「経理もこなせる事務」として市場価値が高まります。

さらに、簿記1級に合格すれば、税理士試験の受検資格を得ることができます。そのため、公認会計士や税理士を目指す人にとって、簿記はキャリア形成の出発点となる重要なステップです。

資格の基本情報

  • 試験の回数・実施月:ペーパーテスト(統一試験)は年に3回実施されており、3級・2級についてはネット試験での受検も可能です。ネット試験は定期的に実施されている会場もあります。
  • 勉強時間の目安:3級の取得には、独学の場合100~150時間程度が必要と言われています。通信講座などでは、3カ月で合格を目指せるカリキュラムが組まれているようです。2級は「工業簿記」が加わり難易度が上がるため、3級合格者であれば独学で250~350時間程度の学習が目安です。通信講座などを利用すると効率的かもしれません。1級の取得には、一般的に800〜1,000時間程度の学習が必要で、半年〜1年が目安といわれています。4科目それぞれで40%以上の正答率が求められます。専門性が非常に高いため、独学での合格も不可能ではありませんが、スクールや通信講座の利用がおすすめです。
  • 合格率:2026年2月実施統一試験では、3級の合格率が33.6%、2級は15.1%でした。また、2025年11月に実施された1級の合格率は15.2%でした。

公式サイト:簿記 | 商工会議所の検定試験

4位 宅地建物取引士(宅建士)

宅地建物取引士(宅建士)は、不動産売買や賃貸の契約時に必要な国家資格です。不動産業界では必須の資格であり、契約書の「重要事項説明」など、有資格者にしかできない独占業務があります。

賃貸・売買を扱う不動産会社の店舗では、各支店に宅建保持者を必ず1、2人は置かなければなりません。 企業側も宅建保持者の人数によって、支店の出店計画を立てるので、その際、戦力としてとらえてもらいやすいでしょう。 

よって不動産業界で働く上では有利になります。賃貸・売買仲介を行う仕事の場合は、必須要件になることも多いです。

資格取得のメリット

  • 不動産業界に転職するときに有利
  • 資格手当による年収アップが狙える
  • 独占業務があるため、年齢に関係なく長く働ける

宅建士の取得がおすすめな人

  • 不動産業界にキャリアチェンジしたい人
  • キャリアアップしたい人

宅建士は、不動産業界で働くうえで「あると便利」ではなく「ないと仕事ができない」場面が多い資格です。営業職や契約業務に関わる方にとっては、資格の有無が任される仕事や手当額に直結することも少なくありません。

また、 不動産だけでなく、金融・建設・保険など幅広い業界でも、不動産知識や法律知識が評価されるため、宅建士を取得しておくことで、将来的なキャリアの選択肢が大きく広がります。国家資格ならではの信頼性があるので、履歴書にも自信を持って記載できます。 

資格の基本情報

  • 試験の回数・実施月:年に1回のみ、例年10月の第3日曜日に実施されます。
  • 勉強時間の目安:不動産や法律の知識がなくても独学で半年~1年で合格が可能といわれています。ですが、法律系の知識が多く、暗記力や理解力が求められます。通信講座やスクールなどもあるので、活用してもいいでしょう。
  • :合格率 2025年度の合格率は、18.7%でした。

公式サイト:一般財団法人 不動産適正取引推進機構 | 宅建試験

5位 社会保険労務士

労働・社会保険の法律や、職場の労務管理に関するプロフェッショナルであることを証明する国家資格が「社会保険労務士(社労士)」です。

入社・退職時の社会保険の手続きや年金、給与計算、就業規則の作成など、企業における「ヒト・労務・法律」に関する業務全般を扱う資格です。労働基準法をはじめとする複雑な法律の知識を有している証になるため、市場価値が非常に高い資格として知られています。人事や労務職に転職したい人におすすめの資格です。

資格取得のメリット

  • 管理部門への転職・キャリアアップに有利
  • 妊娠、出産、育児に関する法律や手当に詳しくなり、自分のキャリアや権利を自分で守りながら働き続けられる
  • 独立開業や労務コンサルタントなど、キャリアチェンジを選択できる

社会保険労務士の取得がおすすめな人

  • 人事・労務・総務などの管理部門でキャリアアップし、専門性を高めたい方
  • 未経験からでも、年齢に左右されない一生モノの「手に職」をつけたい方
  • 将来的に独立開業や、コンサルタントとしてのキャリアも視野に入れている方

資格の基本情報

  • 試験の回数・実施月:例年8月の第4日曜日に実施されます。
  • 勉強時間の目安:国家資格の中でも難易度が高く、合格に必要な勉強時間は約800〜1,000時間以上と言われています。1日2〜3時間の勉強を1年間、毎日コツコツと継続してようやく到達するボリュームです。スキマ時間をフル活用した計画的な学習が不可欠となります。
  • 合格率:令和7年度の合格率は、5.5%でした。

公式サイト:社会保険労務士試験オフィシャルサイト

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事務職の転職におすすめの資格

未経験からの転職先として根強い人気を誇る「事務職」。倍率が高い人気職種だからこそ、ライバルに差をつけるためのアピール材料が欠かせません。

 事務職の実務では、日々の業務をスムーズにこなすための「PCスキル」はもちろん、社内外の人と円滑にやり取りをするための「ビジネスマナー」や「接遇スキル」が欠かせません。そのため、未経験から事務職を目指すときには、これらのスキルを客観的に証明できるものがあると、採用担当者への大きなアピールになります。 

そんなときにおすすめしたい資格が、「MOS」と「秘書検定」です。
どちらも、持っているだけで「事務職としての即戦力」をしっかり証明できる心強い味方になってくれますよ。それでは、それぞれの特徴やメリットを詳しく見ていきましょう。

MOS(マイクロソフト・オフィス・スペシャリスト)

MOSは、Microsoft Office製品(Word、Excel、PowerPointなど)の操作スキルを証明できる国際資格です。公式認定の資格で、実務に直結するパソコンスキルを証明できます。Microsoft Office製品は、バージョンごとに機能が異なるため、MOSではバージョンごとに試験があります。

 事務を中心としたデスクワーク業務で活用されるスキルですが、 求人応募時に必須要件となることは少なく、資格の有無よりも実務経験のほうが優遇されます。 

ですが、オフィス業務に未経験で転職したい場合は、面接官からPCスキルの面でプラス評価される可能性があります。

事務職を中心に、デスクワークを行う職種で役立つでしょう。営業でも、PowerPointを使ってプレゼン資料を作成したり、Wordで契約書などの書類作成をすることがあります。他にもExcelを使ってデータ分析をするなどさまざまな場で活かせるスキルなので、持っているとプラスになるでしょう。

Excelについて、より専門的なスキルを身に着けたい場合は、マクロとVBAのプログラミングスキル「VBAエキスパート」を勉強してみるのもよいかもしれません。MOS取得者は受検料の割引が受けられます。

資格取得のメリット

  • 事務職などのデスクワークでは、実務で活かせる場面が多い
  • パソコンスキルを客観的に証明できる

MOSの取得がおすすめな人

  • 事務職や営業サポート職を目指している人
  • 社会人経験が浅く、職務経歴に自信がない人
  • パソコン操作に不安があり、基礎からしっかり身につけたい人
 MOSがあるからといって転職活動が有利になるわけではありませんが、「きちんと勉強している」「基本的なPCスキルがある」といった点を、プラス評価されることもあります。  特に、今の仕事であまりパソコンを使っていない方が、事務職などのデスクワークを目指す場合には、資格取得を通じてスキルを身につけておくと安心です。

資格の基本情報

  • 試験の回数・実施月:毎月1、2回、オンラインで試験が行われています。
  • 勉強時間の目安:初心者でも1日1、2時間の学習で1、2カ月程度が一般的です。独学でも合格しやすいです。実際に操作しながら学ぶのがいいでしょう。
  • 合格率:公式には非公開ですが、一般レベルの合格率は約80%前後と言われています。

公式サイト:MOS公式サイト-マイクロソフト オフィス スペシャリスト

秘書検定

秘書技能検定(秘書検定)は、公益財団法人 実務技能検定協会が実施する民間資格です。ビジネスマナーや言葉遣い、接遇、文書作成といった、社会人に求められる基本的なビジネススキルを評価する内容となっており、秘書に限らず、事務職や接客業など幅広い職種で役立ちます。

2級、準1級、1級と複数のレベルが用意されていますが、履歴書に書いて有利になるのは1級です。2級では、転職の際にはあまり通用しません。 秘書の求人で応募条件として書かれているのも、1級がほとんどです。 

資格取得のメリット

  • 仕事に活かせるマナーや接遇スキルがわかる
  • 面接での立ち振る舞いに自信がつく

秘書検定の取得がおすすめな人

  • 事務職、受付、秘書を目指す人
  • ビジネスマナーに自信がない20歳前半の方
  • 接遇スキルを高めたい接客・販売職の方

秘書検定は、実務に直結するマナー力を磨ける点が最大の魅力です。社会人経験が浅い方や、これからオフィスワークに挑戦したい方にとっては、「基本的な社会人スキルが身についている」という証明にもなります。また、社会人の基本的なスキルが身につくので、面接での印象アップにも効果的です。

資格の基本情報

  • 試験の回数・実施月:年に3回(例年6月・11月・2月の日曜日)に実施されています。また、現在は2級・3級に限り、全国のテストセンターでパソコンを使って受験できる「CBT方式」も導入されており、こちらは好きな日程でいつでも受験可能です。
  • 勉強時間の目安:2級を目指す場合、約30〜50時間が目安です。1日1〜2時間の学習で、およそ1ヶ月あれば合格ラインに到達できます。テキストや過去問に加えて、実際のビジネスシーンを想像しながら対策するのがコツです。ただし、準1級以上になると筆記に加えて実技(面接)があるため、スクールや対策講座などを活用して、しっかりと準備するのがおすすめです。
  • 合格率:2026年2月実施統一試験では、3級の合格率が75.4%、2級は73.0%でした。また、2025年11月に実施された準1級の合格率が41.3%、1級は33.3%でした。

公式サイト:秘書検定トップ

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ITエンジニアの転職におすすめの資格

未経験からITエンジニアを目指すにあたって、「まずは資格を取るべき?」と迷う方も多いのではないでしょうか。

結論からお伝えすると、 エンジニアの転職活動において最も重視されるのは、資格の有無よりも「プログラミング言語をどれだけ学び、実際にコードが書けるか」という実技スキルです。 しかし、実務未経験の間は、自分の持っている知識のレベルを客観的に伝えるのが難しいもの。そんなとき、資格があることで「基礎知識を体系的に身につけている証」や「意欲の高さの証明」になり、採用において大きなプラス評価に繋がることがあります。

ここでは、未経験からでも比較的取得がしやすく、転職活動やその後のビジネスにおいて確実にプラスになるおすすめの資格をご紹介します。

基本情報技術者

ITエンジニアとしての「登竜門」として広く知られる、経済産業省が認定する国家資格「基本情報技術者試験」。 IT業界への未経験転職を目指すなら、おすすめの資格です。 

ITエンジニアに求められる基本的な知識・技能を網羅的に測る試験です。プログラミングの基礎(アルゴリズムやデータ構造)から、ネットワーク、データベース、セキュリティ、さらには経営戦略やプロジェクト管理まで、ITビジネスに必要な知識を体系的に学びます。

資格取得のメリット

  • 「エンジニアとしての基礎力」を企業へアピールできる
  • プログラミング言語の理解に深まる
  • 転職やキャリアアップに役立つ

基本情報技術者の取得がおすすめな人

  • 未経験からITエンジニアへのキャリアチェンジを目指す方
  • プログラミング言語の学習を始めたばかりで、ITの基礎知識をしっかりと固めたい方
  • 転職活動の面接で「本気でエンジニアを目指して努力している」ことを客観的な形で見せたい方

資格の基本情報

  • 試験の回数・実施月:「CBT方式」のため随時実施。
  • 勉強時間の目安:ITパスポートを取得済み、またはプログラミングを少し学んでいる初学者の場合、約150〜200時間が目安です。1日2時間の勉強を約3ヶ月ほど続けることで合格ラインが見えてきます。独学でもチャレンジできる国家資格です。
  • 合格率:2025年度の通年集計における合格率は、41.8%でした。

公式サイト:基本情報技術者試験 | 試験情報 | IPA 独立行政法人 情報処理推進機構

応用情報技術者

基本情報技術者試験のワンランク上に位置する、経済産業省認定の国家資格「応用情報技術者試験」。ITエンジニアとして数年の実務経験を積んだ「中堅層」を対象とした試験です。技術的な知識(プログラミング、システム設計など)の深掘りはもちろんのこと、経営戦略、プロジェクトマネジメント、セキュリティなど、ITを活用して企業の課題を解決するための「応用力」や「マネジメントの視点」まで総合的に問われます。

 エンジニアのスキルの証明になるので、転職でもアピールになります。 

2027年以降、応用情報技術者試験と現在の高度試験を大括り化・再編した新制度へ移行される予定です。

資格取得のメリット

  • 難しい資格を取得することで未経験でも意欲や知識をアピールできる
  • 自己学習力があることの証明につながる
  • キャリアの選択肢と年収水準が上がる

応用情報技術者の取得がおすすめな人

  • すでにプログラミング言語の基礎をマスターし、さらに高いレベルで市場価値を証明したい方
  • 将来的にプロジェクトマネージャー(PM)や上流工程(設計・要件定義など)に関わりたい方
  • 未経験で難関資格への挑戦を通じて、転職でアピールしたい方

資格の基本情報

  • 試験の回数・実施月:年に2回(4月の第3日曜日、10月の第3日曜日)に実施。2026年度からCBT方式に移行予定。
  • 勉強時間の目安:基本情報技術者試験に合格しているレベルからスタートする場合でも、約200〜300時間が必要です(完全未経験からの場合は500時間以上が目安)。1日2〜3時間の勉強を、半年ほどじっくり継続するスケジュール感が一般的です。
  • 合格率:2025年度秋期試験の合格率は24.5%でした。

公式サイト:応用情報技術者試験 | 試験情報 | IPA 独立行政法人 情報処理推進機構

CCNA

世界最大のネットワーク機器メーカーであるシスコシステムズ社が認定する、世界共通のITインフラ資格「CCNA(Cisco Certified Network Associate)」。ITエンジニアの中でも、特に安定した需要がある 「インフラエンジニア(ネットワーク/クラウド)」を目指す方におすすめの資格です。 

インターネットや社内LANといった「ネットワーク」の構築、運用、保守に関する知識と技術を証明する資格です。現在、世の中の大半のネットワーク機器にシスコ社製品が使われているため、この資格で学ぶ内容はそのまま世界中で通用するグローバルスタンダードな技術となっています。

資格取得のメリット

  • 「実務に直結するスキル」として評価が高い
  • 未経験からインフラエンジニアへの転職が有利になる
  • 物理機器からクラウド・セキュリティまで網羅的に学べるため、対応できる業務範囲が広がる

CCNAの資格取得がおすすめな人

  • 未経験からインフラエンジニアに転職したい方
  • システムの土台や通信の仕組みを支える仕事に興味がある方
  • 業務で活かせる知識やスキルを身につけたい方

資格の基本情報

  • 試験の回数・実施月:随時試験を実施。
  • 勉強時間の目安:未経験からスタートする場合、約100〜150時間が目安です。1日2時間の勉強を約2ヶ月〜2.5ヶ月ほど続ければ合格ラインに到達できます。実機(またはシミュレータソフト)を使って、コマンドを入力する練習を取り入れると理解が早まります。
  • 合格率:公式には非公開ですが、一般的には60%前後と言われています。

公式サイト:CCNA – Training & Certifications – Cisco

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金融・保険業界の転職におすすめの資格

お金に関する高度な専門知識が求められる「金融・保険業界」。 一見、未経験からはハードルが高そうに思えますが、実は個人のポテンシャルや、入社後に活躍するための「学ぶ姿勢」が非常に重視される業界でもあります。 

そのため、転職活動の段階で業界の基礎知識や法律を学んでいる姿勢を見せることは、採用担当者への絶好のアピールになります。 なかでも、個人の資産設計に寄り添う「ファイナンシャルプランナー(FP)」と、金融商品の取引に必須となる「証券一種外務員資格」は、実務に直結する知識として特に企業から高く評価されるおすすめの資格です。 

どちらも、持っているだけで「業界への本気度」と「即戦力としてのポテンシャル」を同時に証明できる心強い味方になってくれます。それでは、それぞれの資格が持つ魅力や詳しいメリットを見ていきましょう!

FP(ファイナンシャルプランナー)

FP(ファイナンシャルプランナー)は、個人や家庭のライフプランに合わせて、資産形成、保険、税金、年金、相続などの幅広い「お金」の知識を使ってアドバイスを行う専門家です。FPの資格は国家資格と民間資格がありますが、転職やキャリアアップを考えるなら、国家資格である「FP技能検定」の取得がおすすめです。ここでは、日本FP協会が実施しているFP技能検定についてご紹介します。

 証券会社や保険会社では、FPを持っていると高い知見や実務経験があるということの証明になります。持っていて当たり前と言えるほど取得率が高い資格です。 

未経験で証券会社や保険会社に転職する場合、持っていると有利になるでしょう。未取得で転職したとしても、入社後必須で取得することが多いです。

資格取得のメリット

  • 金融業界・不動産業界の仕事で役に立つ場面が多い
  • 顧客の信頼を獲得しやすくなる
  • 入社後の資格手当や評価につながりやすい

FPの取得がおすすめな人

  • 保険・不動産・金融・証券業界で働きたい人
  • 今の職種でキャリアアップをしたい人

FPは、実生活と密接に関わる「お金」の知識を体系的に学べる点が大きな魅力です。単なる転職対策ではなく、家計の見直しや資産運用、保険の選び方、老後の備えなど、実用性が高く学ぶメリットが非常に大きい資格です。

特に営業、販売経験者や金融業界にキャリアチェンジしたい人は、FP2級を取得することで専門知識を武器にキャリアの幅が広がります。面接でも「顧客への信頼性が高い人材」としてアピールしやすくなり、面接や職務経歴書でも強みとして伝えることができます。

資格の基本情報

  • 試験の回数・実施月:現在は3級・2級はCBT方式で随時受験が可能。
  • 勉強時間の目安:
    • 3級は、 約30〜100時間(1日1〜2時間の勉強で、1ヶ月〜2ヶ月程度)
    • 2級: 約150〜300時間(3級合格レベルから、1日2時間の勉強で約3ヶ月〜5ヶ月程度)
  • 合格率:2025年10月~2026年2月の3級CBT試験の合格率は、学科86.6%、実技84.9%でした。2級のCBT試験の合格率は、学科47.2%、実技56.5%でした。2025年9月1級実技の合格率は75.6%でした。

公式サイト:FP技能検定 | 日本FP協会

証券一種外務員資格

銀行や証券会社で株や投資信託といった金融商品を販売するために必須となる、日本証券業協会認定の資格「証券外務員」。その中でもすべての金融商品を取り扱える上位資格が「一種外務員資格」です。

 金融機関で内定が出たあとに「入社までの取得」を義務付けられることも多い、業界の必須資格です。以前は金融機関の役職員しか受験できませんでしたが、現在は一般の方の受験も可能になりました。 現役の金融パーソンが持っている「二種(現物取引のみ)」に対して、「一種」はデリバティブ取引(先物やオプションなど)を含むハイリスク・ハイリターンな商品まですべて扱える知識を網羅します。

資格取得のメリット

  • 金融業界への「即戦力」を証明できる
  • 金融市場の知識が網羅的に身につき、自身の資産運用にも直接活かせる

証券一種外務員の取得がおすすめな人

  • 証券会社、銀行、保険会社などの金融機関に転職したい方
  • 実務未経験から金融業界への挑戦で、本気度や基礎知識を証明したい方
  • 転職活動を少しでも有利に進めるため、入社後の必須資格を先回りして取っておきたい方

資格の基本情報

  • 試験の回数・実施月:CBT方式で随時受験可能。
  • 勉強時間の目安:金融知識がまったくない未経験者の場合でも、約80〜100時間が目安です。1日2時間の勉強を約1.5ヶ月〜2ヶ月続ければ十分に合格を狙うことができます。
  • 合格率:2025年度の一種外務員資格試験の合格率は73.1%でした。

公式サイト:外務員資格試験 | 日本証券業協会

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年代別におすすめの資格

20代におすすめ

キャリアや転職に生かしたいのであれば、職種や業界に関連した資格を取得するのがおすすめです。今までのキャリアを生かしたい場合は、経歴や実績に加えて資格という客観的な評価の裏付けができます。自身のスキルや知識のチェックとしても活かせるでしょう。

 新たな分野にチャレンジしたい方は、目指す職種や業界の資格取得をおすすめします。 未経験分野に転職したい意欲の裏付けとして、自主的な勉強や資格取得がアピールできるからです。例えばエンジニアであれば基本情報技術者試験、経理であれば簿記など、業務に役立つ資格がおすすめです。

30代におすすめ

 30代のキャリアアップに役立つ資格は、「今の仕事の専門性を深めるもの」や「将来の選択肢を広げるもの」を選ぶといいでしょう。「今の仕事の専門性を深める」のであれば、経理であれば簿記2級以上やエンジニアであればITストラテジスト、システムアーキテクト、技術士、Cisco技術者認定などにチャレンジしてみるなど、専門性を高めるのがおすすめです。 

「将来の選択肢を広げるもの」であれば、キャリアチェンジや独立を視野に入れて考えてみるのもいいでしょう。資格がなければ応募できない職種にチャレンジしたい場合は、計画的に取得を目指すことが重要です。その際、資格を取得すること自体が目的にならないよう、「なぜその資格が必要なのか」「取得してどう活かしたいのか」を明確に伝えることで、意欲や方向性が伝わりやすくなります。

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転職活動で「資格がない」場合はどうする?

資格がない場合

転職活動をする上で、資格を持っていないことを気にされる方も多いかもしれません。しかし、多くの求人では資格が必須ではなく、「あれば尚可」として扱われるケースがほとんどです。 応募条件に「必須」と記載されていない限り、資格を持っていなくても応募はできます。 

中途採用で重視されるのは、これまでの経験や実績です。資格がないことで自信をなくす必要はありません。たとえ資格がなくても、過去の職務で培ったスキルや成果をしっかり伝えることで、十分に評価される可能性があります。実際に、未経験からスタートして活躍している人も多数います。

ただし、どうしても入りたい職種や業界があり、応募条件として特定の資格が「必須」になっている場合は、取得を検討するのもひとつの方法です。明確な目標があるなら、計画的にスキルアップを図っていくことで、より確実に希望のキャリアに近づけるでしょう。

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履歴書での免許・資格の記入方法

履歴書での免許・資格の記入方法

保有している資格や免許は、履歴書の「免許・資格欄」に正式名称で記載しましょう。応募する企業の募集要項を確認し、免許や資格が必須条件になっているもの、その職種や業界で役立つもの、業務に関連するものを記載します。 必須条件になっているのに履歴書に書き忘れてしまうと、応募資格がないと判断されてしまうので、忘れずに記載しましょう。 

何級から書くのがいいのか、悩んでしまうこともあるでしょう。明確な線引きはありませんが、取得が容易だと思われる級数は、履歴書に書いてもアピールになりません。求人票の募集要件に資格の条件があれば、そちらを参考に記載しましょう。

免許や資格はすべて正式名称のうしろに1文字分空けて「取得」「合格」などと記載します。取得した時期が早い順に書きます。

職務経歴と直接関連のない資格や、応募職種にまったく関係のない資格は履歴書に書くのは控えましょう。なぜなら、職務内容と関連性が低い資格や免許が明記されていると、転職者のキャリア志向のブレや志望理由との一貫性が見られないなど、企業側が懸念を感じてしまうからです。

関連記事:履歴書「免許・資格欄」の書き方

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まとめ

働きながら勉強を続けるのはなかなか難しいですが、通勤途中の電車内でテキストを読んだり、通信講座やスマートフォンの学習アプリなどを使うなどして効率的に勉強することは可能です。最近ではYouTubeに勉強法の動画がアップされていることもあるので、そういったものも活用してみるといいでしょう。

資格があるからといって、必ず転職で有利に働くとは言えません。アピール材料のひとつととらえ、まずは日々の仕事で研鑽を積むことが重要です。

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関連記事:女性向け転職エージェントを使うメリットとは? 活用方法と注意点も解説

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監修者:檀上 悠一

監修キャリアアドバイザー

檀上 悠一

営業職の転職支援を中心にキャリアアドバイザーとして従事。現在は営業職や販売・サービス職の転職支援を行うキャリアアドバイザー部の部長。第二新卒向けの面接対策や、女性の転職支援にも強い。

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