女性の転職に有利な資格8選licence

更新日:2018.12.28

女性の転職に有利な資格8選のイメージ

更新日:2018.12.28

転職を機に資格を取ってスキルアップしたいと思う方は多いのではないでしょうか。
とはいえ、ひと口に資格といってもその種類は多岐にわたり、やみくもに勉強すればいいというわけではありません。

実は、正直なところ資格を持っているだけではそれほど転職に有利にはなりません。
転職市場で重視されるのは、あくまでも実務経験やスキル。資格は「あればなお良い」というもの。

なので、「転職活動は資格をとってから!」と資格取得を優先して転職活動を先伸ばしにするのはNG。
さまざまな要素がそろったうえで、さらに「+α」の位置づけだと考えていただけたら良いと思います。

ただ汎用性の高い資格は、未経験の職種に転職する場合アピールにもなりますし、
役立つ場面も多いのでおすすめ。
では、以下の代表的な8つの資格について
転職市場での見られ方、難易度、費用などについて見ていきましょう。

監修者:鈴木 達郎
監修キャリアアドバイザー
前職では旅行代理店で法人営業を経験。色々な業界や職業について知りたい、という興味関心と、高めることが求められるようなプレッシャーある環境に身を置きたいという想いから、「type転職エージェント」キャリアアドバイザーに転身。現在は営業領域を専門としている。

簿記bookkeeping

難易度

簿記資格のイメージ

2018年6月実施の簿記検定では、3級の合格率は44.3%、2級の合格率は15.6%となっており、2級から合格率が下がります。

3級はビジネスパーソンに必須の基礎知識が中心で、基本的な商業簿記や経理関連書類の適切な処理、青色申告書類の作成など、初歩的な実務ができるレベルを目指します。

2級は原価計算を含む高度な商業簿記・工業簿記を習得し、財務諸表から経営内容を把握できるレベルです。商業高校に通っていた人は、在学中に取得する人も多いようです。

転職市場での見え方

転職市場で有利に働くのは2級以上です。未経験で経理・財務などの職種を目指すあるいは、すでに働いている人には必須の資格。
2級から難易度が上がり、合格率も下がるため、転職活動でアピールできるのは2級以上と考えておいてください。

役立つ場面・仕事

経理・財務の仕事で役立つでしょう。3級は小規模企業の経理事務に役立ちます。2級は経営管理に役立つ知識として、財務担当者を目指すなら必須です。
また職種経験者であっても、勉強を始めるだけで今取り組んでいる仕事への理解がより深まるでしょう。

取得にかかる費用と期間

受験料は3級が2800円、2級が4630円となっており、1年に3回受験のチャンスがあります。
試験時間は3級・2級ともに2時間。時間が異なるため、3級と2級の併願も可能です。

3級に関しては、市販の問題集や学習アプリなどで、独学で勉強すれば比較的とりやすいでしょう。
2級は実施回によってばらつきはあるものの、難易度が高く合格率は概ね15~25%。独学に加えて、通信講座やスクールに通うなどより専門的な学習をすると効果的です。

TOEIC

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TOEICのイメージ

2018年度の新入社員のTOEIC平均スコアは489点となっています。

「TOEICスコアとコミュニケーション能力レベルとの相関表」を見てみると、TOEICスコア860の【レベルA】は、「Non-Nativeとして十分なコミュニケーションができる」。語彙・文法・構文のいずれも正確に把握し、流暢に話せるレベルです。
TOEICスコア730【レベルB】は、「どんな状況でも適切なコミュニケーションができる素地を備えている」。通常会話を完全に理解でき、応対もはやく、業務上の支障がないレベルです。

TOEICスコア470【レベルC】は、「日常生活のニーズを充足し、限定された範囲内では業務上のコミュニケーションができる」。通常会話であれば、要点を理解し、応答にも支障はないレベルとなっています。
新入社員の平均スコアからすると、ビジネスパーソンはレベルA~Cの点数を目指すと良いのではないでしょうか。

転職市場での見え方

応募求人の必須要件や歓迎要件になるのは800点以上が多いため、転職市場でアピールになるのはスコア800点以上と認識していただけると良いと思います。

スコアが高ければ高いほど、評価は上がります。英語力をはかる目安となるため、職種にかかわらず履歴書に記載があれば、英語を使った仕事をどれぐらい任せられるのかを判断する基準になるでしょう。

役立つ場面・仕事

職種にかかわらず、TOEICを受けたことがあると有利になる場面は多いでしょう。グローバル化が加速する昨今、英語が使えると仕事の幅が広がります。営業なら外資系のクライアントとスムーズに会話できたり、事務でも英語の書類のやり取りができるようになります。

取得にかかる費用と期間

受験料は4320円。試験は毎月行われています。市販の教材や学習アプリ、あるいはオンライン英会話や英会話カフェ、英会話講師とのマッチングサービスなどを活用しても良いでしょう。

MOS
(マイクロソフト・オフィス・スペシャリスト)Micro Office Specialist

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MOS(マイクロソフト・オフィス・スペシャリスト)のイメージ

MicrosoftのOffice製品の利用スキルを証明する資格です。
試験は、Word、Excel、PowerPoint、Access、Outlookに分かれ、各科目のなかで、2016、2013、2010とOfficeのバージョンごとにさらに試験が分かれています。

また、WordとExcelについては、スペリャリストレベル(一般)とエキスパートレベル(上級)で難易度も違います。

たとえばWordのスペシャリストレベルは、文書作成や保存、文字の書式設定、段落の設定など、文書の作成・編集スキルをはかる試験。

一方、Wordのエキスパートレベルは、Wordの高度な機能を使って、文書の暗号化やカスタマイズ、変更履歴の管理など、文書の利用環境をカスタマイズできる人が受ける試験となっています。

転職市場での見え方

事務を中心としたデスクワーク業務で活用されるスキルですが、 求人応募時に必須要件となることは少く、資格の有無よりも実務経験のほうが優遇されます。
ですが、未経験でオフィス業務に転職したい場合は、面接官からPCスキルの面でプラス評価される可能性があります。

役立つ場面・仕事

事務を中心に、デスクワークを行う職種で役立つでしょう。営業でも、PowerPointを使ったプレゼン資料作成やWordを使った文章作成、Excelを使ったデータ分析は行いますので、持っているとプラスになるでしょう。
Excelについては、この資格を勉強するときもマクロについて多少は勉強することになりますが、より専門的なスキルを身に着けたい場合は、マクロとVBAのプログラミングスキル「VBAエキスパート」を勉強してみるのもよいかもしれません。

取得にかかる費用と期間

毎月1~2回、オンラインで試験が行われています。費用は受験科目によっても異なりますが、例えば「Office 2016」の試験を1科目受ける場合は10584円。2科目で21168円となっています。より上のレベルの「Office 2016 Expert」の試験を1科目受ける場合は12744円、2科目受ける場合は25488円となっています。
科目ごとに受験レベルを選択することもできるので、詳しくは公式サイトで確認してみてくださいね。

ITパスポートit-passport

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ITパスポートのイメージ

2018年7月に行われた試験では、社会人の合格率は62.9% 。そのうち非IT系の仕事に就いている人の合格率は65.7%。とくにIT系の仕事をしていなくても取りやすい資格ということができます。

試験の内容は、IT関連の知識の中でも入口といえるものが中心です。「ISO」「サイバー攻撃」「ランサムウェア」などのIT関連用語に関する説明について、4つの選択肢のなかから正解を選ぶと形式となっています。

転職市場での見え方

ITリ テラシーがあるということが目に見えてわかる資格なので、IT業界への転職を目指すなら、業界研究をかねて勉強してみるのもひとつの手。20代ならIT業界の未経験求人は今とても多くなっているので、取得すると就業意欲が高いことを示すことができます。

役立つ場面・仕事

ITパスポートは、ITリテラシーがあることを示す資格です。未経験でエンジニアを目指す場合など、IT企業全般で役に立つでしょう。

取得にかかる費用と期間

受験費用は5700円。プライベートでもよくパソコンを使う、少しITの知識がある、流行のことばやITトレンドに敏感という人なら、2週間くらいの勉強で習得することができるでしょう。

秘書検定Secretary

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秘書検定のイメージ

2018年6月に行われた試験では、2級の合格率は54.1%、準1級の合格率は40.5%、1級の合格率は23.9%となっています。

ビジネスマナーなど基本的な質問が多く、2級はいわゆる「常識人」なら取れるレベルですが、転職市場では2級はほとんど通用しません。求められるのは1級からなので、1級取得を目指すと良いでしょう。

転職市場での見え方

2級、準1級、1級とたくさんのレベルが用意されていますが、履歴書に書いて有利になるのは1級から。2級では、転職の際にはあまり通用しません。秘書の求人で応募条件として書かれているのも、1級がほとんどです。

役立つ場面・仕事

秘書検定は、丁寧な接遇能力があるということを示す資格です。秘書、それからまれにホテルのコンシェルジュなど丁寧な接客を求められる仕事の場合も、就業後まで長く役に立つでしょう。

取得にかかる費用と期間

受験費用は、級 4100円、準1級 5300円、1級6500円と受けるレベルによって異なります。2018年より受験料が改定されているので要注意。複数の級を併願すると少しお得になりますので、確認してみてくださいね。

FP(ファイナンシャルプランナー) Financial Planner

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FP(ファイナンシャルプランナー)のイメージ

正確には「FP技能検定」と呼びます。受験科目は学科と実技の2科目です。2018年5月実施の試験における、学科と実技を同時に受検した人の合格率は3級 79.11%、2級 39.55%となっています。

特に2級は、3級に合格していることや既に実務経験があることなど、細かい受検資格があるため、難易度も上がっています。

転職市場での見え方

証券会社や保険会社では、FPを持っていると高い知見や実務経験があるということの証明になります。持っていて当たり前と言えるほど取得率が高い資格です。
未経験で証券会社や保険会社に転職する場合、持っていると有利になる もしくは入社後必須で取得することが多いです。

ただし銀行は、銀行業務の経験者しか採用しないため、FPを持っていても転職することはなかなか難しいでしょう。

役立つ場面・仕事

銀行をのぞく金融業界の仕事全般で役に立つでしょう。

取得にかかる費用と期間

受験費用 は3級が学科と実技で6000円、2級が学科と実技で8700円。学科のみ、実技のみを受験することも可能です。

2級FP技能検定試験を受けるためには、以下のいずれかの条件をクリアしていることが求められます。  

  • ・日本 FP協会が認定するAFP認定研修を修了していること
  • ・3級FP技能検定の合格者であること
  • ・FPに関する2年以上の実務経験があること
  • ・厚生労働省認定金融渉外技能審査3級の合格者であること

3級はFP業務を目指す人、またはすでにその業務に就いている人なら誰でも受検できますが、2級は上記のような資格が必要。難易度はとても高く、取得するにはかなりの勉強と実務経験が必要です。

宅地建物取引士 Real Estate Notary

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宅地建物取引士のイメージ

2017年度の合格率は15.6%と非常に狭き門。数ある資格のなかでも、特に取得の難しい資格となっています。合格基準点は、50問中35点。7割の得点が必要です。

転職市場での見え方

賃貸・売買を扱う不動産会社の店舗では、各支店に宅建保持者を必ず1~2人は置かなければなりません。企業側も宅建保持者の人数によって、支店の出店計画を立てるので、その際、戦力としてとらえてもらいやすいでしょう。
よって不動産業界で働く上では有利になります。賃貸・売買仲介を行う仕事の場合は、必須要件になることも多いです。

役立つ場面・仕事

宅地建物取引士、いわゆる「宅建」は不動産業界で働くなら、確実に役立つ資格です。とくに賃貸や売買仲介を行う会社で働く場合、とても重視されます。不動産を売ったり貸したりする際、お客さまに必ず「重要事項説明」を行います。実際、部屋を借りたり、家・マンションを購入する際に、宅地建物取引主任者証を提示されたことのある人も多いでしょう。この重要事項説明は、宅建の資格がある人だけができるものです。宅建を持っていると、給与に反映されるケースもあります。基本給に、5000円~1万円前後の「資格手当」が加算されることもありますね。

取得にかかる費用と期間

受験費用は7000円 。年に1回行われます。登録講習機関が行う講習を修了し、その修了試験に合格した日から3年以内に試験を受ける場合、試験が一部免除されます。この場合、2カ月程度の通信教育を受けたのち、2日間のスクーリングおよび修了試験に合格することが条件。 このような方法を活用してみてもよいですね。

自動車運転免許driver licence

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自動車運転免許のイメージ

仮免許試験と本試験それぞれ学科と実技試験があるため、そのどれが欠けても合格できません。習熟度がはやい人は一度で合格する人もいますが、手こずって取得できるまで何度も受験する人も。とはいえ、自分のペースで勉強していける資格なので、焦ることなく地道に、確実に取得できるといいですね。

転職市場での見え方

外回りの多い営業職など、運転免許を持っていないとそもそも応募できない求人あります。なのでまだ持っていない人は転職を機に取得することをおすすめします。

役立つ場面・仕事

これまで上げたどの資格より、転職する上で有利になる資格です。もっとも有用な場面の多い資格でしょう。営業職の場合、社用車で仕事をしたり、最近では自家用車を使って直行直帰できることもあります。車で商品の配送や納入も行うルート営業では、自動車免許が必須です。

取得にかかる費用と期間

仮免許試験が5500円、本試験は3800円となっています。教習所に通うと30~40万円ほどの費用がかかりますが、丁寧に運転技術や交通ルールを教えてもらえるので、ほとんどの人が教習所に通います。取得までには集中して受講すれば1~2カ月、休日や夜間などを使って受講する場合は3カ月~半年と長期にわたることもあります。

まとめ
summary

働きながら勉強を続けるのはなかなか難しいですが、通勤途中の電車内でテキストを読んだり、通信講座やスマートフォンの学習アプリなどを使うなどして効率的に勉強することは可能です。最近ではYouTubeに勉強法の動画がアップされていることもあるので、そういったものも活用してみるといいでしょう。
また資格を取得できていなくても、勉強していることをアピールするだけでも面接で有利にはたらくこともありますので、自己研鑽している場合面接ではアピールしましょう。
資格があるからといって、必ず転職で有利にはたらくとはいえません。アピール材料のひとつと捉え、まずは日々の仕事で研鑽を積むことが重要です。

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