女性銀行員の転職は難しい?おすすめの転職先や成功するコツを解説
更新日:2024.02.05
この記事のまとめ
「女性銀行員の転職は難しい?」
「銀行員から転職する時に活かせる能力ってある?」
上記のような疑問をお持ちの方がいると思います。
女性の銀行員の転職が多職種と比べて難しいわけではありません。銀行員として培ってきたスキルによって転職が有利に進む可能性もあります。
本記事では、上記のような疑問に答えるとともに、女性銀行員におすすめの転職先や転職を成功させるためのコツを紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
転職で評価されやすい女性銀行員の経験、スキルとは
転職で評価されやすい女性の銀行員の経験やスキル3つを紹介します。
- 作業の緻密さ、正確さ
- 金融知識、法律知識の豊富さ
- コミュニケーション能力の高さ
それぞれ解説しますので、女性銀行員で転職を検討されている方は銀行員としての強みを再確認していきましょう。
作業の緻密さ、正確さ
女性銀行員が転職する際に活かせる能力として、作業の緻密さ、正確さが挙げられます。銀行は顧客のお金を預かっているため、ミスや誤差など少しのことでも信用問題に関わります。そのため、 銀行員は正確に業務を遂行することが高いレベルで求められており、正確性に対する意識の高さが身についていると言えます。
さらには、株式や為替といった時間厳守で業務を行う必要がある事業もあるため、業務の優先順位を付けて期限通りに処理する能力も培われているでしょう。
上記のような、正確な業務の遂行能力はどの職種であっても重要なスキルといえるため、転職に活かすことができます。
金融知識、法律知識の豊富さ
2つ目の女性銀行員が活かせる経験や能力は、「金融知識、法律知識」です。
金融業や法律関係の知識は、銀行の業務には不可欠です。これらの知識は、 経理などのお金回り、営業事務などの契約回りの部門で大変重宝されます。 また法律やルールが更新されることに慣れているため、知識を随時アップデートすることに抵抗がなく勉強できる素養もあります。
コミュニケーション能力の高さ
女性銀行員が活かせる3つ目のスキルは、コミュニケーション能力の高さが挙げられます。
他の仕事にも活かせるコミュニケーション能力とは、 「顧客のニーズをいかに早く理解し、ニーズにあった物をわかりやすく提案できるか」 です。窓口対応ではさまざまな顧客の問い合わせに対応したり、ニーズにあった自社商品の提案をしたりするため、コミュニケーション能力が身についています。営業を行っている銀行員であれば「交渉能力」ともいえますが、顧客に対しての話し方のマナーも含めた「コミュニケーション能力の高さ」は転職する際に活用できるでしょう。]
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女性銀行員に多い転職理由とは
転職を考えたときに「なぜ転職をしたいのか」を明確にしておくと、求人を探すときの基準になり、面接での質疑応答に活かせます。また転職後のミスマッチを防ぐためにも、転職理由を考えることは重要です。
実際にtype女性の転職エージェントに登録している女性銀行員の転職理由を紹介するので、参考にしてみてください。
ジョブローテーションが多い
「窓口業務から営業職になったが、買うつもりのない人に提案するのが合わない」
「いろいろな業務を経験できるのが魅力だと思ったが、専門性が身に付かない」
「やりたい業務を希望していたが、叶わなかった」
営業職を辞めたい
「今後を見据えた際には、体力的にも、営業の仕事を長く続けていくイメージを持てなかった」
「ノルマに追われていて、契約が取れないと怒られるのが辛かった」
「金融商品を今後もずっと提案し続けるのは厳しいと感じた。顧客の利益に合わない提案をするのは辛い」
成長実感が少ない
「ずっと同じことをやっているため自分のスキルや経験が積めず、成長実感がわかなかった」
「5年後・10年後も仕事内容変わらないから、自己成長するのが難しいと思った」
会社の業績不振
「業績不振に伴う賞与カットがあった」
「直近で大量退職があり不安に感じている」
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女性銀行員のおすすめ転職先とは
女性銀行員のおすすめの転職先を紹介します。
- 他銀行への就職
- 銀行以外の金融業界への転職
- IT業界への転職
それぞれ紹介しますので、今いる銀行から転職を考えている方は参考にしてください。
他銀行への転職
銀行員の女性の転職先の一つとして考えられるのが、他の銀行への転職です。 今まで培ってきた経験やスキル・知識を活かせる というのが他銀行に転職する大きなメリットでしょう。
業務自体は同じであるため、「銀行の業務内容への不満」が転職理由でなければおすすめの転職先といえます。具体的には、パートナーの転勤や家族の事情、銀行内での人間関係でのトラブルといった事情の転職なのであれば、他銀行に転職するのは良い選択肢と言えるでしょう。
銀行以外の金融業界への転職
女性銀行員の転職先として2つ目におすすめなのが、銀行以外の金融業界です。 今まで培ってきた金融知識を活かしつつ新しい環境に飛び込みたい方向けの転職先 といえるでしょう。
具体的には下記のような業種が挙げられます。
- 保険会社
- 証券会社
- 投資信託会社
上記は銀行員の中でも、一般職や営業職、事務職に携わっていた方におすすめです。銀行業務で得た金融の知識や経験は銀行以外の金融業界でも活かせます。 他業界から転職する人に比べて、証券や保険など基本的な業界知識があるという評価になるため、有利になる可能性 があります。
また外資系の保険会社や投資会社は、給与水準が高いことも多いので、収入アップも見込めます。
IT業界への転職
3つ目の女性銀行員のおすすめ転職先は、IT業界への転職です。特に 金融関連のシステム開発を行っている企業では、金融の知識とITの知識と両方が必要 となります。そのため金融業界の経験を活かしてチャレンジがしやすいと言えます。
またIT業界は人材不足のため未経験可の求人も多いところも特徴です。今伸びている市場で働きたい方におすすめです。
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【業務内容別】銀行員が転職するうえで親和性の高い職種とは
転職先を探す際に「どんな仕事が向いているのかわからない」「今までのスキルや経験を活かせる仕事って何」など悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。銀行の業務で経験した仕事内容別に親和性の高い職種を紹介します。
- 事務職、アシスタント職
- 営業職、コンサルタント
下記にてそれぞれ解説します。
事務職、アシスタント職
事務作業での書類作成や窓口業務の顧客対応で培った事務処理能力や接遇スキルは、事務系職種で生かせるでしょう。具体的には以下が挙げられます。
- 一般事務
- 営業事務
- 人事アシスタント
- 経理アシスタント
- 営業アシスタント
- 秘書
- 受付
事務職やアシスタント職はデスクワークが中心で、書類の作成やファイリング、データ入力、電話応対などの業務全般を担当します。他の社員が働きやすいようにサポートする仕事です。感謝されたり、自身がサポートしたことに対してダイレクトな反応をもらえるときにやりがいを感じる方が多いです。銀行業務の中でも顧客対応より事務作業が得意だった方におすすめです。
周囲の人とコミュニケーションを取りながら仕事をし、期限までに正確に仕事を行う業務処理能力が求められるため、PCスキルやコミュニケーション能力、スケジュール管理能力などのスキルが必要 になります。
営業職、コンサルタント
銀行の中で総合職として活躍していたのであれば、営業職など業績に直接影響のある業務経験があるのではないでしょうか。定型業務におさまらない幅広い業務経験はさまざまな業種・職種に生かせます。特に金融業界の営業スキルは次のような職種に親和性があります。
- 無形商材の営業職
- コンサルタント
無形商材の営業職は、顧客との関係を構築しながら、課題を汲み取り、その商品やサービスをとおして解決につなげていきます。営業職で培ったコミュニケーション能力やヒアリング能力、提案能力などが活かせます。
コンサルタントは、企業の課題に対し、解決に導くためのコンサルティングを行うため、高い専門性や課題解決能力が求められます。金融に関する専門知識や経験を活かし、スキルやノウハウを高め続け、それを顧客に還元したいという自己研鑽のマインドを持っている方におすすめです。
銀行員からの転職で成功するコツとは
銀行員からの転職は特殊な進め方が必要と思われるかもしれませんが、転職成功のコツはほかの職種と変わりません。初めての転職の人も多いと思うので、転職成功のコツを紹介します。
- なぜ転職したいのかを整理する
- 転職の条件を決める
- 転職エージェントのサポートを受ける
それぞれ解説していきます。詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
関連記事:初めての転職はどうすればいい?
なぜ転職したいのかを整理する
転職を成功させるには、「自分はなぜ転職したいのか」を明確にするのが重要です。 転職の目的を決めないまま転職活動を進めると、「こんなはずではなかった」「転職先で転職理由を解決しなかった」などのミスマッチ につながります。
転職のきっかけはネガティブなものでも、複数あってもかまいません。今感じている不満や実現できないことを深堀していくと、なぜ転職したいのかが見えてきます。転職活動を始める際に整理しておきましょう。
転職の条件を決める
前項で書き出した「なぜ転職したいのか」を解決できる転職先はどんなところか考えます。具体的には、下記のような条件を明確にして転職先を探しましょう。
- 勤務時間
- 残業時間
- 仕事内容
- 給与
- 休日
- 勤務地
例えば、「残業時間が月50時間あり、土日勤務も多く、プライベート時間を確保できない」が転職理由なら、必要な条件は「残業時間は20時間以内、土日休み」などになっていきますよね。このように、 転職理由から考えると叶えたい条件が明確になります。
また、上記のような条件とともに、 妥協点も洗い出しておくと良い です。絶対に譲れない条件は「土日休み、残業は20時間以内」だけど「勤務地はこだわらない、給与は現年収と同じくらいでもいい」など、どこまでなら妥協できるかを明確にしておきます。理由としては、自分の理想に合う完璧な職場を見つけるのは簡単ではないからです。
転職エージェントのサポートを受ける
女性銀行員が転職を成功させるための最後のコツは、転職エージェントのサポートを受けることです。転職エージェントを利用すると、 効率的に情報を集められるだけでなく、転職するためのノウハウを教えてくれる でしょう。
さらには非公開の求人情報を取り扱っている所もあり、転職の選択肢が広がるのもメリットの1つです。
中でも私たち「type女性の転職エージェント」は上記で紹介したメリットはもちろん、女性のための転職エージェントですので、女性のための転職ノウハウを有しています。専任のキャリアアドバイザーが1対1で全面的に転職のサポートをさせていただきます。
type女性の転職エージェントのサービス内容に興味がある方や、転職エージェントとは何か詳しく知りたい方は、「転職エージェントとは」からご確認ください。
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まとめ
この記事の結論は下記の通りです。
- 女性の銀行員の転職が多職種と比べて難しいわけではない。
- 銀行の業務で培った「作業の緻密さ、正確さ」「金融知識、法律知識の豊富さ」「コミュニケーション能力の高さ」は、転職の際に評価されやすい。
- 女性銀行員が経験を生かせるおすすめの転職先業界は、「他銀行」「銀行以外の金融業界」「IT業界」。
- 女性銀行員の転職先でおすすめの職種は、「事務職、アシスタント職」「営業職、コンサルタント」。
- 転職成功のコツは、「なぜ転職したいのかを整理する」「転職の条件を決める」「転職エージェントのサポートを受ける」こと。
銀行からの転職を考えた際は、上記で紹介したポイントをぜひ参考にしてください。
type女性の転職エージェントでは、年間10,000名を超える女性の転職希望者の転職サポートを行っています。キャリアカウンセリングや、あなたのご経験や希望に合わせた求人をご紹介していますので、ぜひお気軽にご相談ください。
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