保険営業の仕事とは?やりがいや資格、キャリアパスなど解説insurance_sales

更新日:2024.02.05

保険営業の仕事とは?やりがいや資格、キャリアパスなど解説

更新日:2024.02.05

先の見えない現代社会において、保険のニーズは年々高まっています。保険という実体のない商品を販売する仕事だからこそ、顧客に安心感を与えることができる人材が求められています。そのため、保険営業は女性が活躍する機会が多い職種です。ここでは、保険営業という仕事の魅力や注意点について詳しく解説していきます。

監修者:石井 祐太朗
監修キャリアアドバイザー
住宅メーカーで戸建事業部、リフォーム事業部にて個人、法人相手の営業を経験。様々な業界の知見を深めることができること、前職より多くの方の人生の転機に立会いサポートできることに魅力を感じ、type転職エージェントのキャリアアドバイザーへ転身。転職希望者の側に立ち、未来を見据えたご支援を続けている。

保険営業の主な仕事内容

保険営業の主な仕事内容

保険営業は、顧客に対して保険商品を提案し、契約の手続きを行う仕事です。顧客のライフプランや生活の不安などのニーズや課題をヒアリングし、自分の担当する商品から最適な保険プランを提案して成約を目指します。顧客の人生設計に大きく関わる保険商品のため、顧客とコミュニケーションをとりつつ信頼関係を築き、契約を結ぶことが重要です。

扱う商品は保険会社によって異なります。生命保険会社では第一分野(終身保険、養老保険、定期保険、個人年金保険など)を、損害保険会社では第二分野(自動車保険、火災保険、地震保険など)を取り扱います。第三分野(医療保険、がん保険、介護保険など)に関しては、生命保険会社と損害保険会社の両方で取り扱う商品となります。

また、働く場所が「保険会社」か「保険代理店」かによっても、扱う商品や働き方が異なります。保険会社では自社の保険商品を販売します。テレアポなどによる潜在顧客へのアプローチや、企業を訪問しオフィスの一区画を借りて社員へ提案するなどといった、「アウトバウンドセールス」が中心になります。

保険代理店の場合は、自社が契約している複数の保険会社の商品を取り扱います。営業は店舗に配属され、窓口を訪れたお客様や電話・メールでの問い合わせに対して提案を行います。こちらは顧客からのアプローチに対応する「インバウンドセールス」が中心となります。

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保険営業の仕事のやりがい・厳しさ

保険営業の仕事のやりがい・厳しさ

やりがい①お客様の一生に寄り添える

結婚、出産、マイホーム購入、お子様の入学・進学など、家族の節目となるライフイベントに関わることができることも、保険営業ならではのやりがいです。顧客に寄り添い、安心して過ごせるよう、一人一人に合った提案をすることで、人の役に立つことができる仕事です。

やりがい②金融や保険、資産運用などの知識が身につく

仕事を通じて、お金や保険に関する知識を得られることも、大きなメリットとなります。自分自身のライフプランを築く上でも必ず役立つでしょう。

やりがい③成果がきちんと評価される

成果主義に基づく評価制度を整備している会社が多く、個人の成果が報酬や昇進・昇格に直結しやすいのが特徴です。自分が頑張った分だけ評価されるため、やりがいを感じる機会も多いでしょう。労働時間の長さで成果を測るわけではないため、企業によっては時短勤務なども可能となります。女性が活躍する職場も多いので、育児との両立を考えている方にもおすすめです。

厳しさ①お客様の病気・逝去

顧客の人生に長く関わるからこそ、ご本人が病気になったり、亡くなったりする場面に遭遇することもあります。顧客や、そのご家族と密な関係を築けている営業ほど、つらい思いをするかもしれません。

厳しさ②目標に対するプレッシャー

多くの場合、営業には数値目標が設定されています。その達成に向けて行動し、成果を上げ続けなければならないという重圧を感じる方も少なくありません。

保険営業に求められる経験・スキル

保険営業に求められる経験・スキル

経験・スキル

保険営業にはさまざまな能力が求められますが、特に必要となるのが「ヒアリング力」と「提案力」です。最適な保険を提案するためには、顧客に将来のライフプランや、今の生活での不安など、人に言いにくいことを話してもらう必要があります。そのためには、相手に向き合い丁寧なコミュニケーションを行うことが必要です。顧客の問題やニーズをヒアリングする力はもちろん、ヒアリングした内容を整理し、最適な保険商品を提案する力が求められます。

営業として数値目標を達成することも重要です。そのためには、目標となるゴールから逆算して、「今日・今週・今月は何をすべきか」を計画できる力が求められます。「今月はあとどのくらい受注が必要で、そのためにアポはあと何件とらなければならない」など、具体的に計算して行動する力が必要となります。

資格

ファイナンシャルプランナー(FP)があると良いでしょう。資格があれば、資産運用について専門的な知識があることを証明できるため、アドバイスにも説得力が増します。保険の知識については、入社後に研修や業務を通して身につけていくので、必須ではありません。

保険営業のキャリアパス

保険営業のキャリアパス

保険営業として働く場合、具体的にどんなキャリアパスが考えられるでしょうか。代表的なのが、営業のスペシャリストとして第一線で活躍し続けるパターンです。保険営業の業務を通して、あらゆる営業の場で活躍できるスキルを培うことができるため、さらなるキャリアアップが狙えます。

また、実績を残すことでリーダー、管理職へと昇進し、マネジメント職を目指すキャリアパスも考えられます。代理店営業の場合は支店長、エリアマネージャーとキャリアアップしていくことになります。

未経験から保険営業になるには

未経験から保険営業になるには

保険営業は未経験可の募集も多く、他の業界・職種からもキャリアチェンジしやすい職業です。未経験の方でも、保険に関する資格を取得していたり、専門知識を勉強している場合には、応募書類や面接でアピールすると良いでしょう。自己研鑽の成果をきちんと伝えることで、経験がなくても保険営業という仕事への意欲を示すことができます。

同様に、面接では保険営業で活かせる自分の強みやスキルをアピールしてください。例えば、これまでどのように実績を出したのか、そのために工夫したこと、なぜ工夫しようと思ったのかなどを具体的に話すと、面接官もあなたが活躍する姿をイメージしやすくなります。そのためにも、事前に自分のスキルやこれまでの経験を整理しておくと良いでしょう。また、企業のHPや応募要件に目を通し、仕事内容や求める人物像、活かせるスキルなどを調べておくことも重要です。

また、未経験での転職で重要になるのが、志望動機です。なぜこの業界や職種、企業を選んだのかは、必ず質問される項目です。自分の転職理由や志望動機を掘り下げて、きちんと答えられるように準備しておきましょう。

関連記事:女性にとって営業の仕事はきつい? 実は未経験でも働きやすい理由を解説!

まとめ

保険営業は、お客様の人生に寄り添った提案ができ、成果がきちんと評価をされるやりがいのある仕事といえます。やりがいを持って働きたい方や、専門知識を身に着けたいとお考えの方はぜひ一度検討してみてください。

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