転職のプロが解説!ワーママエンジニアのキャリアアップ方法|転職事例付

更新日:2023.1.13

ワーママエンジニアのキャリアアップ方法|転職成功のポイントも解説

更新日:2023.1.13

仕事と育児を両立中の女性エンジニアでも、「バリバリ働いてキャリアアップしたい!」と考える人はたくさんいます。しかし一方で、働く時間に制約のある女性が活躍できる制度や環境が整っていない会社もまだまだ多いのが現状です。

現職で希望のキャリアが叶わないのであれば、柔軟な働き方とキャリアアップを同時に実現できる会社へ転職を目指す選択肢もあります。ただし育児中の女性エンジニアが転職活動をする際は、気を付けるべき点がいくつかあります。

そこで本記事では、転職に成功するためのポイントについて、自身もワーキングマザーであるキャリアアドバイザーが解説します。

監修者:浅見 遥香
監修キャリアアドバイザー
前職ではIT・OA業界での法人営業職を経験、より介在価値の高い仕事がしたいと思い、type転職エージェントのキャリアアドバイザーへ転身。前職の経験を生かしIT領域での転職支援を行っている。

「もっと仕事を頑張りたい」と思ったら転職も視野に

「もっと仕事を頑張りたい」と思ったら転職も視野に

育休から復帰してしばらく経つと、育児と仕事との両立にも慣れて「もっと仕事に力を入れたい」と考えるワーキングマザーの方は少なくありません。「手応えのある仕事にチャレンジしたい」「より責任ある役割を担いたい」といった前向きなモチベーションが湧いてくる人も多いでしょう。私もキャリアアドバイザーの仕事と子育てを両立中なので、その気持ちはよく分かります。

とはいえ、保育園への送り迎えがあったり、子どもが急に熱を出して早退しなければいけなくなったりと、子どもが小さいうちはどうしても時間的な制約があるため、育児中の女性エンジニアがキャリアアップするのは難しい会社も多いようです。会社としては社員が育児と仕事を両立しやすいようにとの配慮のつもりで、育休復帰後の女性に負担の少ない業務や補助的な役割を担当させるのですが、本人は仕事にやりがいが感じられず、スキルアップや昇進・昇格も望めない状況に陥ってしまいます。これがいわゆる「マミートラック」と呼ばれる状態です。

ただし近年は、こうした女性特有の問題に対する理解が進んだことや、リモートワークの浸透を背景に、女性エンジニアがより柔軟な働き方を実現しながら、同時にキャリアアップも目指せる環境を整備する会社が増えつつあります。現職の会社ではどうしても状況を改善するのが難しいのであれば、ワーキングマザーでもやりがいを持って働ける会社への転職を検討してみるのもいいでしょう。

実際に『type転職エージェント』でも、育児中の女性エンジニアが相談に来られるケースは増えています。
「現在の職場は残業も少なく、仕事と育児の両立について周囲の理解も得られている。でも復職して数年経つのに、いまだに単調な業務やサポート的な仕事しか任せてもらえない。将来のキャリアを考えると、本当にこのままでいいのだろうか」といった漠然とした不安から、転職を考え始める人が多いようです。

一方で、子育てをしながら新しい環境にチャレンジするのはハードルが高いと感じる女性も多く、「現職でのキャリアに不安はあるが、転職するのも不安がある」といったジレンマを抱えていることもよくあります。

まずは「今の不安や不満は現職で改善できないのか」を考えてみる

まずは「今の不安や不満は現職で改善できないのか」を考えてみる

職場を変えることが自分のキャリアにとってプラスになるのか確信が持てないまま、なんとなく転職活動を始めても、結局うまくいきません。よって転職を検討するなら、まずは「現在抱えている不安や不満は、今の会社では本当に改善できないのか」をしっかり考えてみることが必要です。

もし周囲がワーキングマザーに配慮し過ぎているだけなら、自分から「運用・保守ではなく、開発案件を担当したい」「育休前のように後輩を指導する役割を任せて欲しい」など、仕事への意欲や要望をはっきりと会社や上司に伝えることで状況が改善される可能性があります。あるいは時間に制約があっても、効率的に仕事をこなして他の人より高い生産性を上げていることを数字や事例でアピールすれば、希望するプロジェクトにアサインされるチャンスが出てくるかもしれません。

現在の状況を変えるためにどんな努力や工夫ができるのか、それを実際に試みたことがあるのかを、一度きちんと整理してみましょう。その上で、「今の職場には個人の努力や工夫では変えられない構造的な問題があり、このままでは自分の希望は叶わない」と確認できれば、「自分が思い描くキャリアを実現するために転職しよう!」と前向きな気持ちで転職活動に臨めます。

選考ではあくまでエンジニアとしての強みをアピールする

選考ではあくまでエンジニアとしての強みをアピールする

どんな業界や企業でも、中途採用の選考では「即戦力であること」が求められます。入社後の働き方がフルタイムか時短勤務か、子どもがいるかどうかに関わらず、「自分が入社したら、会社や組織に対してどのような貢献ができるか」を具体的に伝えなければいけません。

よって採用選考では、ワーキングマザーであることはあまり意識せず、一人のエンジニアとしての強みをアピールするといいでしょう。そのためには事前準備として「キャリアの棚卸し」を行うことをお勧めします。

これまでに経験した業務内容やプロジェクトを振り返り、どのような成果や実績を上げてきたかを整理すれば、自分の強みや得意分野が明らかになります。
経験したプロジェクトの規模や内容、その中で担った役割、開発環境や使用した技術・言語などを書き出して、「自分は○○の技術領域に強みがある」「コミュニケーション力を発揮してメンバーや関係者と調整するのが得意」などと自信を持って言えるものを見つけましょう。

書類選考や面接で強みをアピールする際は、具体的な数字やエピソードと共に伝えると説得力が増します。

また、復職後しばらくは補助的な仕事しか任せてもらえなかった場合は、産休育休に入る前の実績をアピールしていただいても問題ありません。職務経歴の中で、トータルの経験が長い業務での実績であれば、多少のブランクがあってもアピールにつながるため、何年前というのは特別意識する必要はなく、応募する職種に対して、自分の強みやマッチしている経験をしっかりアピールすることを優先しましょう。

ワーママでもキャリアアップできる会社の条件とは?

ワーママでもキャリアアップできる会社の条件とは?

転職活動を行っていく中で、以下のような内容を確認しましょう。それにより企業の具体的なイメージができ、育児と仕事の両立が実現できる企業かどうかの判断がしやすくなるだけでなく、入社後のギャップを低減させることが可能です。

■数値的な部分
・職場の女性比率
・女性管理職の割合
・産休育休の実績、復帰率

■配属先の部署ではどのような働き方をしているか
・実際の残業時間
・フレックスの有無。有の場合、実際どの程度活用されているか
・実際に、お子様がいらっしゃる方はどの程度いるのか、その方たちはどういった働き方をされているのか、具体的な事例
・職場の雰囲気や体制

可能であれば、入社承諾前に、現場の方(お子様がいらっしゃる女性社員など)と面談を設定し、直接お話が聞けるとより企業のイメージが湧きやすくなるでしょう。

アドバイザーへ依頼していただければ、そういった面談を企業へ打診することも可能です。
アドバイザーとしても、可能な限り正確な情報を集め、候補者様の不安要素をクリアにしたいと思っているので、企業の何に対して不安を感じていて、どういった情報が欲しいのか、細かなことでも遠慮せずに相談していただけますと幸いです。

【転職事例】35歳、大手メーカー系SI に在籍

1.前職:大手メーカー系SI

⾒積・予算・進捗・品質管理やレビューを担当する傍ら、バックエンド開発やフロントエンドWebアプリケーションの⼀部の開発を担当。

2.転職理由:ワークライフバランスの改善

職場のメンバーは技術に明るくない人が多く、自身に業務が偏るため、負荷が高く、子供が寝たあと深夜まで仕事をする日も多い。上司に相談するも改善されない状況。

3.希望:残業が少なく、スキルアップできる環境

勤務環境を改善しつつ、最新の技術に触れられる環境で引き続きスキルを高めていきたい。

4.内定:大手ユーザー系SI

働く環境:所定労働時間7時間、リモート可能、残業平均20時間年収も30万円ほどUPしてご入社されています。

まとめ

育児中の女性エンジニアが活躍できる企業は着実に増えています。技術者としてのスキルと成果を出すことへの意欲があれば、転職によってキャリアアップが可能な環境を手に入れることもできるでしょう。

とはいえ、「自分の経験やスキルで本当に転職できるのか」「そもそも本当に転職すべきなのか」などと迷っている人も多いかもしれません。その場合は、転職のプロであるキャリアアドバイザーに相談するのも一つの方法です。

エンジニアやワーキングマザーの転職について不安や悩みがある人は、ぜひ『type転職エージェント』までお問い合わせください。

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