女性コンサルタントとして働くメリットや悩みとは?コンサルタントに転職するためのコツも紹介!

更新日:2024.02.05

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更新日:2024.02.05

昨今、「男性社会」のイメージが強いコンサルティング業界は、女性コンサルタントが増えて、女性の活躍や働きやすい就労環境に変化していることをご存じですか?

コンサルティング業界の成長や女性活躍推進法の施行などを背景に、女性コンサルタントの採用を増やし、キャリアアップ支援やワークライフバランスが取りやすい働き方を進めるなど、各ファームが力を入れています。

本記事では、女性コンサルタントを取り巻く環境やコンサルタントの魅力や悩みなどを解説します。またコンサルタントになるために必要なスキルや知識、転職活動のコツなども紹介しますので、未経験からコンサルタントを目指す女性の方は参考にしてくださいね。

監修者:斉藤 由梨
監修キャリアアドバイザー
【保有資格】国家資格キャリアコンサルタント・米国CCE,Inc.認定GCDF-Japan キャリアカウンセラー
求人媒体の営業職から「type転職エージェント」キャリアアドバイザーへ転身。コンサルタント・PM・SI・ベンダーと幅広い領域でのIT業界従事者の転職サポートを行い、 現在は役職経験者の方や組織のリーダークラスを中心に多くの転職者を中心に転職を支援している。

女性コンサルタントを取り巻く現状

コンサル女性のイメージ

コンサルティング業界の市場規模や男女比の変化、コンサルティングファームの女性管理職比率など、さまざまな視点で女性コンサルタントを取り巻く環境について紹介します。

コンサルティング業界の市場規模

IDC Japanがまとめた「国内コンサルティングサービス市場予測」によると、2021年の国内ビジネスコンサルティング市場は5,724億円になったとみられ、2026年に8,732億円になると予測しています。

企業のDX推進や社会課題解決に向けた案件の増加などが背景にあり、今後もコンサルティング業界は成長していくと考えられています。

東大・京大の学生に人気のコンサルタント

ダイヤモンドオンラインの東大生・京大生が選ぶ、就職注目企業ランキング2023【ベスト20・完全版】の記事によると、東大生が選ぶ就職注目企業10位のうち半数以上がコンサルティングファームでした。東大生と京大生共に1位にランクインしたのはアクセンチュア、2位は野村総合研究所とコンサルティングファームが注目されていることがわかります。

若手のうちから成長機会に恵まれる点や、汎用性の高いスキルが身に付けられること、さらに高収入を期待できる点などが学生たちにとって魅力のようです。

コンサルタントの男女比率の変化

type女性の転職エージェント』の登録者における、コンサルタント経験者の男女比率を調査しました。2017年時点ではコンサルタントの女性比率は16.0%でしたが、2022年時点では29.7%と13.7ポイント増加しています。

女性コンサルタント増加の背景に、女性活躍推進法があります。2016年(平成28年)4月1日に施行され、2019年5月に法改正が成立しました。この法律により、企業は女性の活躍を具体的にどのように推進しているのか、またその結果としてどのような成果が上がっているのかを公表することが求められています。

具体的には、採用者に占める女性比率、勤続年数の男女差、労働時間の状況、管理職に占める女性比率といった項目が公開されています。

コンサルティングファーム各社のデータを見てみましょう。

コンサルティングファームの女性活躍推進の取り組み

アクセンチュア

アクセンチュアの採用情報で公開している情報によると、2023年6月時点の全社員に占める女性社員の比率は37.7%、全管理職に占める女性管理職の比率は20.6%、女性社員の育休取得率は100%でした。

女性社員のキャリア支援制度や出産・育児支援制度など独自の取り組みにも力を入れているようです。

出典:女性が活躍する職場|採用情報 | アクセンチュア

野村総合研究所

野村総合研究所の公開しているデータによると、女性社員数は、2008年540名から現在1,148名と2.1倍になり、女性管理職数は2008年48名から現在218名と4.5倍に増えています。女性の育児休業取得率は100%でした。

子育てしながら働きやすい環境を整備しており、時短勤務を選択できたりや事業所内保育所の利用できたり、出産や育児に関する支援制度が用意されています。

出典:NRIで働く女性たちの軌跡 | 採用情報 | 野村総合研究所(NRI)

アビームコンサルティング

「数字で見るアビームのGender Equity」によると、2023年3月時点の全社員における女性比率は28.5%、管理職における女性比率は15.3%でした。

女性社員のキャリア形成の支援やライフステージに合わせた働き方が選択できる制度の導入など、あらゆる社員が働きやすい環境作りを進めています。

出典:Gender | アビームコンサルティング

このように多くのコンサルティングファームで女性の採用や管理職登用を増やし、働き方改善や制度導入などを進めていることも、女性のコンサルタントが増えている一つの要因です。また、女性だけではなく男性の育休取得率を上げるように取り組んでいる企業も多くあり、すべての社員が働きやすい環境を整えています。

女性コンサルタントとして働くメリット

女性コンサルタントとして働くメリット

コンサルティング業界の市場の拡大や女性コンサルタントが増えていることを説明しました。では、コンサルタントの仕事の魅力を女性目線で詳しくみていきましょう。

働き方の自由度が高い

コンサルタントは多くの場合、プロジェクトベースでの仕事が中心となるため、固定の勤務時間や場所に縛られることが少ないです。フレックス制度やリモートワークなどを導入している企業が多く、勤務時間や働く場所を自分の働き方に合わせて選択できます。このような柔軟性は、キャリアとプライベートの両立を求める女性にとって、非常に魅力的な働き方と言えるでしょう。

育休制度など福利厚生が整っている

前項でも紹介した通り、女性活躍推進の取り組みに力を入れている企業が多く、育休制度やリモートワーク、フレックスタイム制など、柔軟な働き方がしやすい福利厚生が整っています

優秀な人材に長く活躍してもらうために、産休、育休で退職せずに働けるようにしています。外資系コンサルは社内制度もグローバル基準なので、日本より男女平等女性活躍が進んでる国のルールが基準になってることが多いことも、制度が整っている背景にあります。

女性が長く働ける環境や制度を整えていると国に認められた企業に与えられる認定マークの「くるみん」を取得しているコンサルティングファームも多いです。また女性の活躍推進法に基づいて、女性の活躍を積極的に推進している企業や団体に対して、日本の厚生労働大臣が認定するマークの「えるぼし」の取得をしているコンサルティングファームもあります。

関連記事:くるみんとは? 子育てと仕事を両立しやすい会社を見つける目印!

男女平等に実力で評価される

多くのコンサルティングファームでは、公平な評価システムを導入しており、実力や成果に基づいて評価や昇進が行われます。コンサルティング業界が実力主義なのは、クライアントから厳しい目で成果を見られる業界だからです。そのため男女ともに実力で評価されます。

コンサルタントの仕事は、専門的な知識やスキル、経験をもとにクライアントの課題解決をサポートする役割を果たします。そのため、提供するアドバイスやソリューションの質によって評価され、性別よりも実績や能力が重視されます

またコンサルタントは、特定の分野や業界の専門家としての知識や経験が求められるため、その能力や知識が評価の中心となります。性別による実力の違いはなく、あくまで知識やスキル、実績が評価される業界なのが、女性コンサルタントにとっても魅力の一つになっています。

女性コンサルタントが抱えやすい悩み

女性コンサルタントが抱えやすい悩み

女性にとってコンサルタントの仕事が魅力的であることがわかりました。では、女性コンサルタントはどのような悩みを抱いているのでしょうか。

ワークライフバランス

コンサルタントの仕事は、長時間労働や出張などハードワークを求められるシーンも多いです。このため、家庭やプライベートとのバランスを取るのが難しいと感じる女性が多いです。特に子育て中の女性コンサルタントは、子どもの世話や家事との両立に悩むことがあります。

地道で骨の折れる作業が多い

クライアントの課題解決のためには、大量のデータを収集し、それを分析する作業が必要です。市場のデータ、業界のトレンド、競合情報など、多岐にわたる情報を精査し、それを基に戦略を策定するための分析を行う必要があります。さらに提案書や報告書の作成は、非常に詳細を要求される作業です。具体的なデータや分析結果をもとに、クライアントにわかりやすく伝えるための資料を作成することは、時間と労力を要する作業となります。

華やかなイメージがあるコンサルタントですが、これらの地道で骨の折れる作業をしっかりとこなすことが、コンサルタントの仕事の質を保つ上で非常に重要となります。

常に最新の知識を維持する必要がある

コンサルタントの仕事で成果を上げるためには、業界のトレンドや技術の進化に常にキャッチアップする必要があり、これには継続的な学習やリサーチが必要です。家庭と仕事の両立に加えて、セミナーや研修、自己学習など、多くの時間と労力を投資する必要があり、負担に感じてしまう人もいます

コンサルタントの平均年収はいくら?

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厚生労働省の「令和4年賃金構造基本統計調査」によると、コンサルタントを含む「その他の経営・金融・保険専門職業従事者」の年収は780.8万円です。男女別の年収は、男性は851.5万円、女性は603.7万円です。

type女性の転職エージェントに掲載している求人の、コンサルタント・リサーチャー・士業の平均年収金額は、約540万円(2023/8/22時点)です。

女性コンサルタントになるには?

女性コンサルタントのイメージ

コンサルタントになりたいと思った時に、必要なスキルや知識、面接でのコツを紹介します。

コンサルタントになるには、課題解決したい領域の業務経験が必要です。例えば、ITコンサルタントならITの知識や経験、経営コンサルタントなら経営に関する知識や経営企画などの経験が求められます。

データや情報を効果的に分析し、問題点や改善点を明確にする分析スキルや、報告書や提案資料の作成やプレゼンテーション能力なども必要になります。チームで仕事を進めていくので、チームメンバーとの円滑なコミュニケーションをとる能力も求められるでしょう。

選考では、「経営や事業の俯瞰的な視点があるか」「課題解決志向があるか」「顧客志向があるか」などが見られています。職務経歴書や面接を通じて、これらポイントを具体的な経験や実績をもとに伝えることが重要です。

また未経験の転職の場合、「なぜコンサルタントなのか」を必ず聞かれます。コンサルタントになりたい動機を整理し、面接で説得力と熱意を持って伝えましょう。

まとめ

女性コンサルタントが増えている背景、企業の女性活躍推進の取り組み、女性コンサルタントとして働く魅力や悩みなど、幅広く解説しました。コンサルタントの仕事について、理解を深めることはできたでしょうか。男性社会と言われていたコンサルティング業界で働く女性にとって、働きやすい環境が整ってきています。これからコンサルタントを目指す女性の方は、この記事を転職活動の参考にしてみてくださいね。

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