この記事のまとめ
- 転職回数が多い女性に対して、「何か問題があったのか」「飽きっぽいのだろうか」などのネガティブな印象や、「採用してもまた転職するのではないか?」という懸念を抱いています。
- 転職回数が多く、それぞれの業務の経験年数が短いと、「うちで活躍できるスキルが身についているのか」が判断できず、選考を通すことができないのです。
- 転職の理由や企業で身に着けたスキルを説明できれば、マイナス評価にならない場合もあります。
転職回数が多いと企業はネガティブな印象を持つことがあります。本記事では、転職が多くても好印象に繋げるためのコツや印象が悪くならない職務経歴書の書き方を紹介します。
転職回数が多い女性が印象を落とさずに、職務経歴書を書く方法は以下の3つです。
・キャリア形式で書く
・逆編年体形式で書く
・履歴書で退職理由を書く
職務経歴書は書き方やアピールの仕方で印象が大きく変化します。書類選考の通過率を上げるために、職務経歴書の書き方をマスターして、転職に臨みましょう。
転職が多い女性に対して企業が持つ印象とは?
冒頭で「ネガティブな印象」とお伝えしましたが、なぜ転職回数が多いと印象が悪くなるのでしょうか。具体的に企業側がどのように考えているのかを解説します。
また転職するのではないかと思われる
転職回数が多い女性に対して、「何か問題があったのか」「飽きっぽいのだろうか」などのネガティブな印象や、「採用してもまた転職するのではないか?」という懸念を抱いています。
ただし、転職回数が多くても企業の懸念になりにくいケースもあります。それは、家庭の事情、例えば結婚や出産、ご家族の転勤の場合です。
企業は、長く活躍してくれる人を採用したいと考えています。そのため、「長く働いてくれそうかどうか」を転職回数とその理由から判断しようとしています。
得意分野やどんなスキルがあるか分かりにくい
企業は、即戦力となる年齢に見合ったキャリアやスキルがある人材を求めています。スキルや経験があるかどうかを判断するための材料の一つに「経験年数」があります。そのため、転職回数が多く、それぞれの業務の経験年数が短いと、「うちで活躍できるスキルが身についているのか」が判断できず、選考を通すことができないのです。
また、転職回数が多いとスキルや知識以前に、人間関係やコミュニケーション能力の面でも不安に思われてしまいます。転職回数が多い方は、上記のような印象を企業に持たれる可能性があることを覚えておきましょう。
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「転職回数が多い」とは何回からなのか
転職回数の多さは、年齢ごとに変わっていきます。女性で転職回数が多いといわれる回数は、以下を目安にしてみてください。目安よりも多い方は、転職回数が多い懸念を払しょくできるような工夫をして、応募書類や面接に臨んだ方がよいでしょう。
しかし、それぞれの企業の在籍期間が長ければ、さまざまな業務経験を積んでいると判断される可能性があります。また、転職の理由や企業で身に着けたスキルを説明できれば、マイナス評価にならない場合もあります。
関連記事:20代女性の平均転職回数は?転職2回は多い?転職成功のコツを紹介
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転職回数が多くても書類通過する書き方のコツ
一般的な職務経歴書は編年体形式といって、新卒時の業務内容から時系列順に書く形式ですが、転職回数が多い場合、この形式には注意が必要です。なぜなら、社数が多いため書類自体が長くなったり、内容が複雑でアピールしたい部分が見づらくなったりして、書類選考に通らない可能性が高くなってしまうからです。
本章では、転職回数が多い人でもきれいに見えて、書類通過率を上げられる書き方を3つご紹介します。
- キャリア形式で書く
- 逆編年体形式で書く
- 履歴書で退職理由を書く
また、下記の記事では、職種ごとに職務経歴書のフォーマットを紹介しています。職種ごとにポイントが異なりますので、本記事と合わせてぜひ参考にしてください。
関連記事:職務経歴書の書き方(職種別)と提出方法
キャリア形式で書く
キャリア形式とは、これまでの職歴を職務内容別に書き換えた形式のことです。見出しが入社日ではなく業務内容を記載します。
キャリア形式で書くメリットは、主に以下の2つです。
- 職務内容別にまとめるため、転職回数が目立たない
- 専門的なスキルを項目別で書ける
転職回数が多い方や専門的なスキルを持っている方は、キャリア形式で職務経歴書を書いてみましょう。
逆編年体形式で書く
逆編年体形式は、最近まで勤めていた企業の経歴を先に書いていくフォーマットのことをいいます。一般的な、編年体形式とは違い新しい実績や経験が最初に来るため、強調したい部分が分かりやすくなります。
逆編年体形式で記入するメリットは、以下の2つです。
- 直近の職場の実績をアピールできる
- 時系列が分かりやすい
直近の職場での在籍期間が長い場合や、アピールしたいスキルや実績がある場合は、逆編年体形式を使いましょう。
履歴書で退職理由を書く
一般的には履歴書には退職理由は書きません。しかし、履歴書のフォーマットを崩さない程度に一言退職理由を記入しておくと、企業側に退職した理由をきちんと伝えられるため、悪い印象を持たれづらくなります。退職理由を記載する場合は、退職理由は企業が納得できるものを記載しましょう。
上記が、納得できる理由の代表的な例です。「人間関係がうまくいかなかった」という退職理由は、悪い印象を持たれる可能性があるため、記載しないようにしましょう。
関連記事:履歴書の書き方・提出方法【ダウンロードフォーマット付】
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転職が多い女性でも採用される職務経歴書の特徴3選
前章で紹介した職務経歴書の書き方を踏まえて、転職が多い女性でも採用される職務経歴書の内容の特徴を紹介します。今回紹介する特徴は下記の3つです。
- 転職した企業の掛け合わせを強みにしている
- 実績や成果がはっきりしている
- 転職によってキャリアアップしていることがわかる
書類通過率を上げる職務経歴書を書けるようになりたい方はぜひ参考にしてください。
転職した企業の掛け合わせを強みにしている
転職してきた企業のジャンルや分野が違うのであれば、各企業で学んだスキル同士を掛け合わせた強みを作りましょう。例えば、「英語が得意」や「ITシステムに強い」など、1つのスキルを持っている方は多いため、なかなか差別化できません。ですが、「英語×ITシステム」のように2つのスキルを掛け合わせた強みは独自性が高く、差別化ができます。
自分の持っているスキルが多ければ多いほどライバルが少ないため、希少性も上がります。転職した企業で得られたスキルが2つ以上あれば、そのスキルを掛け合わせて強みにしていきましょう。
しかし、前提として掛け合わせて強みとしたスキルが応募先で求められていないと意味がありません。応募先の企業分析をしっかり行って、自分が持っているスキルで活かせるのはどれかを把握しておくのが重要です。
実績や成果がはっきりしている
転職回数が多くても、職務経歴書に実績や成果がはっきりと書かれていると、優秀な人材として採用される場合があります。実績や成果は、数字を使ったり具体的な体験を記入したりすると効果的です。
注意点として、実績や成果を記入する場合は、応募先の企業に合ったものを選ばなければなりません。応募先の企業が全く求めていないスキルや知識を実績で提示しても効果は薄いでしょう。
しかし、企業側が求めているスキルや知識を示す実績があるならば、即採用も考えられます。実績や成果は、転職活動において大きな武器のため、ぜひ利用していきましょう。
また、事務職など実績や成果があいまいになりやすい職種は、それぞれの会社で何を身に付けたかに置き換えましょう。実績や成果以外でもスキルや知識の有無を判断できるため、積極的にアピールしてください。
転職によってキャリアアップしていることが分かる
職務経歴書でキャリアアップのための転職だと分かると、成長している人材と判断されることが多いです。キャリアアップとは、「より高い能力を身につけて、経歴を高めること」です。例を挙げると、転職をして年収が上がっていたり、マネジメントに携わる、昇進するなどが挙げられます。
上記のように成長している人材は即戦力になる可能性が高いため、企業は採用したいと考えます。キャリアアップしていることが分かるように職務経歴書を整えて、転職活動を有利に進めましょう。
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転職が多い女性の職務経歴書に関するよくある質問
職務経歴は省略してもいい?
職務経歴を省略すると、経歴詐称になってしまうため、絶対にやめましょう。たとえ、1ヶ月しか勤務していなかったとしても職務経歴になります。
経歴を詐称した事実が発覚した際に、内定の取り消しや解雇される可能性があり、自分自身のキャリアに傷を付けてしまいます。
経歴詐称として罪に問われないためにも、自分の経歴は省略せずにしっかり記入しましょう。
パートも職務経歴書に記載する?
パート・アルバイトについては、職務経歴書に記載する必要はありません。一般的に職務経歴書は、正社員、派遣社員、契約社員としての就業を記載するものです。しかし、応募先に活かせる経験やアピールポイントがある場合は、パート・アルバイトでも記載した方がよいでしょう。
またパート・アルバイトの職歴を挟んでいる場合、それを省略すると、何もしていない期間ができてしまい、マイナスな印象につながる可能性があります。パート・アルバイトの職歴が多い方は、マイナスな印象を与えないために、職務経歴書に記入しておくとよいでしょう。
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まとめ
本記事では、転職が多くても好印象に繋げるためのコツや印象が悪くならない職務経歴書の書き方をご紹介しました。職務経歴書は、書き方によって大きく印象が異なります。特に転職回数が多い方は、「キャリア形式」や「逆編年体形式」を使用すると、見やすい職務経歴書が作れるでしょう。
また、転職で得たスキルを記入すると企業からの印象が変わります。企業にとってスキルを有している人材を採用することは、即戦力の確保や育てるコストがかからないため、採用したいと考える傾向が強いからです。
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